2012年02月07日

個人指導の学習塾「明光義塾」について

個人指導の学習塾「明光義塾」が、フランチャイズと言うことで、少し興味を示した。
http://www.meikogijuku.jp/

塾の経営は、少子化にも関わらず、比較的成長している分野として伺える。
また、低年齢就学児童の教育、個人指導、拠点が全国ローカルの集まりである、と言う部分では、音楽教室と共通点があるように直感を抱いた。

仮説を立てた:
「フランチャイズできれば、そのノウハウやブランドを"売り"にできるビジネスがあるのではないか?」と。

●音楽教室は個人指導。自社の持ち味は、能力の高い講師陣の個人指導が中心。
 (対してヤマハは、グループレッスンによる収益率アップを狙っているが、対象の子供に適しているかは不明。)

●講師のタイムテーブル
 ○午前〜夕方前:
  能力向上のための自己研鑽。(自己練習、師匠へ習う、セミナー/研修への参加)。
  学生の場合は、通学。

 ○夕方〜夜:
  指導指導レッスン。複数人。

 ○週末および毎月定例で:
  コンサート/イベントの参加や実施、講師陣の集まり・打合せ。

●音楽教育・文化振興事業として、社会貢献できる
 効果的に(コンスタントに、手間掛けず、ブランド力で、大きな投資無く)生徒募集ができる
 将来の音楽家、芸術家を目指すステップとしての人材育成ができる
 持続可能な、自宅(個人)ビジネスを支援できる (講師の生徒が、将来に講師になるなど)
 ブランドを知った電子楽器の普及役・宣伝役、および将来の(潜在的に有望な)ロイヤルカスタマーとして


●ノウハウは?
 教材 (楽譜、データ、ダウンロード)
 機器の貸出
 機関紙
 特別価格での楽器購入
 発表会の開催
 コンクールの開催

■視点を変えて・・・
 海外に輸出できないか? 共通のテーマは?
posted by わて at 22:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月03日

「たった1通で人を動かすメールの仕掛け」を読んで

書名 :たった1通で人を動かすメールの仕掛け
著者 :浅野ヨシオ
出版 :青春出版社
発行 :2009.9.5 第1刷
定価 :本体952円+税
ISBN978-4-413-01902-6

7つの仕掛けでメールに罠をかけよ!

■1.メールタイトルの「ずるい仕掛け」

 ・お待ちかねのタイトル・・・ポジティブで明るい雰囲気になるようなタイトル
 ・にっこりタイトル・・・愛嬌たっぷり、遊び心をくすぐるもの
 ・抜き出しタイトル・・・メッセージの内容の書き出しを、タイトルに書き、末尾を「…」いれる
 ・女心をわしづかみタイトル・・・好感度を10倍アップさせる秘策
 ・世界の車窓メール・・・出張先から地名を盛り込んだタイトル

 ・メールの返信は、タイトルを換える


■2.メール文章の「うまい仕掛け」

 ・自分が書きたいように書くのではなく、相手の喜ぶように書く
 ・相手のメリットになりそうなことを書く
 ・愛嬌、カジュアル感を忘れないで書く
 ・「さん」を使った呼びかけ
 ・語尾を言い切ることで、一瞬にして相手の心に響く

 メールの短所
  ・感情を伝えづらい
  ・こちらの伝えたいことをその通りに受け取ってくれているか確認しづらい

 ほめ殺し
  ・共感・尊重 ・・・ 相手の意見をよく聞いて共感してあげる
  ・賞賛    ・・・ ほめる
  ・丁寧    ・・・ あなたの意見を丁寧に伝える

 「○○(相手の行為・モノ)が、××(どのように優れているか)だね」

 1行もしくは1センテンス書いたら、次の行まで3〜10行程度、行間を開けてしまう方法
 「読みやすさ」「インパクト」「思いを伝える」

 超行空きメール・・・行間を60行くらい空けてしまいます

 
■3.自分を印象付ける「さりげない仕掛け」

 あいさつ・会社名・名前の順に書くところからスタートする

 キャッチフレーズ書き出し術

 キラーワードを1行でカギカッコ「」くくり

 今日の出来事メール

 自分を名字で呼びかける「浅野は〜と思います」

 メールに顔写真添付


■4.心の距離を一気に縮める「ゆさぶる仕掛け」

 お礼を言われそうなときにお礼を言うテクニック

 「ほめる」+「質問」するテクニック

 謙遜しないテクニック「ありがとうございます。その言葉は僕にとっての最高の褒め言葉です。」

 「すみません」「ごめんなさい」を使わないテクニック

 お名前三段活用法 「様」→「さま」→「さん」

 ほどほど敬語 (なるべく敬語を使わない)

 突っ込みどころ満載
  @自分と相手の共通点を書く
  A共感要素を書く
  B相手の興味のありそうな情報を書く
  C習慣・日常の出来事を書く
  D感想を書く
  E将来について書く
  F相手に質問を投げかける

 思いやりメール
  @相手の体をいたわる
  A何か役に立てそうなことを提案する
  B相手の行動・状況について肯定してあげる
  C共感し、その気持ちを代弁してあげる
  D応援する
        メールを書くときは、思いっきり相手の求めているキャラクターを「演じる」ことが必要になります

 相談・愚痴メールは受容して聞くだけ
  「どちらでも私は応援しますよ」
  「どちらにしても○○さんのためにはいいことだと思います」

 励ましメール
  相手が言ってもらいたいと望んでいることをコメントしてあげる
   @話題の中心を相手にする
   A否定話法は使わない
   B他者評価で励ます
   C断言する
   D根拠・理由を書く
   E受け止めてあげる

 家族円満メール
  殺し文句は「あなたのおかげ」


■5.人を思い通りに操る「禁断の仕掛け」

 ・全体の表現を過剰気味に書く
 ・言い切る

 受信者の名前に褒め言葉やその人を上げるキャッチフレーズを付ける

 自己開示メール (自分から失敗や、醜態をさらけだす)

 エモーションメール (相手の気持ちを第一に考えてメールの文章を考える)
  @相手が聞いてほしいこと
  A誉めてもらいたいこと
  B励ましてほしいこと
   裏の努力やほかの人が見逃してしまいそうなところを見つけてほめる

 結びの言葉を軽く見てはいけない
  お付き合いをこれっきりにしないようにする言葉を忘れないように


■6.返信・お礼メールの「ニクい仕掛け」

 手書きで伝えたいことを書いて、写真を撮ってメールに添付送信する

 お礼状やはがきと一緒に写っている自分の画像をメール

 「お礼をしたい」と言われた時の、頭のいい対処法
  → 「こうしてほしい!」とはっきり書く
  → 「こちらこそ多くのものをいただいています」
  → お礼を言われるシチュエーションで、逆にお礼を言う

 お礼を断る時の5ステップ
  @出席できない旨の告知
  Aその理由
  B次回に期待する気持ちのコメント
  Cテマヒマ掛かっていることをねぎらい、ほめる
  D異なったテーマ (誘ってくれた人と次回会う予定について書くのがベター)

 贈り主もびっくり! お礼状で好感度200%UP
  いただいたものの写真を撮り、メール添付する

 返信メール、心に届く書き方のセオリー
  @受け取ったメールの内容を分析し、何が書いてあるのかをブロック分けする。
  Aブロック別にコメントを考える。どういえば喜んでもらえるかを考える。
  B話題を膨らませる(表現はオーバーに)。
  C自分のこと・考えは短くまとめて書く。
  D相手をねぎらうコメントを考えて書く。


■7.人脈が面白い広がる「ワザありの仕掛け」

 本田直之「レバレッジ人脈術」(ダイヤモンド社)
  最小の労力で関わった人すべてが最大の成果を生む「人脈術」

  他者紹介メール
   @その人がどんなことをやってきた人なのか
   Aどんないいところ(特徴)があるのか
   Bその人と付き合うとお互いどんなメリットがあるか

 著作とのツーショット画像大作戦
  ・本を読んだ感想
  ・講演の感想
  ・自己紹介

 100名以上の著者さんと交流しているが、流れは
  @名刺を受け取る
  Aメールを送る
  B返信メールをもらったらまた返信する
  C間髪入れずにその著者のセミナー・講演に参加
  Dメールを送る

 オオモノを口説くメールテク その1 → 3つ具体的にほめる

 オオモノを口説くメールテク その2 → ビジネス面ではなくプライベート面について書いてあることを徹底的に探す

 オオモノを口説くメールテク その3 → 時間プレゼントメール
  集客に費やす「時間」をプレゼント
  懇親会の幹事を引き受ける
  
 オオモノを口説くメールテク その4 → フィードバックメール術
  教えていただいたことを実践した後、その結果を報告(フィードバック)するメールを出す
  特に、セミナー講師には「成功事例」を出すのが最高!

 手料理メール
  自分が作った手料理画像をメールに添付して送信

 「お茶&お菓子メール」お茶・お菓子を、メッセージを書いた紙と一緒に撮影しメールに添付する

 「ワン・ニャン」メールで好印象をゲット

 甘いものを差し入れする代わりに
  スイーツの画像を添付


■エピローグ
 メールは、人生を動かすツールです

 メールに限らず、人と人とのコミュニケーションというか、人間関係がうまくいくためのエッセンスでもある
 人とのコミュニケーションをとるのが苦手な人や、忙しくて人づきあいがつい疎遠になってしまいがちな人に、ぜひ活用してほしい

 メールは、人を動かしているのではなく、本当はあなたの人生を動かすツール。
 人とのつながりの窓口みたいなもの。
 メールをうまく使って、みんながハッピーになる!
posted by わて at 21:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月30日

「人を動かす文章術」を読んで

書名 :人を動かす「文章術」 〜機能的に情報を伝えるための実践スキル〜
著者 :川辺秀美
出版 :PHPビジネス新書
発行 :2009.9.1
定価 :本体800円(税別)
ISBN978-4-569-77119-9

◆内容紹介 (ブックカバー裏表紙より)
多くのビジネスマンが苦手意識を持つ「書く」コミュニケーション。しかし、ビジネスブログなどの広まりによって、文章を発信する機会はますます増えている。裏を返せば、今こそ文章力を磨き、人よりも一歩先に出るチャンスなのだ。そこで必要なのは「うまく伝わり、実際に人を動かす文章」だ。本書では、そんな文章を「仕事文」と名付け、それが機能するための6つの要素を紹介していく。豊富な実例と練習問題を交え、文章の基礎力が鍛えられる一冊である。

書き手の主人公は誰か  WHO
読み手は誰か      WHOM
何を語っているか    WHAT
どんな方法(特徴)か   HOW
それはいつか      WHEN
どんな文脈があるか   CONTEXT
これさえ使いこなせば、あなたの文章は「人を動かす」!

■第1章

機能的に伝えるための7か条
 @成果を生み出す文章であること
 A愛嬌のある文章であること
 B時に論理的、時に叙情的な文章であること
 C一文の中に読点を2回までしか使わない、短文の文章であること
 D70%のコピーライティングであること
 E評論しない文章であること
 F肯定的な文章であること

文章を書くという行為は、以下のサイクルに集約されます。
 @情報を入れる(読む)
 A振り返る
 B思考を拡大する
 C背景を整理する
 Dキーワードを複数出す
 Eコンセプトを1つに決める
 Fタイトルを決める
 G構成を決める
 H編集する
 I文章を書く

司馬遼太郎さんが仕事文として大変参考になる作家である理由
 @文章がシンプルであること
 A「仕事」をテーマにしていること
 B名文であるが、手の届く文章表現であること
 C情報として機能性があること
 D語彙力が獲得できること


■第2章 文章の背景力を伸ばす

 文脈力 = 背景力



思考拡大にはどのような方法があるか
・文房具・パソコンなどの道具の工夫 → 仕事文を書くための7つ道具
・思考を伸ばす → イメージ保持と逆向きの時間整理
・ひたすら文字を打つ → 100タイトル法
・図を入れながら考える → パワーポイントで鳥瞰図を作る


■第3章 コミュニケーションの基礎力を鍛える
 @速読
 A精読
 B多読
 C分析読書

コミュニケーションの技術の中で最も難しい技術は「聴く」
 @焦点を絞って聴く
 A共感的に聴く (カウンセリング、コーチング)
 B事実に基づいて聴く (コンサルティング、コーチング)

聴き書きトレーニング

考えたコンセプトを話してみる

質問力を鍛える

話し書きトレーニング


■第4章 実践!人を動かす文章を書く

ビジネス文書の型

 基本文 ・・・ 伝達文、メール文
 定型文 ・・・ 挨拶文、お礼状、日報、報告文、依頼文、覚書(契約書)など
 非定型文・・・ 企画書、ビジネスブログなど

メール文
 @署名は、郵便番号、住所、電話、ファックス、携帯電話、会社のHPを入れる
 A1コンセプト 1メッセージにする
 B日時・場所を明確に特定する
 C否定語・批判語は基本的に入れない
 D重要な案件内容は書かない
 E決定事項を明確にする
 F時数は400字以内におさめる

  ※Dメールで伝えられることには限界があります。基本的に文章でしか伝えられませんから、文脈が見えづらいのです。
    ですから、重要度をランク分けして、メールで伝えない事項というものをあらかじめ決定しておく

 ⇒ 「適度に短く1コンセプト。肯定的な表現で、何をいつまでに実行するかが書かれていること」

文章校正の仕方
チェックリスト
 @固有名詞・会社名・氏名にミスはないか?
 Aロジックが破綻していないか?
 100%達成すること

 B誤字・脱字はないか?
 C間違って使っている慣用句などはないか?
 D同じことを何度も繰り返していないか?
 E喩えが間違っていないか?

前向きになれる便利な言葉一覧
<あ>
愛 諦めない 遊ぶ 熱い 篤い 有り難い ありがとう 有る 安心 安全 一緒に 挑む 宇宙 海 運 エコ 縁 美味しい 御陰様 お蔭で 思い 想い

<か>
科学 確実 拡大 風 仮説 勝つ 可能性 感謝 絆 気遣い 気持ち 空気 具体的に 敬意 堅実 光栄 広大 心 心配り 志

<さ>
幸い 軸 持続 慈悲 自由 芯 新鮮 素敵 成功 誠心誠意 世界 0(ゼロ) センス 戦略 空

<た>
大河 大局 太陽 大洋 高い 助け合い 例えば 楽しい 愉しい 探求 緻密 チャレンジ 出会い 透明 富 共に

<な>
波 日本 人情 温もり ねばり

<は>
発見 早い 速い 晴れ 反省 光 一つ 広がり 振り返る 平和 勉強 ポジティブ 褒める 誉める ボランティア 本音

<ま>
前向きに マクロ 真心 ミクロ 未来 みんな 恵み 物語

<や>
優しい 安らぎ 山 やりぬく 融合 豊か 喜び 慶び 悦び 

<ら>
ラッキー 冷静 論理

<わ>
分かち合い 私たち
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2012年01月27日

「ドラえもんの育て方(コーチング)」を読んで

書名 :ドラえもんの「育て方」 〜人生に必要なことは、すべて「ドラえもん」が教えてくれた!〜
著者 :横山泰行
出版 :イーストプレス
発行 :2005.10.25
定価 :本体1200円+税
ISBN4-87257-599-7

■1章 ドラえもんの「ほめる力」
 どんな言葉や行動が、相手を伸ばすのか?

トム・コネラン著、高遠裕子訳「本当の力が目覚める魔法のコーチング」(日経BP社)
 コーチされる人の良いところを伸ばし、強化する五つの原則を列挙している。
 @直後に、その場で褒めて強化する。
 A最高のできばえでなくても、少しでもよくなったら褒めて強化する。
 B個別に褒めて、強化する。
 Cこれまでにない行動をたえず褒めて強化する。
 D優れた習慣は、折に触れて褒めて強化する。

■2章 ドラえもんの「叱る力」
 ”厳しさ”とは”愛情”があるからこそ成り立つもの

本間正人「人を育てる叱りの技術」(ダイヤモンド社)
叱るための基本的な10の心得
 @相手を責めない
 A「一緒に〜しよう」という気持ちで
 B相手の人格を否定しない
 C相手にレッテルを貼らない
 D相手と比較しない
 E相手の成長を認めてあげる姿勢で
 F過去の失敗を蒸し返さない
 G成功イメージが浮かぶような言い方を
 H叱った後は必ずフォローする
 I長いお説教より、短いメッセージ


■3章 ドラえもんの「気付かせ方」
 相手に問題を見つけさせ、解決させるには?

「気づき」とは、自己実現を果たすために不可欠な要素

ローラ・ウィットロース「コーチング・バイブル」(東洋経済新報社)で、
「人は概して、自ら答えを発見したときほど強い意欲を感じ、自ら行動を起こそうとするものだから」と分析している
現代のコーチング理論では、自発的な行動は自分の力を最大限に発揮し、自己実現に向かうという系(つながり)を掲げているのだ。

河北隆子「教師力アップのためのコーチング入門」(明治図書出版)で、
 「気づきを促すアプローチ」=「学習と成長、革新を生み出す行動プロセス」
 「押しつけのアプローチ」 =「要求充足と多少の改善を行う行動プロセス」
そうしたアプローチは、いずれも「選択と決断」、「行動」、「経験と学習」といった三つのプロセスで構成されている。
「自らの意思で選択したために、たとえ壁にぶつかっても、またそこでどうすべきかを考え、行動する力」が備わる。
「命令ではなく質問によって、子供自身に答えを導くように仕向けることが大切です。それこそが真のサポート(支援)に繋がっていきます」

菅原裕子「コーチングの技術」(講談社現代新書)
「人間は習慣の動物です。どんなに『人間はできる存在である』『良い仕事をしたいと望んでいる』と頭で理解しても、これまで身につけてきた考え方とやり方と、異なる振る舞いをするためには、かなり意識して取り組む必要があります。それには『忍耐』と『柔軟性』が欠かせません。」

齋藤孝「質問力」(筑摩書房)
「質問とは相手の状況、相手の興味、関心を推し量り、自分の興味や関心とすり合わせてするものである」と定義し、「質問は思いつくものではなく、練り上げるものと思うのが上達の近道である」と説いている。
「いい質問とは何か?」
@「具体的かつ本質的」な質問
A頭を整理させてくれる質問
B現在と過去が絡まりあう質問

■4章 ドラえもんの「行動させる力」
 何事も、自ら行動しなければ身につかない

「リスクを恐れていては、上司も、部下も、何も実現できない」
上司は、新しいビジネスの挑戦課題に対して、時には部下に、リスクを冒し、新しい態度や行動をとることと要求することがある。さらに、部下の持っている能力や資源をできるだけ有効に駆使することを求めることもある。
部下はコーチングを通して自らの限界にチャレンジし、新たなポテンシャルに気づき、未知への領域へと積極的に船出していくことを期待されている。部下は己の古い殻を破り、新しいやり方で自己の人生やビジネスの試練に立ち向かっていくのである。
リスクを恐れないで、新しい課題に勇気を持って挑む姿勢は、上司のコーチングによって触発され、部下の成長を促すのみならず、部下の人生にも目に見える形で成果を生み出すものであろう。
上司や会社が部下の限界を乗り越えることのできるようなチャレンジに満ちたビジネス環境をセッティングできれば、部下は己の能力を飛躍的に発展させ、実り豊かな高い成果を実現する。
上司は部下の生きざまを変えるため、あえて困難な課題にチャレンジさせることがある。つまり、部下が今まで体験したことの内容な課題にチャレンジすると、想像を絶するような抵抗や葛藤に晒されることになる。
そうした中で、部下は何かに気づき、何かを学び取っていく契機にしていく。抵抗が大きければ大きいほど、自己の生きざまに変容を強いられるのであり、現代のコーチングでは、そうした状況を意識的に作り出して体験させることもあるのだ。

■5章 ドラえもんの「学ばせる力」
 だからこそ、のび太は”愛される人”になった

「人を伸ばすことによって、自分自身も伸びていく」

奥田精一郎「叱るよりも、ささやけ」(新潮社)
指導者の中で、指導者に求められる人間的資質
 @かなり高い知性があること
 A他人に対する感知能力が鋭いこと
 B自己統制力を持っていること
 C断固とした決断が下せること
 D快活な性格であること
 E勇気を持っていること
 F明るさと積極性があること
 Gハッキリとした言葉で話すこと
 H高いビジョンを持っていること
 I責任感が強いこと
 J愛すべきところがあること

以下のような間違いを自ら犯しがちであることを十分認識しておく必要がある。
 @明確なビジョンを念頭に置いていなかったり、部下に対してもそうしたビジョンを十分意識させていない
 A仕事を遂行するために必要な情報を部下から引き出すことができない
 B部下の素晴らしいアイデアや目の付け所を十分に認識できない
 C代案を導き出す質問ができなくて、部下の意欲や答えを眠らせたままにしておく
 D自分の提案が受け入れられないため、リーダーとして認められないで、しかも、信頼されていないという思いが強くなり、部下に対するアプローチが積極的になる
 E部下に信頼して任せることができず、リーダー自身の協力も宙ぶらりんの状態であり、協力の申し出も機能していない
 Fリーダーから十分な信頼も協力も得られない部下は、目標実現に向けて意欲的に取り組むことができない
 Gリーダーの熱意と意欲が空回りし、部下に対する伝染病も、引き付ける魅力も感じられない


■エピローグ ドラえもんは、のび太のどこを伸ばしたか?
 ドラえもんの持つ「育て力」を、コーチング理論で解明!

ローラ・ウィットワース「コーチング・バイブル」(東洋経済新報社)
グレムリン(gremlin)は「飛行機のエンジンなどに故障を起こさせるという目に見えない小さな魔物。第二次大戦中に英国空軍の飛行士が使い始めた語」から転じて、「訳のわからない破壊力」と定義されている。

ドラえもんは、のび太の「マイナスの言葉」を打ち消していた!
グレムリンが好んで使う決まり文句は次のとおりである。
 @私はもっと強くなければならない
 Aそんなにいろいろなものを望むべきではない
 Bこんなことをしたら嫌われるに決まっている
 C自分一人では成功するはずがない
 D私には才能も経験もない
 Eどうせ期待に応えられない

少しでもリスクのあることについて思いを巡らせるときに認められるグレムリンの決まり文句
 @自分はいったい何を考えているんだ?
 Aこんなことをするのは馬鹿げている
 Bリスクが大きすぎるし、痛い目に遭うかもしれない
 C第一、他の人はどう思うだろう?
 Dこんなことしたら、仲間外れになる
 Eとんでもないことになるぞ!

なぜ、ドラえもんは、のび太を「勝ち組」に変えることができなのか?

橋本文隆「かべを突破するコーチング」(あさ出版)
コーチングの特徴
 @コーチとコーチされる人(プレーヤー)は対等の関係にある
 Aコーチとコーチされる人(プレーヤー)は、お互いに結果に対する責任を持つ
 B指示命令より、聞くことや質問することが中心になる
 C強制されるものではなく、主体的に学ぶものである

サポートの実例
 @人が行動し成果を出すことをサポートする
 A人の能力向上をサポートする
 B可能性の探求をサポートする
 C個人の自立世自己実現をサポートする
 Dブレークスルーや画期的な結果を出すことをサポートする
 Eリーダーシップの発揮をサポートする
 Fリーダーの育成をサポートする

コーチングのプロセスで展開される八つのテクニック
 @信頼関係を構築する
  コーチとコーチングされる人の間に親密で、信頼できるこことの架け橋をかける
 Aクリアリング
  心の中に気になっている点や引っかかっている点を同情でなく、共感の姿勢を堅持しながらクリアにする
 B意図(方向性)を明確にする
  到達点ではなく、何を目指して取り組んでいるかと大きな方向性を示す
 C目標、目的を設定する
  目的は何のためにそれを行うのかという理由、目標は具体的な到達点
 D現実・事実を明確化する
  現実を正確に理解するためには、「あるものをあるがままに見る」、現実の(事実)と現実に存在しないもの(創出)を分別する
 E気付きと学習
  事実が明確になったら、機能していることと機能していなかったことを明確にする。そうすれば気づきが生まれ、学習が始まる
 F可能性を探求する
  これこそコーチングの中核
 G立場を取り、コミットする
  自分の「やる」という立場を明確にとる

河北隆子「教師力アップのためのコーチング入門」(明治図書出版)
9つのコーチング・ベネフィット
 @多様な視点を持つことができるようになる
 A自分自身にとって価値ある目標設定ができる
 B「やらなければならない」から「やろう」に意識が変わる
 C意識が変わるだけでなく、具体的に行動が起こせるようになる
 D結果だけでなく、プロセスを重視した行動ができる
 E問題の早期発見と軌道修正の実現ができるようになる
 F行動を起こすことに対して自信が持てるようになる
 G良好なコミュニケーションが取れる
 H自立型、学習型組織の基盤を作ることができる 
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2012年01月22日

「五つ星の人生を目指して」を読んで

書名: 五つ星の人生を目指して 〜人生後半の長期戦略〜
著者: 永井守昌
出版: ゾディアック叢書 (そうしょ=シリーズ)
発行: 2009.8.20 第一刷
定価: 本体800円 (税別)
ISBN978-4-916069-15-3

◆「はじめに」より引用
企業は目先の経営危機を乗り切るのが精一杯で、長期戦略どころではありません。国も財政の立て直しを先延ばしにしてでも、景気対策を優先せざるを得ない状況です。今の今を乗り切る短期的な対策ばかりで、理想の国づくりなどだれも考えようとしていません。
このような先行き不透明な時代、とりわけ国も企業もその場限りの対策に追われているときほど、わたくしたちはじっくりと腰を据えて、人生の後半に対する生き方を考えることが大切です。
日本人は、自分自身の確固とした価値観を持っていない人が多いようです。マスコミの情報に弱く、どうしても引きずられてしまう傾向があるようです。
日々起こる現象に一喜一憂せず、その現象が起きる原因となった本質は何かと考えることが大事です。物事の根源を追求する「根源思考」、時には物事の原点から考えてみる「原点思考」を日頃から心がけることです。
さらに、広い視野で見る、長い目で見る、物事の両面を見ることも大切です。
自分を取り巻く地球環境・社会環境・経済環境がどう変わっていくのかを予測し、その中で自分の生き方をどう貫いて幸せな人生にするのかを考え、実行していくことが、激変の時代を生きていく上で最も効果的な生き方となるでしょう。
本文では、初めに私たちの取り巻く環境を取り上げ、次いで個人の生き方について一緒に考えてゆきます。

◆第一章 激変の時代を生きる (抜粋)
日本は1945年の敗戦以来、六十数年間、戦死者・戦争による犠牲者を出していない数少ない国の一つです。また、先進国の中で人を殺す武器・兵器を輸出していない国は他にあるでしょうか。これは世界に誇るべきことと言えます。人類は自らの滅亡を自らの手で止めなければなりません。
国際社会は戦争を止めることと並行して、新しい社会の仕組みを考え、協議し、確立しなければなりません。人類を幸せにする社会の仕組みを発明したら、それこそノーベル賞ものでしょう。
国家間の貧富の格差・戦争の脅威などをなくすには、当事者すべてが博愛の精神を持つことが必要です。もっとも、博愛の精神が求められるものはもっぱら、先進国や富裕国です。国連の議論の中で先進国・富裕国は博愛の精神を具体的にどう実行していくか、取り決めをしておく必要があります。

◆第二章 企業残酷物語の中で
日本にはかつて、中・長期で経営を考える経営者がたくさんいました。日本の企業文化では、経営者と従業員は家族のようなものでした。「企業は人なり」が日本の企業文化であり、「企業は金なり」が米国の企業文化です。
人間をコストと考える企業は、長い目で見れば発展するはずがありません。人間を、企業価値や将来の富を生む源泉と考えて大事にする企業は、永続的な発展が期待できます。
日本には、価値や富を生み出す源泉は人間しかないのです。高い教育水準を維持し、創意と熱意と勤勉をもって世界の人々のお役にたつことを真面目に推進するのが、一億二千万人が生きていく道でしょう。
ここで、そもそも組織とは何か? 組織の原点とは何か? を考えてみましょう。一人で生きるよりも、誰かと一緒の方が楽しい。仕事も、一人でやるよりは、誰かと一緒にやる方が早く、楽に、いい成果が得られる。自分一人で勉強するよりも、経験者の誰かに教えてもらった方が上達が早い・・・などなど、そのような動機から組織が始まったと思われます。組織を作ることによって、または組織に入ることによって、一人でいるよりも、一人でやるよりも、ずっと「いいこと」があるとかんがえたから、つまり幸せになれると思ったから、組織ができ、いろいろな形態の組織が発達してきたのでしょう。
万一、幸せでないところがあったら、
@その組織を離れる
A組織の中にいて、皆が幸せと感じる組織に改革する
B自ら発起人となって、皆を幸せにする新しい組織を作る
仕事の組織の場合、
@転職
A内部改革
B独立
を考えることになります。

◆第三章 「人生八十年時代」を生きる
社会的に見ても、若い世代が気持ち良く高齢者を支える仕組みを作るのは大変なことです。高齢者も、若い世代にただ依存するのではなく、若い世代にできるだけ負担をかけず、若い世代の役に立つ生き方を考え、実践する覚悟が必要になります。日本民族の叡智を結集して、世界のお手本となるような社会の仕組みを作り出す時機が来ています。

◆第四章 個人も危機管理を
心身の健康が人生の最も重要な要素であることは言うまでもありません。
健康の次に大事なのは、お金です。つまり経済的なこと、健全な家計です。ある程度のお金や財産が無ければ生きてゆけませんから、日頃から関心を持って真剣に対処しなければなりません。
私たちは、世の中がどう変わろうとも、安定したい衣生活を送りたいと願っています。
人間が生きていく上で最も基礎的な条件は何でしょう?
@心身の健康
A経済・家計
B安全・安定
以上の基礎的条件の三つを中心に日頃から危機管理を実践しておけば、危機に際してもあわてる必要はなくなります。機器に対してひるまず、堂々と対処することこそが、良い人生につながります。

◆第五章 現役時代にやるべきことI
人として生まれてきて、何が一番大切か? この答えにはいろいろとあるかもしれませんが、私は幸福になることだと思います。人は幸せになるためにこの世に生まれてきたのです。           
幸せな一生を送るためには、自分に合った一生の仕事を見つけ、その仕事の「真のプロ」になることです。「真のプロ」になれば、景気・不景気に関係なく、常に人から尊敬され、信頼されて、愛されて、仕事の絶えることなく、幸福な一生を送ることにつながります。
ところで「真のプロ」とはどういう人を言うのでしょうか? 私は次の五つの条件を満たす人を「真のプロ」と定義しています。
@その職業に使命感と誇りを持っている
A自分の得意分野を持ち、常に向上の努力を怠らず、その分野では他の追従を許さない
B自己管理・自己責任を徹底している(他に依存しない、他のせいにしない)
C「うちの客は常に正しい」を実践している(たとえ客が間違っていても、間違っていると決め付けるのではなく、客が自ら気付き、正しい方向を選ぶように対応するのがプロである)
D自分の利益や都合よりも、客の利益や都合を優先する

現役時代には、自分の一生を通じてこれから先、変わることの無いない「価値観」を確立されることをお勧めします。
自分の判断基準や行動基準というもの先を持っていれば、周囲の人たちがどう判断し、どう行動しようと、自分の物差しで自分なりに判断し、行動することができます。自分の判断基準や行動基準の基になるのが「価値観」です。自分は何に価値を認めるのか、というのが価値観です。自分にとって何が大事なのかということですから、他の人の価値観と違っていて当然なのです。
価値観と関連することに、生活信条があります。自分が生きていく上で、最も基本となる人生に対する原則、行動の基準を「生活信条」と言います。親が個に言う「人に迷惑を掛けない」と言うのも立派な生活信条の一つです。
自分の利益と同時に、他人の利益や社会の利益を考えることです。これが本人の精神的成長を促し、周囲の人との人間関係を良くし、社会を安定・発展させることにつながります。人生後半は「清く正しく美しく」を目指すのが、最も良い人生につながります。


◆第六章 現役時代にやるべきことII
「天職」という言葉があります。辞書を引くと「天から命ぜられた職業、神聖な職務、その人に最も合った職業」とあります。
人間は、自分に割り当てられた職業=自分の天職とは何かを真剣に考え続け、それを発見することが幸福な人生への第一歩になるとのことです。
天職の条件を考えて次のようにまとめました。
@自分の好きな仕事
A自分に適している仕事
Bやっていて楽しい仕事
C世のため人のために役に立つ仕事
@ABは、自分が心からやりたいと思うことを見つけ、それを実現するわけですから、「自己実現」と言えるでしょう。
Cの「世のため人のために役に立つ仕事」とは、仕事が自分と社会との接点になります。
自分のやりたいことを実現することや、自分の望んだ人生を思い通りに送ることは、人生で一番の幸福と言えます。
社会環境が、人間として健康で文化的な生活を営める水準にあるか?職業選択の範囲が広く、その自由があるか。この二点が重要な要素です。

「自己実現」には、
@自分のやりたいことを見つける
A見つかったら、それを実現するための努力を生涯続ける
この二つがセットにならないと、達成は難しいでしょう。

実現のための努力を辛抱強く続けることです。天職を見出すのも大変ですが、それを我がものとするのは、さらに大変です。しかし、人生は大きな試練を経ないと、本物の人生を味わうことができないのです。
人生は積み重ねです。それがキャリアとなって、人から評価され、協力者や支援者が現れる、これが私の実感です。「継続は力なり!」いい人生は、ひたむきに努力を続けた結果として、ようやく得られるものなのです。

貨幣経済という仕組みは、人間同士、お互いに相手を信用する、信頼されるという信頼関係が前提に成り立っています。自分自身の信用を高めることが、お金の正しい入手方法です。
自分の信用力を高めるには、世のため人のために役立つことが大切です。自分の利益や都合を考えると同時に、世の中の利益や他人の利益・都合を尊重することです。

自分が世のため人のために何ができるかを考えるのは、人生を豊かに快適に過ごすためには欠かせないことです。
一生を通して社会の役に立つことを続ける「ライフワーク」を減益の間に決めておくことが、人生後半の長期戦略のポイントです。

◆第七章 転職、あるいは独立を考える場合
失業した場合の心の持ち方を整理すると、次のようになります。
@現実を直視する。
A家族全員で対処する。
B天から与えられた貴重な時間と受け止め、じっくりと考える
C心身の健康維持、特に精神的に参らないようにする
Dそれまでに築いた人脈を活用する
E常に希望を持ち、プラス思考をする

「使用者と労働者は平等である」というのが、現在の労働法の精神です。経営者が一方的に社員を選ぶのではなく、労働者も会社や経営者を選んで就職する時代です。労働者は自分の財産である知識・技術・能力を高めて、自分を高く売り込めるように努力し、経営者は会社の信用と魅力を高め、良い労働条件を提示して、会社の財産である「人財」を「確保する、こういう時代になります。
天然資源の無い日本の財産は、無限の知恵と可能性を持つ人間と、それを育む自然環境と社会の仕組みです。

独立までの私の体験を書きましたが、これを整理すると次のようになります。
@独立を目指す場合は、何を仕事とするのかを明確にします。
事業内容・事業規模などを書き出します。このとき大事なことは、自分の好きなこと、自分に適していること、世のため人のためになること、この三条件を満たしていることが必須です。
A独立に必要な準備を十分にします。
期間・資金・資格・協力者など、事前に用意することがたくさんあります。
B家族の理解と協力が肝要です。
C最後は、自分の決断です。決断するまでは、人の意見を参考にするのは良いですが、最後は自分で決断する以外に自分の人生を決める方法は無いのです。そして、慎重に考え、よくよく考え抜いた上で決断したら、決して迷わないことです。自分を信じて一路、邁進するのみです。ためらったり後戻りしたら、決意も計画も揺らぎ、目標を達成することはできなくなります。決断と実行には大きな勇気が必要となりますが、穂との勇気を支えるのは、自分への信頼、つまり自信となります。自信は、日々の努力の積み重ねによってしか得られません。

◆第八章 現役時代から定年後の準備を
家族間のコミュニケーションをどうとるか、これは重大な問題です。家族によっていろいろと工夫がなされていることでしょうが、「お客様」を作らないこともひとつの有効な方法だと思います。家族を一つの組織としてみた場合、自分の属する組織の一員として、組織の維持発展のために全員が何らかの役割を果たすことが必要です。
「お客様」扱いされていると、組織=家族の一員と言う気持ちがだんだんに薄れてきます。こう言う特別扱いは本人のためにも、家族のためにもよくありません。何をしたら良いかは、家族でよく話し合って決めることです。家事をすると、その中で必然的に家族とコミュニケーションがとられます。そして、うまくできればほめられ、手抜きをすれば叱られる。そういう中から一体感が生まれてくるのです。

最近ではあまり聞きませんが、「尽くす」という言葉があります。「愛している」ということも大事でしょうが、それを日常生活の中で、行動として相手に示すことはなかなか簡単なことではありません。「尽くす」とは、相手への愛情を行動で示すことです。コミュニケーションは、言葉で伝えることだけを意味するわけではありません。態度や行動であらわすことは、言葉よりももっと大事なコミュニケーションの手段となります。

定年前・定年後を通して、自分または自分たちの追求する幸福とは何か、どういう状態のときに最も幸福と感じるのか、という根源的な問題について、夫婦でよく話し合っておくことです。
人生後半となれば、幸せの中身を確認しないまま、十年、二十年と、長年一緒に暮らしていることになりますから、幸せの中身が少しずつずれてきても不思議ではありません。相手の考えている幸せの中身と、自分の考えている幸せの中身を書き出して、お互いが考えている幸せの中身についてよく話し合って久ことをお勧めします。
自分の考える幸せを相手に押し付けるのではなく、お互いに譲り合って、二人で共通の幸せの中身を決め、生涯を通じて二人で協力し合ってそれを実現していくようにすることです。
幸福は、何を幸福と感じるかで決まるもので、それは夫婦と言えどもそれそれぞれに異なっているものなのです。

この章では、現役時代に長期的視野に立って人生戦略を練る必要性を考えてきました。定年と言う節目はあるものの、人生は継続しており、キャリアは積み重ねられています。現役時代は目前の仕事をきちんとやることと同時に、定年後の長い人生をづ過ごすか、そのために現役の間に何をなすべきかを考え、実行する時期でもあります。
欧米人は定年を「ハッピー・リタイアメント(幸福な引退)」と受け止め、仕事の苦役から解放されて、好きなことを好きなだけやれる幸福な人生の到来と、とても心待ちにしているようです。
現役時代から定年を楽しみにして、「これをやりたい」「あれもやってみたい」と目標を持ち、計画を立てておくことが、明るく希望の持てる高齢社会に通じることになります。
楽しみに溢れた充実した老後を過ごすお年寄りを見た若者は、老後を好ましいものとしてあこがれるようになるでしょう。若者が憧れの対象にしたくなるようなお年寄りのいる国は、幸福な国です。老後の人生が悲惨なだけの国は、不幸な国です。若者に希望が持てるはずも無く、子供を生み育てる意欲は生まれてこないでしょう。

◆第九章 身体の健康・・・継続は力なり
健康の三要素は、栄養と運動、その次は休養(睡眠)です。

◆第十章 心の健康・・・世のため人のため
人間関係の基本原則
一、相手の人格・人間性を尊重する
  年齢や性別、過去の業績や地位、外見、国籍、宗教、財産などに関係なく、相手の人格、人間性を尊重する
二、相手の価値観・考え方・意見を尊重する
  人はそれぞれ、異なる考え方、意見を持っています。多種多様な価値観の存在が現代の特長であり、自分の考えを押し付けないようにします。
三、相手の日常生活を乱さない
  人にはいろいろな生き方があり、それぞれ異なっています。他人に日常生活を介入されることは、誰も望まないでしょう。
四、相手の望むことを行い、望まないことはしない
五、相手のプライバシー・秘密を守る
六、愚痴や悪口を言わない
七、来る者は拒まず、去る者は追わない
八、常に明るく、ユーモアを持って接する
九、常に感謝の気持ちを持つ
十、進んで幹事役を引き受ける

心の健康は、健康でいたい、自分の人生を意義あるものにしたいと言う、自分自身の意志がものを言う分野です。自分が心のそこからそう決心し、実行すれば、心の健康は健全に保てるのです。私はそう信じて日々実行していますが、私は心や脳の専門家でも研究者でもありませんので、権威ある専門家の本を紹介します。

・『脳を死ぬまで進化させる本』(高田明和著 第三文明社刊)

・『ヘルシーエイジング』(アンドルー・ワイル著 角川書店刊)

・『60歳からの脳内リセット!』(斉藤茂太著 佼成出版社刊)
 老後が充実している人の現役時代の共通点
 @たくさん友人がいること。職場はもちろん仕事以外にも広い人間関係を持っていて孤立していない
 A「どうせダメ」「やってもムダ」「面倒くさい」とは思わない
 B本業以外の趣味を持っている
 C何事も他人のせいにしない。何事も自分で責任を取る。

◆第十一章 魂の健康・・・宇宙を見方に
日本にはかつて「大和魂(やまとだましい)」という言葉がありました。広辞苑によれば「日本民族固有の精神」ということだそうです。「勇猛で潔いのが特性とされる」ともあります。
最近は「この人は魂のある人だな」と思えるような、心から感じ入り、尊敬に値する、立派な精神の持ち主に出会うことがめっきり少なくなりました。
私は、現在の日本で最も深刻かつ重要な問題は、日本人の「魂の喪失」ではないかと思っています。日本人は、目先の利益のために、悪魔に魂を売り渡してしまったのではないかと心配しています。もしそうだとしたら「日本人はお金の奴隷になった」として、良識ある世界の人々から軽蔑されることになります。それは、日本の国と日本人にとって、最大の恥辱であると思っています。
宇宙は誕生以来、生成発展を続けていると言います。生成発展を続けることは「宇宙の大法則」です。
人間は生きている限り生成発展し、魂を磨き続けることを、生みの親である宇宙から求められている存在なのではないかと考えています。
混迷状態の現在、人類は原点に返って、「宇宙の大法則」に沿った生き方をしなければ、ますます破滅の方向に進むことになります。国際的にも国内的にも、「宇宙の大法則」に沿った仕組みを作り、運営していくことが人類破滅の危機を乗り切る最も適切な方策です。

四つの掟
@万物流転(ばんぶつるてん)
A適者生存(てきしゃせいぞん)
B弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)
C生者必滅

魂を磨く デイリーチェック
@清く=我が欲を抑え・身辺をキレイに・清潔整頓
A正しく=宇宙の法則で・心言行の一致・世のため人のため
B美しく=感性を磨く・美に接する・醜い言動をしない
C強く=精神的自立・逆境に負けず・心身を鍛える・使命感
D明るく=愚痴、悪口を言わない・常にユーモアを忘れない
E謙虚に=威張らず・天狗にならず・他のすべてを尊重
F前向きに=プラス思考・未来に希望を・チャレンジ精神
G常に感謝=どんな状況でも感謝・すべてに感謝

◆第十二章 五つ星の人生を目指して・・・二十一世紀を生きる意義

@聖路加国際病院理事長 日野原重明さん
A料理研究家・アートフラワー創始者 飯田深雪さん
B南無の会会長・龍源寺前住職 前原泰道さん
C三味線漫談家 玉川スミさん
D英文学者 清水護さん
E家事評論家 吉沢久子さん
F映画美術監督 木村威夫さん
G声楽家 嘉納愛子さん
Hソーラーエネルギー研究開発者 山本悌二郎さん
I華道家・草月流理事・草月会相談役 尾中千草さん
J教育学・医学・文学博士 昇地三郎さん

人生の達人たちの共通点
@生涯を通じて追求する人生のテーマがある
A常に明るく前向きである
B”天国銀行”の貯金を増やす

二十世紀は
@戦争と大量殺戮の世紀であり、
A地球環境破壊の世紀であり、
B貧富の格差拡大の世紀であり、
C他の文化を認めない世紀でもありました。

二十一世紀の人類のなすべきことは次の通りです。
@平和の世紀とする。
 そのために核兵器をはじめとする大量破壊兵器を根絶する。
A地球環境保全の世紀とする。
 場合によっては、経済成長を抑制する。
B弱者・貧富救済の世紀とする。
 南北格差や所得格差の解消は、急を要する課題です。
C異文化共存を認め合う世紀とする。
 異文化の衝突は、大量殺戮を引き起こす可能性があります。
posted by わて at 14:36| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「無料・無断で使える著作権ガイド」を読んで

著書名: 無料・無断で使える著作権ガイド
著者 : 富樫康明 特定非営利活動法人著作権協会
出版 : 日本地域社会研究所
発行 : 2007.7.31
定価 : 本体2000円 (税別)
ISBN978-4-89022-868-3

著作物を勝手に使用していると思われるホームページを散見する。
その感覚に理解を示しながら、本著のようなガイドを世に出すことで、少しでも著作者に対するマナーやモラルを広めようとしていることが伺える。
著者が元イラストレーターであり、当時、二束三文のギャラでイラストを描かなければならなかったようなエピソードなどを例にして、わかりやすく、世の中の著作物を利用することができるのか、法律をどのようにとらえなければならないのかを解説している。

「はじめに」より引用
他人の文章や図、イラストや絵、漫画やキャラクター、写真、音楽などを勝手に利用しているホームページが目立ってきている。どうしてわかるのかといえば、他人の著作物を利用する場合の条件が全く守られていないからだ。写真やイラスト、その他の他人の著作物を利用する場合の(C)マーク(著作権名)が入っていなかったり、他人の文章や図を利用する場合の明確なライン(区別)が明確でなかったり、「出所明示」がされていないものはすべて違法行為だ。
本書は、「無料・無断で使用できる著作権ガイド」という内容だが、著作者に確認するという最低限の礼儀を忘れないでほしい。他人の著作物の「どうしてもこの部分を利用したい」ならば、著作者の人格を気づつけないでほしい。そうすれば、本書は、すべての著作物を扱う、すべての一億総クリエーターたちの必携の書となるはずだ。

著作権、肖像権に気を付けよう、という旨で書かれた写真撮影時のアドバイス。
「はーい。こちらを向いてください。笑顔になってください」こんな言葉は心がほくれるものです。撮影するときに必ず「○○に使用させてもらいますので協力お願いします」一言話すだけで納得してもらう。
posted by わて at 12:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月14日

「米国クラウドビジネス最前線」を読んで

書名: 米国クラウドビジネス最前線
著者: 森洋一
出版: オーム社
発行: 2008.09.30
定価: 本体1800円(税別)
ISBN978-4-274-50303-0

米国で始まったクラウドの背景や文化、支える技術、多くのプレーヤーを紹介し、合わせて、日米の差異を読み解いてゆくもの。
クラウドで活躍する著名人は、ほとんどが日本では知られていない人たち。
このような人たちと無数の大小取り混ぜた企業分の活力、そしてユーザーの代表となるディベロッパーの参加、これが米国クラウドのエネルギーである。
クラウドは公共のプラットフォームとなるための、米国情報の正確な理解、それを起点とした現状の認識、そして課題の整理が必要である。
これらのヒントを本書から読み取れる。
(本書「はじめに」より抜粋、一部修正)
posted by わて at 14:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月09日

「残業ゼロ!時間と場所に縛られないクラウド仕事術」を読んで

書名: 「残業ゼロ!時間と場所に縛られないクラウド仕事術」とにかくすぐやる人の88TIPS
著者: 岡田充弘
発行: 2010.04.16 初版
出版: 明日香出版社
定価: 本体1500円+税
ISBN978-4-7569-1375-3

ダンドリ x IT で仕事の効率が格段に上がる!
クワウドワーカーの仕事術・決定版。
クラウドは、大企業だけが使うものじゃない。
ナレッジワーカーからクラウドワーカーへようこそ。

著者が、妻の実家の近くで、かつ会社の備品である「ビデオカメラ用のリモコン雲台」のメーカー「甲南エレクトロニクス」が前身の会社の社長さんだった。
http://www.canaria-net.co.jp/
(カナリア株式会社)
http://www.amazon.co.jp/%E6%AE%8B%E6%A5%AD%E3%82%BC%E3%83%AD-%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%A8%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%81%AB%E7%B8%9B%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89%E4%BB%95%E4%BA%8B%E8%A1%93-%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-%E5%B2%A1%E7%94%B0/dp/475691375X
posted by わて at 00:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月08日

「才能に気づく7つのステップ」を読んで

書名: あなたの中に眠っている「才能に気づく7つのステップ」
著者: 中山和義
出版: フォレスト出版
発行: 2010.06.15 初版
定価: 本体1300円+税
ISBN978-4-89451-404-1

Step 1:
1) 両親から受け継いだものを考えてみる
2) 両親からの刷り込みについて考えてみる
3) 両親によく言われていた言葉を思い出してみる
4) 両親に手紙を書いてみる
5) ご先祖のことを考えてみる

Step 2:
1) 過去の印象に残っている体験をまとめてみる
2) 過去の自分に話しかけてみる
3) 人生の貸し借りを考えてみる
4) 人生のイメージ曲線を描いてみる
5) 過去の感情を受け入れてみる
6) どうしても受け入れられないことを考えてみる
7) 失敗から学んだことを考えてみる
8) 過去にあった許せないことを受け入れてみる

Step 3:
1) 自分の人脈マップを作ってみる
2) 嫌いな人のことを考えてみる
3) 大切な人の絵を描いてみる
4) 他人にどのように見えているのかを確認してみる
5) 「すべての人が24時間で亡くなるとしたら・・・」と考えてみる

Step 4:
1) 絶対だと思っていることを否定する訓練をしてみる
2) ホームレスの人と会話したらと考えてみる
3) 自分の役割を見つめ直してみる
4) 利き手を使わない日を作ってみる
5) 自分のどんなところが好きか考えてみる
6) 本を出版するとしたらと考えてみる
7) 欠点の裏にある長所を考えてみる
8) 自分が得意なことの裏側も考えてみる
9) 今、不安に思っていることを明確にしてみる
10) 使っている言葉を見つめ直してみる
11) 笑顔を作る練習をしてみる
12) 「ありがとう」と言ったのはいつかを考えてみる

Step 5:
1) 人生で経験したい100のことを考えてみる
2) 今年、どうしても実現したい2つのことを書き出してみる
3) 理想の1日を考えてみる
4) 目標にしている人物の特徴をまとめてみる
5) 命を懸けた経験をしてみる
6) お金を持たずに目的地に向かってみる
7) 宝くじに当たったらやってみたいことを考えてみる

Step 6:
1) 仕事を辞める日を想像してみる
2) 「予悔」をしてみる
3) 星占いを参考にしてみる
4) 未来の自分に会いに行ってみる
5) 未来の状態を想像してみる

Step 7:
1) あなたの人生の残りの時間を計算してみる
2) 「生きているだけでも才能」と考えてみる
3) あなたのお葬式を考えてみる
4) お墓の墓標を考えてみる
5) 「命が残り3カ月だとしたら・・・」と考えてみる
6) 遺書を書いてみる
7) あなたが生まれた「たった一つの理由」を考えてみる

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人は、極限の状態になれば(なることを想像することで)、いろんな能力が発揮される、と思った。
「死ぬ気」でやればという言葉があるが、今の時代に「死ぬ気」でやるような考えはふさわしくないため、その例がたくさん示されている書籍だった。
posted by わて at 16:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

「ビジネスを極める最強の図解」を読んで

書名: ビジネスを極める最強の図解
    論地思考と図形化技術は時代を超えて役に立つ
著者: 村山涼一
出版: ソフトバンククリエイティブ
発行: 2009.04.24
ISBN978-4-7973-5196-5
定価: 本体1600円+税

序章
はじめに
(1)図形化の方法
 ・述べようと思う全文を思い浮かべる
 ・その文章の構造を分析する。全体は何個かの文章にまとめられるか、その各々の関係はどうなっているか、を考える
 ・その結果を図形で表現する
 ・さらに個々の図形ごとに、その図形内部の構造がどうなっているかを分析する
 ・各図形に文章の要点だけを記入する

第1章
 ・市場分析
  「生成期」「発展期」「安定期」「衰退期」

 ・ランチェスター戦略の基本
  ●ナンバーワン主義
  ●競争目的と攻撃目標の分離
  ●一転集中主義

  具体的には
  ○利益ではなく、マーケットシェアの拡大を追求
  ○マーケットで2位以下の持続可能性を追求する、力の強弱に応じた競争戦略論
  ○マーケットをセグメントし、ステップ・バイ・ステップで、より高い目標を段階的に達成し、トップを目指す
  ○精神力の限界をわきまえ、過大な目標や努力を要求しない
  ○力に応じた数値目標を設定した、類例の無い競争戦略論

 ・ヒット商品の解読
  見た目
  ネーミング
  内容物
  USP (Unique Selling Promotion)
  機能的ベネフィット
  情緒的ベネフィット
  精神的ベネフィット

 ・事業分析
  「KFS (Key Factor for success) 成功要因」の分析
  「着眼」何に着眼したのか?事の始まりに注意。
  「人脈」人生に影響力のあった人。ビジネスに影響力のあった人。キーパーソン。
  「競合」そのような競合があったのか?(ファイブフォース。競合地位)
  「経営形態」経営手法は?
  「ドメイン」シーズ:持っている能力、技術、力は?活動の範囲や領域は?
  「顧客」どのような顧客を対象としているのか?
  「ミッション」社会的使命感は?企業が存在する理由は?
  「商品戦略」
  「組織戦略」
  「財務戦略」
  「情報戦略」

第2章
戦略
 「コストリーダーシップ戦略」
  ・業界内に競争要因に現れても平均以上の収益性が維持でき、
  ・買い手の値引き攻勢をかわすことができ、
  ・原材料のコストが増えても臨機応変に対応でき、
  ・代替製品に対し、同業者よりも有利になれ、
  ・参入の障壁を高くする

 「差別化戦略」
  ・製品設計の差別化
  ・ブランドイメージ差別化
  ・テクノロジーの差別化
  ・製品特長の差別化
  ・顧客サービスの差別化
  ・ネットワーク(流通)の差別化

 「競争的マーケティング戦略」
  ・リーダー
  ・チャレンジャー
  ・ニッチャー
  ・フォロワー (「カウンターフィター」「クローナー」「イミテーター」「アダプター」)

 「未来的差別化戦略」
  ・製品の差別化 → 形態、特長、性能・品質、適合性、耐久性、信頼性、修理可能性、スタイル、デザイン
  ・サービスの差別化 → 注文の容易さ、配達、取り付け、顧客トレーニング、顧客コンサルティング、メインテナンスと修理、多様なサービス
  ・スタッフの差別化 → 知識と技能、礼儀正しさ、安心感、信頼性、迅速な対応、コミュニケーション
  ・チャネルの差別化 → 流通チャネルの範囲、専門技術、流通チャネル全体のマネージメント

 「カテゴリー構築戦略」
  ・成熟市場の中に「新しいカテゴリー」をつくり、その新価値を作って成功を狙うこと


 「関係性マーケティング戦略」
  ・企業と生活者を密接に結びつけ、その共創から需要を発生させるもの
   「トライアル誘導装置」「リピート誘導装置」「リピート装置」
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第5章
ビジネスモデルと収益モデル
  ・Part 1: ビジネスを着眼する
   視点は「ターゲット」「欲求」「コンセプト」「ドメイン」「ポジション」
   切り口は「ストレスソリューション」「マーケットアウト」「ターゲティング」「競争利用」「価格破壊」
   「システム構築」「プラットフォーム」「カテゴリー創出」「親会社活用」「効率化」の10個
  ・Part 2: ビジネスモデルとは
   顧客価値創造のためのビジネスのデザインに関する基本的な枠組み
   製品やサービスをどのようなプロセスで顧客に提供するかといった事業の仕組みや構造だ出でなく、
   その仕組みや構造を適切に機能させるための組織や管理体制を含めたビジネスの全体構造

  (1)誰にどんな価値を提供するか
  (2)そのために経営次元をどのように組合せ、その経営資源をどのように調達し、
  (3)パートナーや顧客とのコミュニケーションをどのように行い、
  (4)いかなる流通経路と価格体系のもとでとどけるかというビジネスのデザインについての設計思想

  ・スライウォツキーの主な収益モデル
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第6章
プロモーション戦略
  ・20世紀は「AIDMA(アイドマ)」と言われる、アメリカのローランド・ホールが提唱した購買行動仮説。
   Attention (注意)
   Interest (関心)
   Desire (欲求)
   Memory (記憶)
   Action (行動)
  ・AISAS (アイザス)
   Attention (注意)
   Interest (興味)
   Search (検索)
   Action (購買)
   Share (情報)

  インキュベーションプロモーション
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posted by わて at 23:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「企画体質のつくり方」を読んで

書名: 企画体質のつくり方 
    アイデア☆発想はシステムで生み出す
著者: 藤木俊明
出版: 創元社
発行: 2010.03.20
ISBN978-4-422-10085-2
定価: 本体1000円+税

内容紹介
企画会社を経営する傍ら、自らもアイデアを生み出し続ける企画のプロが独自の藤木式発想システムを公開。効率的にアイデアを醸成する「3つの習慣」+「3つのツール」=「企画発想システム」を体内に取り入れることで、企画を考えることが楽しくなる「企画体質」へのカイゼンを指南する。「時間がない」「才能がない」「ひらめかない」企画部・新規事業部・商品開発部のプランナー必携のアイデア製造のための入門書。

「3つの週間」と「3つのツール」
習慣1: インプットを集める習慣
習慣2: 「自分仮説」を立てる習慣
習慣3: 「自分仮説」をアウトプットする習慣

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ツール1: インプットを管理するツール
ツール2: 「自分仮説」を広げるツール
ツール3: アウトプットにまとめるツール

6W2H1M
when (いつ)
where (どこで)
who (誰が)
what (何を)
why (なぜ)
whom (誰に向けて)
how much (いくらかかる)
merit (想定メリット)

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筆者の会社HP: http://www.gcp.jp
ブログ「企画書は早朝書こう日記」
http://www.blwisdom.com/blog/fujiki/
posted by わて at 22:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「最強の戦略は図で立てる!」を読んで

書名: 最強の戦略は図で立てる!
    〜アイデアを一気に実現に近づける、図解発想の技術
著者: 村山涼一
出版: PHP研究所
発行: 2003.04.16
ISBN4-569-62716-1
定価: 本体1500円(税別)


第1章
誰でも優れた戦略が立てられる「アウトフレーム」の技術

第2章
相手を瞬時に納得させる「図解」の技術

第3章
説得力が数倍になる「図解企画書」の作り方

第4章
戦略をさらに完璧なものとする6つのポイント

posted by わて at 22:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「明解 創造的図解の技術」を読んで

書名 :明解 創造的「図解」の技術
著者 :忰田進一 (Shin-ichi Kaseda)
出版 :ソフトバンクパブリッシング
発行 :2004.12.30
ISBN4-7973-3011-2
定価 :本体1600円+税
Showing Graphically
著者は、株式会社企画工学研究所の創立者、代表取締役
http://www.perinet.co.jp/
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「企画書の作り方と見せ方がよ〜くわかる本」を読んで

書名: How-nual図解入門ビジネス
    「企画書の作り方と見せ方がよ〜くわかる本」
    入門「企画書作成とプレゼンテーション」
著者: 藤木俊明
出版: 秀和システム
発行: 2006.02.10
ISBN4-7980-1231-9
定価: 本体1600円+税

企画の仕事をしているビジネスマンに向けた自己啓発書。
プレゼン能力を上げる意味で、企画書をいかにうまく書くかにフォーカスしている。
実践で使えるパワーポイントをフル活用する方法から、「企画」自体を」産み出すメソッドまで、図解、事例を挙げて書かれています。
世の中には数々の企画書ノウハウ本があります。私個人的に本書を評価するすれば「中級」です。余りインパクトはありませんが、はじめてこの手の書籍を読む方には、広く、浅く網羅できていますし、Word、Excel、PowerPointなどの事例が書かれていて、採用しやすいと感じました。出版社の「秀和システム」は、ナツメ社と共に学生の時にお世話になった記憶があります。
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2011年06月05日

「問題解決プロフェッショナル 思考と技術」を読んで

書名 :問題解決プロフェッショナル「思考と技術」
著者 :齋藤嘉則
発行 :ダイヤモンド社 1997年1月23日 初版発行
ISBN4-478-49022-8
定価 :本体2,330円+税

帯に記載のセールスポイント:
経営や経済の理論を学んだり、ケーススタディーを学んだりするが、何を学ぼうとも問題を解決するための基本スキルを持たなければ、ビジネスの現場では役に立たない。本書は、問題解決のための2つの思考と2つの技術、そして1つのプロセスを紹介し。ビジネスの現場で使えるよう、問題解決のプロセスを体系化したものである。

 2つの思考: 「ゼロベースの思考」「仮説思考」
 2つの技術: 「MECE(ミッシー)」「ロジックツリー」
 1つのプロセス:「ソリューション・システム」


問題解決のための3つの行動規範「ポジメン」「ロジシン」「パラテン」
「ポジメン」とはポジティブ・メンタリティ(=けっしてあきらめず前向きに物事をとらえる)
「ロジシン」とはロジカル・シンキング(=論理的に考える)
「パラテン」とはパラダイム転換(=従来の枠組みからの転換を目指す)

GEのジャック・ウェルチ会長の言う「走りながら解決する」というのは、企業活動を止めて問題を解決するわけにはいかないというよりも、むしろ走りながら解決した方が非常に効率的で、よい結果が出やすいということを言っている。

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「バロック音楽の名曲」を読んで (「聴いて」かな)

書名: 図解雑学「バロック音楽の名曲」
著者: 皆川達夫
出版: ナツメ社 2008.08.07初版発行
定価: 本体1,650円+税
ISBN978-4-8163-4512-8

大学時代にお世話になった、お馴染み「絵と文章でわかりやすい ナツメ社◆図解雑学シリーズ」だ。
何と、音楽CDが2枚付きで、名曲が聴ける。

1500年代イタリアから始まった「バロック音楽」を、1750年のバッハに至るまでを、時代背景、作曲者/演奏家、楽器、宗教、楽譜の変遷など、とても音楽の歴史を知る上で、素人向けにわかりやすく書かれている。



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2011年03月31日

「未来型サバイバル音楽論」を読んで

書名: 未来型サバイバル音楽論 〜USTREAM、twitterは何を変えたのか〜
著者: 津田大介+牧村健一
出版: 中央公論新社 2010年11月10日発行
ISBN978-4-12-150370-1
定価 本体840円+税

リード:
 CDが売れない音楽業界、ライブ・フェスの盛況、双方向のコミュニケーションで生まれる音楽など、多岐にわたり徹底討論。アーティストが自由に発信できる時代の、音楽のあり方とは?

キーワード:
・CD離れ
・昔はCDの売上=音楽業界の市場規模。今は異なる。
・未来型音楽に不可欠なネット上のツール:twitter, USTREAM, YouTube, MySpace
・映像、フォト、絵画、小説などを含む、クリエイティブなものをレーベルという括りで捉える
・ミュージシャンが直販できる時代
・初音ミク
・「レーベル」の変遷
・インターネットは「敵」の音楽業界
・CDは買わないがライブは行く若者
・レンタルビジネスをめぐる攻防 (日本だけ合法 "CDレンタル")
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2011年03月20日

「音楽の聴き方」を読んで

岡田睦生 著
音楽の聴き方
 聞く型と趣味を語る言葉
中公新書
定価 本体780円 + 税
ISBN978-4-12-102009-3
2009年6月25日発行

◇カバー帯記載の筆者の言葉
音楽の聴き方は、誰に言われるまでもなく全く自由だ。しかし、誰かからの影響や何らかの傾向なしに聴くこともまた不可能である。
それならば、自分はどんな聴き方をしているのかについて自覚的になってみようというのが、本書の狙いである。
聴き方の「型」を知り、自分の感じたことを言葉にしてみるだけで、どれほど世界が広がって見えることか。
規則なき規則を考えるためにはどうすればよいかの道筋を示す。

・他人の意見は気にしない
・世評には注意
・自分の癖を知る
・理屈抜きの体験に出会うこと
・有名な音楽家を神格化しない
・素晴らしいとひどいの間には、様々な中間段階が存在する
・「語り部」のよしあしで、面白く聞こえたり、退屈になってしまったりする
・「聴き上手」とは、聴く文脈を持っているということ
・そのジャンルに通じた友人を持つこと
・定点観測的な聴き方をする
・「固定客」の反応に学ぶ
・音楽は視なければわからない
・最終的には「立ち去りがたさ」を大切にすること
・音楽を言葉にすることを躊躇しない
・音楽の本を読むことで、聴く幅が飛躍的に広がる
・音楽の文法を知る
・興味がある音楽があれば、その国の言葉を少し学ぶ
・音楽に「盛り上がり図式」ばかりを期待しない
・その音楽が「傾聴型」か「聴き流し型」か適切に判断する
・ある音楽がわからない時は文脈を点検する
・そのジャンルのアーカイヴを知る
・場を楽しむ
・自分でも音楽をしてみる

本書のあとがきにもあるが、クラシック音楽に関する「聴き方」を考察しており、その他の音楽にも当てはまる、と筆者は述べている。特に、ジャズには通じている、とのこと。ぜひ、多くの音楽で「語る」ことを試してみたい。
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2011年03月13日

明日は、ホワイトデー

妻と、娘二人にホワイトチョコを用意した。

日頃の感謝の気持ちを手紙に添えて。

・日常の何気ない気遣い
・父・夫という存在に対する権利の行使 (頼ってくれること)
・仕事に対するモチベーションの源を作ってくれること (甘えてくること)

すべてに感謝します。
夫として、父として、これからも頑張ります。
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2011年01月29日

「戦後世界経済史」を読んで

戦後世界経済史 〜自由と平等の視点から〜
猪木武徳 著
中央公論新社 出版
定価 本体940円 + 税
ISBN978-4-12-102000-0

2009年12月27日 日経新聞が毎年行っている、「経済図書ベスト10」の第1位となった書籍である。
書名も興味を示すものであり、この視点での記述は複数の書物を読むに相当するに値するのではないか、と思い手に取った。


■「カバー前書」より
第二次大戦後の世界は、かつてない急激な変化を経験した。この60年を考える際、民主制と市場経済が重要なキーワードとなることは誰もが認めるところであろう。本書では、「市場化」を軸にこの半世紀を概観する。経済の政治化、グローバリゼーションの進行、所得分配の変容、世界的な統治機構の関与、そして「自由」と「平等」の相剋---市場システムがもたらした歴史的変化の本質とは何かを明らかにする。

■「はしがき」より
現在、我々が直面する難問の根底には必ず「価値」の選択問題がある。様々な価値のうち何を優先させるのか、それらにいかなる順序付けを与えるのかと言う問題である。社会科学でまず問題とすべきは、「自由」と「平等」という価値であり、この二つの価値の相克をどう解決するのかと言う問いかけである。本書の副題を「自由と平等の視点から」としたのも、そうした問題意識による。経済的な豊かさ、生命、環境、静謐さ、効率等々、いずれもこの複雑な技術社会に住む我々が大切にしている価値である。これらの価値の間の選択に、自由と平等と言う視点からいかなる新年と態度で臨めばよいのか、最終的に人間にとって「善き生」とは何なのか、そうした問題を考えるための「よすが」となるものが、いささかなりとも本書に含まれていることを願っている。

■第1章 あらまし
 第1節 五つの視点
  ・市場の浸透と公共部門の拡大
  ・グローバリゼーションと米国の時代
  ・所得分配の不平等
  ・グローバル・ガヴァナンス
  ・市場の「設計」と信頼

 第2節 不足と過剰の60年
  ・生活と意識
  ・技術力と豊かさ
  ・公共精神の過剰から不足へ
  ・アジアの興隆
  ・人口・エネルギー・技術の変化
  ・人口の増大、高齢化そして少子化
  ・資源と食糧
  ・エネルギーの転換
  ・科学の発展と技術革新

■第2章 復興と冷戦
 第1節 新しい秩序の模索
  ・終戦と復興
  ・モルゲンソー・プラン
  ・マーシャル・プランの意味
  ・マーシャル・プランの効果
  ・貿易の枠組みと国際通貨体制

 第2節 ソ連の農業と科学技術
  ・スプートニク・ショック

 第3節 通貨改革と「経済の奇跡」
  ・通貨改革
  ・ドイツの分断
  ・マルクの切り上げ

■第3章 混合経済の成長過程
 第1節 日米の経済競争
  ・鉄鋼業の場合
  ・自動車産業界をモデルとする労使関係
  ・「デトロイト条約」から「ワシントン・コンセンサス」へ

 第2節 雇用法とケインズ政策
  ・基軸通貨国の責任
  ・米国のインフレーション
  ・「偉大な社会」
  ・貧困との戦争
  ・ベトナム戦争の経済的帰結

 第3節 欧州経済の多様性
  ・英国
  ・フランス
  ・イタリア
  ・ヨーロッパ共同市場の形成
  ・スウェーデン

■第4章 発展と停滞
 第1節 東アジアのダイナミズム
  ・中国へのソ連型計画手法の導入
  ・大躍進政策
  ・文化大革命と中国経済
  ・東アジアの土地改革
  ・香港とシンガポール

 第2節 社会主義経済の苦闘
  ・戦後の混乱と共産化
  ・ポーランドとカトリック教会
  ・ハンガリーの改革
  ・チェコスロヴァキア
  ・ユーゴスラビアの独自の道
  ・共通の致命的欠陥

 第3節 ラテンの中進国
  ・ブラジル
  ・アルゼンチン
  ・メキシコ

 第4節 脱植民地化 (decolonization)とアフリカの離陸
  ・インド・パキスタン
  ・英国とアフリカ
  ・英国の政策
  ・フランス領の場合

■第5章 転換
 第1節 石油危機と農業の停滞
  ・基軸通貨国のインフレーション
  ・石油危機
  ・東側経済への影響
  ・生産性の低下とスタグフレーション
  ・食糧危機の顕在化
  ・途上国の農業の停滞

 第2節 失業を伴う均衡
  ・失業率の上昇
  ・インフレーションとの闘い
  ・ヨーロッパの技術革新力の低下
  ・女性の社会参画

 第3節 「東アジアの奇跡」
  ・アジアNIEsとASEAN
  ・政府か市場か
  ・NIEsの貿易
  ・ASEANの輸出振興
  ・日本の直接投資
  ・輸出志向工業化
  ・クルーグマンの誤り?
  ・成長と不平等
  ・アジアの社会主義国
  ・ベトナム
  ・北朝鮮

 第4節 新自由主義と「ワシントン・コンセンサス」
  ・規制緩和
  ・民営化の進展
  ・財政支出削減と税制改革
  ・製造業における米国の地位低下

■第6章 破綻
 第1節 国際金融市場での「破裂」
  ・累積債務危機の構図
  ・ラテン四ヶ国
  ・IMFへの批判
  ・アジアの通貨危機

 第2節 社会主義経済の帰結
  ・ドイツの混乱
  ・移行過程の困難

 第3節 経済統合とグローバリズム
  ・経済の「ボーダーレス」の進行
  ・ヨーロッパの統合
  ・共通通貨「ユーロ」の導入
  ・憲法の無い国家
  ・アジアの地域統合
  ・環境のグローバル化

 第4節 バブルの破裂

■「むすびにかえて」より
経済的な豊かさの源泉は、自然資源を十分保有しているか否かではなく、その国がいかなる人的な資源を育て上げ、いかなる制度を整えたかによる。


分厚い本ではあったが、内容は一つ一つ濃い。
本書を手にした目的は「戦後の世界経済」を鳥瞰することであった。
こんなテーマは、学校の教育や、書籍・新聞・雑誌で得られる知識でカバーできない、広範囲のもの。
グローバルな視点でビジネスを行うべきサラリーマンとして、日常新聞で読まれる言葉や、世界市場を相手にした仕事で使える言葉遣いが多数あったことは、有益に値する。
また、当著者が、読者に訴えたいのは、将来経済界で活躍するサラリーマンたちに、幾度も難局に立ち向かわなければならない場合に、いかに解決していくか、適する方向に進んでいけるかを期待していることを痛感した。
この日本が、世界ナンバーワンの国になるのが最終目的ではない。
均衡の取れた世界をつくり、日本国と日本人の立場をより望ましい方向に仕向けていくにはどうしたらよいかを考えよう、と励まされた。
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2011年01月23日

「こころを動かすマーケティング」を読んで

「こころを動かすマーケティング」 〜コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる
日本コカ・コーラ会長 魚谷雅彦 著
ダイヤモンド社 発行
2009年8月6日発行
定価 本体1,500円 + 税
ISBN978-4-478-00868-3

そうして自分はこんなにマーケティングが好きなんだろう、と思うとき、過去を振り返って一つの理由を見つけることができます。それは、自分が何かをして、それに対して誰かに喜んでもらうというのが、僕にとっての何よりの喜びだった、ということです。(本文より)

●P.37
ブランドの価値を分解すると、
intrinsic value

extrinsic value
に分かれます。コカ・コーラのブランドマーケティング力を伝えるには、この二つの用語を使うとわかりやすいかもしれません。
intrinsic valueとは基本的な価値、すなわち「機能やスペックの価値」であり、
extrinsic valueとは、そこから付帯的に加わる価値、すなわち「エモーション、情緒や感性の価値」と表現できます。マーケティングには、実はこの両方が必要になります。理屈だけではなかなか共感は生まれない。それだけではなく、心に届くコミュニケーションをしなければ、という意識が極めて強いのが、コカ・コーラ、といってもいいかもしれません。

●P.60
また、新しい売り方に挑んだこともありました。・・・
こうなると、僕らは "忙しい時間にやってくる面倒な営業マン" ではなく、 "仕事に役立つ情報を教えてくれる先生" になるのです。仕組みを変えれば変わるんだ。考えてみれば、これはまさしくマーケティング発想でした。結果的に僕は営業活動を通じて、最前線の生きたマーケティングを学ぶことができたのだと思います。現場はどうなっているか。ユーザーは何を感じているのか。お客様に以下に付加価値を提供できるか・・・。現場を肌で実感することの大切さを、僕はライオンの営業の仕事で学ぶことができたのです。

●P.83
しかし、日本にはそもそもブルーカラー、ホワイトカラーという分け方はありません。では、ターゲットは誰なのかといえば、いわゆる「サラリーマン」の男性なのではないか。日本では、工場で働いていても自分はその企業に勤めるサラリーマンだという意識がある。自分はこの会社のために仕事をしているという意識がある。一部の人たちを除くと、実はほとんどの人が中流意識の普通のサラリーマンではないか。

●P.110
僕の中で一つだけ不安がありました。女性に向けた飲み物のコマーシャルに、女性の裸身を出すというのは・・・ということでした。子どもの教育上どうか、という感想をもたれたりしないかという懸念でした。いわゆるネガティブチェック、実際にたくさんの女性に試しに見てもらって問題がないかをチェックする機会が必要です。


●P.118
これは今も覚えていることですが、コロンビア大学のMBAの基礎マーケティングの授業で聞いた、印象的な話があります。モノ作りをする時に、最も陥りがちなある危険が潜んでいる、と教授は言いました。それは、それぞ消費者のニーズではないか、と平均的で汎用的なものを作ってしまうということです。
・・・熱い紅茶・・・アイスティー・・・これを平均するとどうなるか、ぬるい紅茶です。こんなものを飲む人はいない。
ところが、統計を取り、平均値を出してモノづくりに挑むと、こういうことが起こりうるということです。それでは商品は売れない。平均点のマーケティングはダメだということです。
・・・
むしろ、行うべきは、差別化が図れる、どちらかのサイドに明快に寄った突き抜けた商品だと感じていました。まずは、価値がはっきりしたものを作るべきだ、そうしなければ埋もれてしまう、という議論へと話を進めたのです。

●P.125
その意味では、同じ市場の枠組みの中でも、新しい需要の創造を目指して、飛びぬけたサブカテゴリーを作ったことこそ、紅茶花伝の成功要因でした。細分化とセグメンテーションの重要性を、そして早く一意を獲得したらその地位は簡単には変わらない「一番手の法則」を、改めて教えられたのが、この時でした。
過去に読んだマーケティングの本の中で印象に残っているのはアル・ライズというアメリカの広告代理店の経営者らが書いた「ポジショニング戦略」です。この本では、生活者の周辺に情報が氾濫している時代には、商品ブランドのポジショニングがいかに重要かが多数の事例とともに示されています。なかでも「一番手」であるということは、一度獲得するとどれだけ競合が力を駆使しても簡単に奪われることがなく、また長木に渡り消費者に強烈にインパクトをもたらすポジションであることが書かれています。

●P.140
「リレーションシップ・ベースの営業から、戦略的な営業に変わらなければいけない。」(マイクの発表文)
「でもね、考えてみてほしい。社長がこんな風に書いたということは、少なくとも社長の認識はこうでしかないという事実もいっぽうにあるということ。でも、実は僕も、三年間仕事をしてきて感じたことがある。やっぱり皆さんの情報発信力が弱いということです」・・・僕の発言に、営業の心に火がついたようです。負けないぞ、経営トップにも、マーケティング部門にだって負けないぞ・・・。そんな炎がメラメラと立ち上がってきたのです。

●P.157
会長兼CEO交代と同時に、中央集権的だった経営スタイルが一気に転換します。
「Think Local, Act Local」(地域に応じて考え、行動する)という極端なくらいの言葉を使い、地域密着を強調し始めました。その優良児的存在なのが日本だ、と新会長は言いました。日本独自の幅広い商品を持ち、積極的な事業展開をしている。世界は日本に学ぶべきだ、日本にこそ世界のビジネスの将来像がある。ザ・コラ・コーラ・カンパニーの未来は日本のようになるのだ、と。
この号令のもと、毎週のように世界各国のトップが大挙して日本に押し寄せてくることになります。・・・正直困りましたが、もっと困ったのは部下たちでした。すべての資料を英語で揃える準備のために夜遅くまで仕事を擦る日々が続きました。ただ一方で、みんなもうれしかったと思います。独自の商品開発を行ったり、幅広い商品ラインナップを揃えたりする日本が、高い評価を受けたのです。世界に対して二品が発信できる、いい機会でした。

●P.180
マーケティング担当者は、確かにマーケティングプランの構築や、商品の開発をリードする役割を担っています。しかし、その役割を上司やリーダーのような上部概念と認識してしまうことがある。そうなると、一気にうまくいかなくなります。
では、優秀なマーケティングはどうするのかといえば、機能に徹するのです。ブランドマネージャーになっても、成功している人は、"上から目線" には決してなりません。一緒に腕まくりしてがんばっている、という空気を作るのがうまい。一つのプロジェクトの目的を完遂するための、あくまでもコーディネーターになる。車で言えば、車輪になる。リーダーではないけれど、なくてはならない存在になる。そしてここで重要なのが、人を巻き込み、動かしていくことです。

ある目的があると、その実現のために何が課題かを抽出してもらい、それをどうやってクリアするか、それぞれの担当者に考えてもらわなければならない。技術、研究開発、生産、調達、営業・・・。宿題を職場に持ち帰ってもらい、検討してもらう。最終的な責任はマーケターにあったとしても、役割はあくまでコーディネーターなのです。

●P.197
日本で外資の存在を認めさせた先駆者、当時日本IBM会長 椎名武雄さんの言葉。
 「Sell IBM in Japan. Sell Japan in IBM.」

●P.231
ブランドというのは、単なる識別のためのネーミング、すなわち「アイデンティティー」だけではありません。それは社会に対してそのブランドの使命や価値を示す「コミットメント」であり、企業の風土や文化、携わるすべての人の行動や取り組みを総称しているものです。ブランドは企業経営にとっての主要な無形の資産であり、企業価値の大きな要素です。今、このブランド力が企業の盛衰に直結するといわれるのは、このことを強化しなければダメだということでしょう。



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2011年01月18日

今年(2010年)の曽我部家 10大ニュース

去年の年末、家族会議がありました。
月並みに、10大ニュースをみんなで挙げてみました。

順位はあまり意味がなく、思いついたままで書いてゆきました。

1)夏、暑かったこと
2)奈良の大仏を見に行ったこと
3)愛加が鉄棒で逆上がりができるようになったこと
4)マラソンで、夢花が5位、愛加が7位になったこと
5)夢花が、髪の毛をバッサリ切ったこと
6)健が、オルガンを習い始めたこと
7)子供達の机の配置換えをしたこと
8)お風呂のドアが壊れたこと、直したこと
9)健が、親知らず(歯)を抜いたこと
10)夢花が、1、2学期に一度も休んでいないこと
11)愛加が、1人でエスポ(夏の短期スイミングスクール)に行ったこと
12)夢花が、平泳ぎで25メートル泳げるようになったこと
13)東京(雷門、フジテレビ)に旅行に行ったこと
14)富士山こどもの国に行ったこと
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2011年01月17日

「愛する二人 別れる二人」を読んで

「愛する二人 別れる二人」〜結婚生活を成功させる七つの原則
ジョン・M・ゴットマン&ナン・シルバー著 松浦秀明訳
第三文明社出版
定価: 本体1,500円 + 税
ISBN4-476-03230-3

四つの危険因子
「非難」「侮辱」「自己弁護」「逃避」

典型的な五つの問題
「仕事でのストレス」「嫁姑問題」「金銭問題」「セックス」「家事分担」「子どもの誕生」
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「伝える力」を読んで

伝える力 〜「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!
池上彰著
PHP研究所
2007年5月2日発行
定価: 本体800円 (税別)
ISBN978-4-569-69081-0

2010年のベストセラーで、一番手軽なものをと思い、この本を手にした。

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「ハーバード流交渉術」を読んで

ハーバード流交渉術 〜イエスを言わせる方法〜
フィッシャー&ユーリー/金山宣夫 浅井和子 訳
三笠書房 知的生き方文庫
定価 本体495円 + 税
ISBN4-8379-0360-6

東京出張の時、朝早いためJR東京駅前の「丸善」丸の内本店に寄って買ったもの。
この建物に入ると、知的意欲が非常に沸いた。
趣味の本を見つけようと思ったが、棚で平積みし、目立っていたので、本の題名で付いてが出てしまった。

交渉では「自分と相手の "利益" "利害" に着目せよ。」というもの。
自分や相手の立場ではない。

○結論を先に示すと「反発」が待っている、という説明が印象的だった。
上司への報告など、結論を先にすることが非常に大事だというイメージがあった。
交渉では異なる、という訳。

○過去のいきさつを話すより、「明日、何をしたらよいか」を問え。
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2011年01月10日

家族の今年(2011年)の抱負、「夢に日付を!」を読んで、

渡邉美樹の「夢に日付を!」を読みました。

そこで、今年の抱負をどこかに書こうと思いました。
家族会議で言ったのは、

 ・オルガンのレッスンをしっかりやって、4月末までに今の楽譜の最後の曲まで終わらせる
 ・祭の横笛を練習し、夜の練りに出してもらえるようになること


ちなみに妻は、
 ・第九合唱団に入り、年末に出演する
 ・夫のお弁当を週2回は作る

長女は、
 ・10m以上ボール投げ(遠投)ができるようになる
 ・字をきれいに書けるようになる
 ・2011年1月〜2011年12月まで、テストで100点を30回取る

次女は、
 ・鉄棒で「連続逆上がり」ができるようになる
 ・縄跳びで、連続二重飛びが20回できるようになる

でした。


ところで「夢に日付を!」の話に戻りますが、
6つのカテゴリーに目標を作ってみました。


「仕事」
 客観視点でアクションプラン、言動を。

「家庭」
 週2回は家族で夕食、そして夫婦の会話を。
 旅行を計画的に。
 子供達には、自然と教養が身に付く環境作りを。

「教養」
 47歳で経営者としての資質を。
 読書、新聞、技術

「財産」
 47歳で、年収 1千万円超(2015年度)
 59歳で、ローン完済

「趣味」
 オルガン、笛(2011年5月までに)
 夏はソフトボール

「健康」
 大腸を大切に。
 便秘とうまく付き合う。
 水分を取る。
 毎日20時以前に夕食を。


「教養」「財産」以外は、短期的な目標ですが・・・。
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2011年01月09日

「ホンネを誰にも読ませない超心理術」を読んで

ホンネを誰にも読ませない超心理術
内藤誼人著
祥伝社
2008.04.01発行
ISBN978-4-396-61302-0
定価:本体1,300円+税

第1章
現代社会をしたたかに行き抜く超心理テクニック
 - できる人ほどホンネを隠している

★人生の勝利者ほど、ホンネをうまく隠している
★堂々と自信たっぷりでいれば、ホンネは絶対読まれない
★嫌いなことは3倍ホメろ
★下心を隠して歓心を買いたいなら、食ってかかれ
★「こだわり」の見せ方しだいで、一目置かれる人に
★噂話は楽しいけど、知らんぷり
★失言で失敗しないための習慣
★社内のゴシップとは、明確に一線を画しておけ
★ホンネを聞かれても、とぼけておけ
★接待上手の極意は「聞く」こと
★お酌ひとつで、あなたの評価はこんなに変わる

第2章
弱い自分を見抜かれないための超心理テクニック
- 自分の価値を上げるための絶対ルール

★臆病者と思われたくないなら、景気のいいことだけを口にせよ
★安売りは、自分の価値を落とすだけ
★弱さを見抜かれたくないなら、顔を上げろ
★恥ずかしいときほど、「それが何か?」で押し通せ
★1分でいい。誰よりも早く出社、誰よりも遅く帰宅せよ
★夜型になるな。成功者に朝方が多い理由
★2,3度無視して、仕事に没頭しているように見せる
★仕事を家に持ち帰るな
★集中と緩和のギャップをつくれ
★豊かな口髭で100倍タフな男に
★人前で速く読め。それだけで頭がよく見える

第3章
できる人、好かれる人になる!超「会話」「交渉」テクニック
- 相手の一枚上をいく!話し方の心理術

★お詫びするときは、出向かない方がいい (こともある)
★つまらない話こそメモを取れ
★相手を喜ばせるメモの取り方
★面接では、福利厚生系の質問はするな
★知っていることも「知らない」ように振舞え
★人に伝わる声を出すには?
★3つの発声のポイントで人に好かれる声になる
★婉曲的な情報で、相手の考えを制限していけ
★頭がよく見える会話のテクニックは、話すことより、「よく聞く」こと
★会議中に「やる気」をアピールする方法
★自分側からないときには、相手に考えさせればいい
★仕事のチャンスを呼び込む口癖は「面白そうですね」

第4章
好かれる人は「ネガティブなホンネ」をこうして直す
- 「苦手意識」を見抜かれないテクニック

★相手の悪感情を見抜かれない方法
★嫌いな人にこそ、名前を呼びかけて話そう
★退屈な席でこそ、たくさん食べろ
★人付き合いをよくしたいなら、見逃せ
★冗談を言って、できる人、好かれる人になる
★セミナーや講演では「前のほう」に座れ
★追い込まれたときほど、平然と仕事をしろ
★「忙しそう」をアピールすれば、厄介事は防げる
★「鋭さ」をアピールしたいなら、新聞は読むな
★知られたくないことを隠す視線テクニック
★「見苦しいこと」は隠れてやれ

第5章
仕事がやりやすくなる!ウソがばれない心理術
- できる人がこっそり使っている!禁断のテクニック

★ウソをつくときには、頭をかくな
★ウソがばれない表情をつくる2つのポイント
★目を「下」にそらすと、信頼度は半分に落ちる
★答えにくいことほど、「間」を作るな
★ウソをつくときは、ディテール(細部)にこだわれ
★語る内容を信じているか?
★疑われたら「得るものが何もない」ことを伝えよ
★ウソをつくなら計画的に
★ウソの説明は、はっきり、ゆっくり
★雄弁になりすぎるな
★自信がないときほど、胸を張って背筋を伸ばせ
★神経質そうな行動をとるな
★「さあ、わかりません」は使い方しだい
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2011年01月03日

「ものづくり無敵の法則」を読んで

「ものづくり無敵の法則」
鉄人が説く開発のこころ
多喜義彦著
2007.12.25発行
日経BP社発行
日経BP出版センター
ISBN978-4-8222-3103-3
定価 本体2,400円 + 税

知的財産を扱うコンサルタントが、多数のクライアントとの商品開発を経て得た経験やノウハウを、広くビジネスのヒントとするように書いたもの。異業種協業で、特異な視点による商品開発の楽しさ、付加価値の高さ、見過ごしているビジネスなどが有益。以下は引用で、表現方法などがユニークで、有益と思ったもの。


■34■ 技術の相対性理論
マグロを水揚げする漁船で使われている技術は、30年間、人力のみで、自動化・省力化が行われていない。
ある業界では陳腐化した技術が、他の業種では新技術として迎えられる。技術は不変で必要なもの。ただ、業界との相対性で価値が変わる。これを技術相対性理論という。

■65■ やっぱり「五重苦」の時代
「五重苦」・・・少量、多品種、異形、不定期、低頻度
大量生産時代は・・・大量、均一、定形、連続、頻発生産システム、であった。

■98■ ニュービジネスの意思決定は「俯瞰力」
バブル期以前のように、ものを作ればある程度売れる時代はとうに終わり、新しい仕組みや方法、そう「ビジネスモデル」を構築することが最大の競争力なのに、残念ながらおわかりにはなれないのです。
こんなことが結構ありまして、ちゃんとしている企業とこんな企業のトップの違いについて考えてみました。それは、一言で表せば「俯瞰力」の差ではないでしょうか?俯瞰とは高いところから見下ろす、あるいは見渡すことです。自分の企業の置かれたポジションをいかに高所から俯瞰するか?それか高ければ高いほど、より大きな範囲を見ることができ、的確な判断がくだせるのです。視野が広がると言うことは、情報量が多くなり、選択肢も多くなり。事業のシミュレーションができるということです。
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2010年08月09日

「心をつかむ技術」を読んで

「心をつかむ技術」
カート・モーテンセン著 (Kurt W. Mortensen)
弓場隆(ゆみばたかし)訳
2005.06.20発行
ISBN4-88759-384-8
本体1,300円(税別)

無理に押し付けるものでもなく、
嘘をつくのでもなく、
下手に出るのでもなく、
自分の良心に恥じることなく、
人の心をつかみ、動かすには?
上司と部下・営業マンと顧客ほか、
ビジネス上のあらゆる人間関係に必要な
コミュニケーションの技術を、
あますところなく紹介する。

説得とは、相手の考え方や態度、行動を、自分の望む方向に変えることである。
しかもそれは、相手が喜んで変えることでなければならない。

はじめに
○成功のためには、人の心をつかむことが欠かせない
○技術を学んだら、日々、実践しよう

心をつかむ技術

1.ほめる
2.貸しをつくる
3.出し惜しみをする
4.期待をかける
5.「みんながこうしている」と思わせる
6.責任を感じさせる
7.連想させる
8.感情と論理の両方に訴える
9.絆をつくる
10.関わらせる
posted by わて at 22:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月07日

「広報活動のすべて」を読んで

[絵解き]広報活動のすべて
2005年10月19日発行
山見博康 著
PHP研究所 出版
定価:本体1,700円(税別)
ISBN4-569-64572-0

この本は、
「プレスリリースからメディア対応まで。
これであなたもPRの達人になれる!
広報は身だしなみ演出家だ!」
というこんせぷとのもの。

ニュースにしてもらいたい対外告知を、いかに印象つけるか、いかに話題にしてもらえるか、いかに記事にしてもらえるかを考える上で役に立った。
相手の職業(社会的役割)の立場で、どのように伝えればよいかの判断するのに有益であった。
印象に残ったページを、2つ取り上げる。
弾丸をキーワードで探せ.jpg
新聞雑誌発行部数.jpg
posted by わて at 10:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月11日

超「超」整理法を読んで

書名: 超「超」整理法
    知的生産力を飛躍的に拡大させるセオリー
著者: 野口悠紀雄
出版: 講談社 2008.09.16
定価: 本体1,400円(税別)
ISBN978-4-06-214948-8

久しぶりに、野口氏の著書を読んだ。
というのも、15年前くらいは、
「知的生産の技術」などの情報収集方法関係の本を
読みあさっていた。
どうしたら、一流のビジネスマンになれるのだろうか、
などと、知識欲旺盛な自分は、いかにしてより多くの知識を身につけて、
仕事に役立てようとか、生活に役立てようとか、考えていたはずだ。

当時は1995年。自分は東京勤務で一人暮らし。
Windows95が出てきて、インターネットの時代と言われて間もない頃。
寮に引いてきたISDNの128kbpsが、
今までのダイヤルアップの28.8kbpsより早くて、
とても嬉しかったのを思い出す。

さて、本書は、2008年の出版で、GoogleがITを凌駕してきて、
Microsoftも負けずに頑張っている、という「検索」の時代。

デジタル・オフィスの環境も変わってきており、
1995年の「超」整理法が通用しなくなってきた。
そこで、2008年版に書き換えが必要となったわけ。
「分類するな。ひたすら並べよ」から
「分類するな。ひたすら検索せよ」となったのである。

そこで、当時から変わらない事実が、知的作業の核心はある(第6章)。
パソコンに頼ってすることではない、検索する前に必要なことがある。
それは、

「問題の設定」

「仮説の構築」

「モデルの活用」

である。
知的作業(「企画提案書」の作成、販売戦略の立案など、
アイデアが必要とされる仕事一般)について、当てはめることである。


「問題の設定」
 最も重要なのが、問題設定。
明確な問題意識を持つ。
テーマを設定する。
何が問題なのか。何を知りたいのか。
などなど。

「仮説の構築」
仮説とは、問題に対する暫定的な答のこと。

「モデルの活用」
モデルとは、問題を考えるための道具である。
現実の複雑な世界を理解するため、
現実を単純化し、本質的と考えられる要素を抜き出し、
それらの間の関係がどうなっているかを記述したもの。

書名につられて読んだが、なるほど、当時の貪欲な知識欲を
思い出され、なおとても新鮮な文体であったのが印象的だった。
今の世の中(特にIT環境)に沿った、とても良い指導書となった。
早速実践してゆきたい。
posted by わて at 23:33| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クリスマスの北海道旅行

去年の年末、うまく休みを取って北海道旅行に行った。
家族4人で、たくさん思い出を作ろう!!!・・・
そんな気持ちで、張り切っていた。
妻には、とても悔しい思いをさせたので、
記録しておかなければっ。

いろいろな出来事があったが、やはりトップは娘二人の発病。
非常に寒いので、風邪をひいてしまうのはしょうがないが、
よりによって旅先だし、
インフルエンザが流行っているし。
診断では「A型インフルエンザ」だったが、
何であっても、4人元気で行ってきた家族旅行、とはならなかった。

夢花を、旭山動物園に連れて行くことはできたが、
妻と愛加はホテルで留守番。

最終日は、愛加は外で雪遊びができたが、夢花抜きで。
それに、旭川空港までの移動は、妻と夢花は別行動。

数少ない、記念写真が、いくつがわての携帯に残っている。


新千歳空港にて。
こんな少ない雪でも、珍しさでウキウキ。
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夜は、札幌の街を堪能。
テレビ塔から大通り公園を撮影。
ここからホテルへの帰りには、愛加をおんぶすることに・・・。
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次の日、父と夢花だけが、旭山動物園に。
ホテルの前から、直通バスが出ており、元気な姿で出発。
お母さん、愛ちゃん、ごめんね。レポーターが、たくさんビデオを
撮ってくるね!
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旭川の街にやってきました。
雪はしっかり積もっています。
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恒例の、ペンギンの行進。
目の前、50cmくらいかなぁ。
本当に目の前でした。
携帯で3枚、デジカメで夢花が数枚、そしてビデオで一通り。
撮影隊は頑張りました。
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これが、旭山動物園から、旭川のホテルに向かう、路線バス。
座れてよかったね。ほとんどの乗客は立っていました。
これで夢花が立っていたら、もっと病気は悪化していました。
不幸中の幸いです。少し寝れたしね。
旭川市街に着いてから、ローソンで道を聞き、
ホテルまで走りました。
その後、夢花も体調が悪くなりました。
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いろんな思い出ができました。
でも、これではみんな消化不良。
もう一回行こうね!と、みんなで約束しました。
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2009年11月26日

「アメリカン・ミュージック・ビジネス」を読んで

書名 :音楽ビジネスをめざす人のための
    「アメリカン・ミュージック・ビジネス」を読んで
著者 :ディック・ワイズマン (関根直樹 訳)
出版 :音楽之友社
定価 :2400+税
発行 :2001年1月20日 第1刷
ISBN4-276-21492-0

第1部 音楽ビスネス
第1章 始める
第2章 レコード
第3章 レコーディングにおけるプロセス
第4章 レコード産業:概略史
第5章 レコード会社
第6章 レコード・プロデューサー
第7章 レコード会社契約
第8章 レコードの販売・流通
第9章 エージェント、専属マネージャー
第10章 音楽出版 
第11章 演奏権団体
第12章 コマーシャル
第13章 音楽業界誌
第14章 AFM
第15章 ラジオ
第16章 音楽ビデオ・ケーブルTV

第2部 音楽の仕事
第17章 スタジオ・ワークとエンジニアリング
第18章 レコード会社、ラジオ局の仕事
第19章 作曲、編曲、映画音楽
第20章 コンサート・プロモーション、パブリシティの仕事
第21章 演奏家としての仕事
第22章 ソングライティングの仕事
第23章 大学:必要な教育を受ける
第24章 音楽教育、家庭教師の仕事
第25章 印刷された音楽に関する仕事
第26章 音楽評論
第27章 音楽図書館員の仕事
第28章 楽器製造業
第29章 楽器小売業・卸売業
第30章 音楽療法
第31章 ピアノ調律、楽器修理、軍隊音楽、教会音楽、法律の仕事
第32章 アート・マネージメント
第33章 援助金
第34章 音楽ビジネスの少数派
第35章 芸術の権力とオルタナティブ・メディア
第36章 企業家精神:ビジネスを行う

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2009年11月12日

「音楽ビジネス マーケティング&プロモーション編」を読んで

書名 : 音楽ビジネス マーケティング&プロモーション編
This Business of Music Marketing & Promotion
著者 : タッド・ラスロップ&ジム・ペティグルーJr
Tad Lathrop & Jim Pettigrew Jr.
     関根直樹 訳
出版 : 音楽の友社
     2002.09.30 第1刷 (2005.04.30 第2刷)翻訳は2002.07
ISBN4-276-21493-9
定価 : \2,800+税


PART 1 音楽マーケティングを取り囲む環境
第1章 新たなエンタテイメント市場で音楽を売る
第2章 レコード会社のマーケティング・プロセス
第3章 音楽出版社のマーケティング・プロセス

PART 2 実践的音楽マーケティング・プロモーション
第4章 マーケティング・プログラム全体を把握する
第5章 商品およびユーザーを決める
第6章 商品をパッケージ化する
第7章 価格設定・支出・利益
第8章 商品の幅を広げる:その他のフォーマット
第9章 小売店・業者経由で販売する
第10章 ダイレクト・マーケティングおよび小売店以外の販売方法
第11章 商品を宣伝する
第12章 ライブ活動を行う
第13章 マーケティング・プログラムを広げる
第14章 作家・出版社の収入源
第15章 マーケティング・プログラムを管理する
第16章 海外で楽曲をマーケティング・プロモーションする

PART 3 インターネットを用いた音楽マーケティング・プロモーション
第17章 世界レベルの新たな情報・販売ネットワーク
第18章 インターネットで楽曲を販売する
第19章 インターネットで楽曲プロモーションを行う
第20章 インターネットで収入を得る

PART 4 アメリカのプロ5人にきく

PART 5 日本で活躍する6人にきく

著者が米国人なので、米国の事例で書かれている。
インターネットを用いた流通に関して書かれているため、
内容が古く見えない。しかし、インターネット普及率も現在と異なるし、Yahoo/Googleといった感じでもない。
しかし、音楽ビジネスはある部分保守的な部分があるので、それを勉強するには適している。章のタイトルをみてから、そこへ飛んで読み勧めるのが良いと思う。

posted by わて at 23:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「音楽ビジネス・自遊自在[実践篇]」をよんで

書名: 音楽ビジネス・自遊自在[実践篇]
    音楽著作権と原盤権ケーススタディ
著者: 鹿毛丈司
出版: 音楽の友社
発行: 2004.10.20 第1刷
ISBN4-276-23784-X
定価 \1,600+税

前回の書籍の続編で、具体的に起こりうる事例の質問に答えてゆくという進み方で解説している。但し、これも演奏家(ミュージシャン)がどのようにして儲けるのか、日本での事例は、という観点。
読み物としては面白い。但し、情報が限定的で、体系的に書かれてはいない。前回の書籍の方が、情報量ははるかに多い。
posted by わて at 23:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「音楽ビジネス・自遊自在」を読んで

書名: 音楽ビジネス・自遊自在
    原盤権と音楽著作権を知るためのハンドブック
著者: 鹿毛丈司
出版: 音楽の友社
発行: 2006.03.31 第5刷 (2003.04.05 第1刷)
ISBN4-276-23783-1
定価 \1,600+税

本書は、自分がミュージシャンになる時に、どのようにお金を稼ぐか、支払うか、という視点で書かれたもの。
「ビジネスとしての音楽」=「原盤権」と「音楽著作権」を易しく解説してくれるもの。
よって、世の中に出回っている音楽(曲、楽譜、CD)をどのように活用して音楽のビジネスをするのか、という視点では書かれていない。

第1章 原版権と音楽著作権
第2章 レコード会社とアーティスト
第3章 原盤契約
     インディーズ出版などに言及
第4章 出版契約
     JASRAC、録音権使用料、演奏権使用料、出版使用料、貸与使用料、著作権隣接権などに言及
第5章 アーティスト活動
第6章 新たなアリーナへの挑戦
第7章 スター誕生

日本での事例がほとんどなので、残念ながら海外(特に米国)の音楽ビジネスのことは書かれていない。しかし、何にどんな権利が発生して、その金額の計算の仕方はどうするのかという観点では、非常に分かりやすく書いている。その他の分野に及ぶ部分は、他の書籍に譲ることにしよう。
posted by わて at 23:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月07日

「カウンセラーのコーチング術」を読んで

上司の勧めで、管理職のスキルとしての、「コーチング」の本を読んだ。他にも、「目標管理のためのコーチング」の通信教育講座を終了した。自分を伸ばすスキルアップばかり考えていて、管理職になってからは、他人のスキルアップを考えるなんて、あまり考えていなかった。

以下、巻末のまとめを見つつ、コーチングの知識として、少しずつでも習得したい。

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書名:カウンセラーのコーチング術
出版:PHP研究所
著者:市毛恵子
定価:本体1,300円(税別)
発行:2002年10月15日
ISBN4-569-62348-4

第1章 リスニングのスキル
[1]どういうスタンスが必要か
◆部下の状態は自分に要因があるというスタンスに立ってみる
◆あなたという「刺激」に部下は「反応」している
[2]聞くことの効用
◆話をしっかり聴かれることで相手の中に起こること
 @「自分はこの人に受け止められている」安心感が生まれる
 Aしっかり聴かれた体験は、「自分の話には価値がある」という自信になる
 Bその自信が「自分には存在価値がある」という自己肯定感につながる
 C自分が何かを感じているのか、思っているのかがはっきりする
 D新しいアイデアがひらめいたり、ばらばらだったイメージが統合されてゆく
 Eカタルシス効果(内面の浄化作用)があり、気持ちが軽くなる
 F話を聞いてもらった人は、相手の話を聞くことができる
◆「自分の話を確かにしっかり聴いてくれている」という安心感が大切
◆安心感があれば、人は話を聴いて欲しい
[3]信頼される聴き方とは
◆「こちらの聞きたいこと」ではなく「相手の言いたいこと」を心をこめて真剣に聞き取る
◆安心できる対話が信頼感を増す

第2章 コミュニケーションがストレス
[1]なぜ、コミュニケーションがストレスになるのか
◆未完了感がストレスの原因
◆あなたのコミュニケーションは完了していますか
 @相手の話に反論をしてさえぎることなく、終わりまで聴いているか
 A相手の話の途中で、「じゃ、こうしたら」「こうしろよ」とアドバイスや命令はしないか
 B「そんなことはいいから」と相手の話をないがしろにしたりしていないか
 C質問したら相手が答えるまで、黙って待っているか
 D相手が受け取る準備ができてから伝えているか
[2]未完了の症状とは
◆攻撃的になる、内向的になる、強い刺激に依存する
◆攻撃的な人の話ほど聴く必要がある
[3]内向的になっている人にはこちらが「待つ」ことも必要
◆未完了感を減らしていくのは、「自分がちゃんと聴かれている」という完了感
[4]人の話はなぜ聴けないのか
◆時間が無いと思っていないか
 聴くことで信頼関係を作る方が実は早い
◆勝ち負けにこだわっていないか
 ストレスが高いときほど、批判的になる
◆自分が満杯だと聴けない
 黙って終わりまで話を聴いてくれる人はいるか

第3章 相手のシャッターを開けるスキル
[1]完了感をもたらすスキル
◆説得では相手のシャッターは開かない
◆相手の気持ちを繰り返す
[2]相手の「身構え」を解く
◆声の大きさ・速さ、視線、姿勢、共通点などのペーシングでラポールをつくる
 @相手が話している時は、作業の手を止めて聴いているか
 A相手の方を見て聴いているか
 B腕組みや足組みをしないで聴いているか
 C相手が伝えたい内容だけでなく、相手の気持ちも受け取っているか
 D自分の声の大きさ・速さ・トーン、表情や身振りにも意識を向けているか
 E相手が話したことの内容だけでなく、その時に相手の表情、声まではっきりと思い出せるか
[3]つながりをつくる
◆「この上司と仕事をしている」という一体感がやる気を引き出す
◆部下の話や約束を覚えているか
[4]一緒にいる
◆「心ここにあらず」はばれている
◆体も心も全部で一緒にいる

第4章 相手の話を引き出すスキル
[1]沈黙はチャンス
◆沈黙が話題を深める
◆沈黙の間、自分から口を開いたり、資料や外に気をそらさずにいられるか
[2]促しの接続詞の効用
◆Butではなく、Andの接続詞を使う
◆意見を本当に伝えたい時には、相手が全部話して吐き切った時に伝える
[3]明確にするための質問詞
◆Whyを使うと、言い訳、陳謝になりやすい
◆Why以外の4W1Hを使って、相手の問題を明確にする
[4]苦手なモードに耐えられるか
◆一般化、正論では話は引き出せない
◆苦手なモードの話でも聴いていられるか

第5章 活性化のスキル
[1]プレッシャーをかけずに活性化
◆人から強制されたことには強くストレスを感じる
◆対話型のコミュニケーションが活性化をもたらす
[2]相手のリソースを聴く
◆自分の興味にこだわらずに、相手のリソースを聴く
◆「リソースの聴くこと」は、相手から元気を引き出していき、聞く側にも気づきがある
[3]強みを引き出す
◆「この人にはどのような力があつの蚊を見ていこう」という姿勢が必要
◆力を見つけるヒントは、本人がそれをすることが
 ●好きである
 ●ワクワクしている
 ●安心している
 ●いつの間にか自然にしている
[4]アクノリッジメントは正の強化
◆「Iの立場」であなたの気持ちを話すと対等の立場で伝わる
◆誉めようとするだけで、言葉以外の93%(視線、表情、声のトーン)が肯定的なメッセージを合う手に伝えてゆく
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[5]どこを伸ばすか
◆伸ばしたいところに焦点を当てるために必要なのは
 ●今どこに焦点を当てたいのかがはっきりしている
 ●どこに焦点を当てることが相手にとって今必要なのかがわかっている
 ●焦点を当てたいほうに返している
◆自分の問題を対話に持ち込んでいないか
[6]フィードバックをもらう
◆フィードバックすることで、部下は責任のある立場に立つ
◆自動的、無意識なコミュニケーションを意識化する

第8章 効果的な伝え方
[1]相手の優位感覚に訴える
◆4つの優位感覚がある
 ●視覚優位
 ●聴覚優位
 ●身体感覚優位
 ●言語優位
◆自分の優位感覚を知って、表現方法が偏らないように工夫する
[2]優先順位の見分け方
◆相手の優位な感覚を知ることで、その感覚に訴える伝え方ができる
◆相手の優位感覚がわからないときには、いろいろな優位感覚に機能するやり方を試してみる
[3]叱り上手になるために
◆あなたが「正しい」ということを証明するために叱るのではない
◆相手が「今のやり方ではうまくいっていないのだ」と言うことに気づき、「他のやり方でやってみる」というほかの選択肢を見つけ、「自分にはやれる」という自信を持って、次のステップに向かうためにする
[4]叱り上手の6つのステップ
 @一対一になる

   できれば別室で話すことをお勧めする。
   他の人への見せしめのためという意図が働くこともあるかもしれませんが、
   本人にとっても他の人にとっても、それが機能することはありません。
   ただ恨みを買うだけ。

 A感情的になっていないか自分をチェック
 Bうまくいっていない点は具体的、限定的に伝える
 C他にどういう選択肢や可能性があるのかを聴き出す
 D自信をつけること
 E振り返りの時間を待つ
[5]スキルを自然に使うには
◆使うことに躊躇する気持ちを押し殺すと、不自然になる
◆スキルについて思ったり感じたりしていることを、正直な言葉を使って話題にしながら練習してゆく

第9章 確実に部下を育てるスキル
[1]何を動力にするのか
◆恐怖、嫉妬、競争心ではなく、夢、喜び、愛を動力にする
◆必要なのは、目的・目標、モデル、サポートシステム
[2]ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいないか
◆目標に対して、全人格的な同意が取れたときに、目標達成のエネルギーが飛躍的に向上する
◆見た目の反応、話の内容、声のトーンは一致しているか
[3]サポートシステムがあると強い
◆自分自身のサポートシステムはあるか
◆人間関係のサポートシステムはあるか
◆日常生活のサポートシステムはあるか
[4]決定権があると動きが違う
◆ストレスはコントロールできる時には影響を受けにくく、コントロールできない時に悪い影響を受けやすい
◆部下に活躍して欲しい時には、多くの場面で決定権を与える
------------------------------------------------------------

この本を通して、少しでも「コーチング」に関しての知識がついたかと思う。通信教育では、限られた時間に課題を提出すべきだったので消化不良だったが、他にも少しあたり、掘り下げてゆきたい。
posted by わて at 20:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月05日

「図で考える人の図解表現の技術」を読んで

書名:  図で考える人の図解表現の技術
      〜 思考力と発想力を鍛える20講 〜
著者名: 久恒啓一
発行日: 2002年12月5日
出版:  日本経済新聞社
ISBN4-532-40260-3

図解で説明すると、「ここはいいね」「これもいいね」という肯定的なコミュニケーションになる。マネージメントと言う点でも、図解はとても役に立った。図解の威力について、確信が持てた。著者は「図解コミュニケーションが世の中を変える」とも言っている。

上司とのやり取りで、最近の仕事の進め方は、「いかに図解するか?」を考えることが多いので、それに適した著書である。

目次を見ると、その重要な過程があるので、ピックアップする。


■マルの使い方
img012a.jpg
マルを使って、「関係、位置、構造」を表現する。
四角は心理的に、人間は角張っているものを見ると緊張をしてしまうので避けたい。マルの方が、フレキシブルを感じられますし、見る人に柔らかい印象を与えて受け入れやすくする。


■矢印の使い方
img013.jpg
矢印を使って「動き、流れ、方向、関係」を表現する。

図解の基本は、「大胆に、そして細心に」である。
余分な要素をばっさりと切り落として大きな構造を考えてみる。
物事を高いところから見て、全体像を鳥瞰して構成するのが良い。
ビジネスマンはよく「ワンランク上の役職の視点を持て」と言われる。しかし、2ランク上の役職の視点を持つくらいがちょうど良いのではないかと思う。ライバル会社との比較なら、、一段階上の「業界」や、もう一段階上の「日本経済」の視点から構造を考えてみる、経営者であれば、「業界」でなく、一段階上の「日本経済」、もう一段階上の「世界経済」の視点から構造を考えてみるのが良いだろう。


■実践編
第13講 エンパワーメントの構造を図解する

『それは「情報」ではない』の中の「エンパワーメント:新世紀の言葉」の部分を図解してもらったもの。ワーマン氏は、部下が上司からの指示の範囲を超えて自分で判断する自由を持つことがエンパワーメントにつながると述べています。
下記は、それを図示したものです。

画像 001.jpg

ポイントは、
 ・内容を正しく表現する言葉、対称性がきわだつ表現を考え抜くこと
 ・自分自身の経験や知識を入れ込むことでリアリティーが出てくる
 ・図の中に時間軸を入れることで、対立と考えていたものが大きな枠組みの中で両立とも活きることがある。

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本書では、図解することで

 「問題解決案の発想」
 「説得」
 「部署内の肯定的なコミュニケーションが活発になること」 
   に役立つ。

と、図解の威力に核心が持てるようになった筆者の熱意が綴られています。日常の仕事に応用でき、とても刺激になりました。
posted by わて at 23:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お好み焼きを作った

週末の土曜日、お好み焼きを作った。

キャベツいっぱい、牛肉いっぱい。
子供らは、食べる食べる!

その姿を見て、とても幸せに思う。
料理とまでは言わないが、野菜を切るところから、皆で鉄板を囲むところまでをやったが、それなりに楽だ。
特に、僕は鉄板や鍋を囲むことが好きだ。
自分の分量が特定していなくて、譲り合う、取り合う、じゃんけんをする、このプロセスが、なんとも言えない。

たまには、負けてあげたり・・・。
小さい頃から、負けず嫌いで、奪い取っていたばかりなのに、
自分の子供となると、譲ってしまう。
自分でも信じられない。
親も信じないだろうな・・・。

そういう、親の立場というものを実感し、子供を甘やかしている行為をしている自分に、幸せを実感する。

夏になると、鍋は無いから、鉄板系の週末を考えてもらおう!
posted by わて at 22:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

料理をする

日曜日、妻の勧めで料理をした。

クリームスープチーズ煮(ジャガイモ、ベーコン)を作った。
幸い、食べたことがあり、かつレシピがあるものを選んでもらったようだ。

今回、作ることが目的ではなく、「段取り」というものを体感するためだ。
妻は「料理は、段取りができないとうまく完了しない。」という。
なるほど、何かをしながら、とか、時間がかかる作業とかからない作業の順番を間違えると、短時間で仕上げることができない。
また、負担を軽くするにはどうしたらよいのか、綿密に計画しなければ
ならない。

そういった訳で、やり始めるのだが、「手順が悪ければ、その時に指摘を入れてもらう」という条件付きで、ヤイヤイ言われることを覚悟し、
始めてみた。

感想は、メニューは非常に優しいものから始めてくれたなあ、と。
そして、手順は逐一指示をもらったので、滞りなく進めることができた。

毎日ほとんど同じ内容の、「お米」「味噌汁」は、案外時間がかかるものだと実感した。これらに、「その日安くなっていたものを買って、献立を考えて、分量を調整して料理する」のは、難易度が高いな、と思った。しかし、慣れてくれば、挑戦しようかな、と思った。

ヤイヤイ言われながら、「そうか、その通りやな!」などと、新しい発見をしながら、また「次にもおぼえてるかな?」と心配しながら、次の週末を迎えることとしよう。
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2009年06月20日

「さわりで覚える映画の名曲50選No.1/No.2」

さわりで覚える映画の名曲50選No.1
名曲の旋律が甦るクライマックス・メドレー[1933〜1963]
出版 : 樂書舘
発売 : 中経出版
\1,600(税別)
ISBN4-8061-2200-9

出版社/著者からの内容紹介
中経出版
2005/05/09 17:44:04

1933年の『未完成交響曲』から1963年の『大脱走』まで、戦前・戦後30年間の名作映画50作品のテーマ音楽を聴きながら作品ガイドを制作年度順に読める。演奏はすべてロイヤル・フィルハーモニー・ポップス管弦楽団。

【収録曲】
未完成交響楽/セレナード
白雪姫/いつか王子さまが
駅馬車/淋しい草原に埋めてくれるな
オズの魔法使/虹の彼方に
風と共に去りぬ/タラのテーマ
哀愁/別れのワルツ
ピノキオ/星に願いを
カサブランカ/時の過ぎ行くままに
荒野の決闘/いとしのクレメンタイン
黄色いリボン/黄色いリボン
第三の男/第三の男
アニーよ銃をとれ/ショウほど素敵な商売はない
旅愁/セプテンバー・ソング
雨に唄えば/雨に唄えば
禁じられた遊び/愛のロマンス
真昼の決闘/ハイ・ヌーン
ライムライト/テリーのテーマ
シェーン/遥かなる山の呼び声
終着駅/ローマの秋
帰らざる河/帰らざる河
道/ジェルソミナ
愛情物語/トゥ・ラヴ・アゲイン/ノクターン作品9-2
エデンの東/エデンの東
慕情/慕情
旅情/ベニスの夏の日
知りすぎていた男/ケ・セラ・セラ
追想/アナスタシア
鉄道員/鉄道員
80日間世界一周/80日間世界一周
誇り高き男/誇り高き男
OK牧場の決斗/OK牧場の決斗
戦場にかける橋/ボギー大佐
昼下りの情事/魅惑のワルツ
抱擁/オール・ザ・ウェイ
大いなる西部/大いなる西部
恋人たち/弦楽六重奏曲第1番第2楽章
南太平洋/魅惑の宵
刑事/死ぬほど愛して
避暑地の出来事/夏の日の恋
ベン・ハー/ベン・ハー 愛のテーマ
荒野の七人/荒野の七人
太陽がいっぱい/太陽がいっぱい
ウエスト・サイド物語/トゥナイト
さよならをもう一度/交響曲第3番第3楽章
ティファニーで朝食を/ムーン・リバー
アラビアのロレンス/アラビアのロレンス
世界残酷物語/モア
地下室のメロディー/地下室のメロディー
シャレード/シャレード
大脱走/大脱走マーチ

さわりで覚える映画の名曲50選No.2
名曲の旋律が甦るクライマックス・メドレー[1963〜1991]
出版 : 樂書舘
発売 : 中経出版
\1,600(税別)
ISBN4-8061-2201-7

出版社/著者からの内容紹介
中経出版
2005/05/09 17:45:17

1963年の『007ロシアより愛をこめて』から1991年の『美女と野獣』まで60年、70年、80年代の名作映画を聴いて読める。No.1と合わせて100作品100曲を制作順に網羅。
演奏はすべてロイヤル・フィルハーモニー・ポップス管弦楽団。

【収録曲】
007ロシアより愛をこめて/ロシアより愛をこめて
ブーべの恋人/ブーべの恋人
夜霧のしのび逢い/夜霧のしのび逢い
シェルブールの雨傘/シェルブールの雨傘
マイ・フェア・レディ/踊り明かそう
いそしぎ/いそしぎ
サウンド・オブ・ミュージック/エーデルワイス
ドクトル・ジバゴ/ララのテーマ
夕陽のガンマン/夕陽のガンマン
男と女/男と女
卒業/サウンド・オブ・サイレンス
パリのめぐり逢い/パリのめぐり逢い
みじかくも美しく燃え/ピアノ協奏曲第21番第2楽章
華麗なる賭け/風のささやき
個人教授/個人教授(愛のレッスン)
白い恋人たち/白い恋人たち
青春の光と影/青春の光と影
2001年宇宙の旅/ツァラトゥストラはかく語りき〜美しく青きドナウ
ロミオとジュリエット/ロミオとジュリエット
明日に向って撃て!/雨にぬれても
雨の訪問者/雨の訪問者のワルツ
ある愛の詩/ある愛の詩
小さな恋のメロディ/メロディ・フェア
ひまわり/ひまわり
屋根の上のバイオリン弾き/サンライズ・サンセット
ビートルズ/レット・イット・ビー/レット・イット・ビー
ベニスに死す/交響曲第5番第4楽章アダージェット
キャバレー/キャバレー
ゴッドファーザー/ゴッドファーザー〜愛のテーマ
ラ・マンチャの男/見果てぬ夢
スティング/エンターテイナー
追憶/追憶
エマニエル夫人/エマニエル夫人
ジョーズ/ジョーズ
スター誕生/スター誕生〜愛のテーマ
ロッキー/ロッキーのテーマ
サタデー・ナイト・フィーバー/愛はきらめきの中に
スター・ウォーズ/スター・ウォーズのテーマ
未知との遭遇/未知との遭遇のテーマ
スーパーマン/スーパーマンのテーマ
クレイマー、クレイマー/マンドリン協奏曲
地獄の黙示録/ワルキューレの騎行
炎のランナー/炎のランナー
E.T. /E.T.のテーマ
スタンド・バイ・ミー/スタンド・バイ・ミー
プラトーン/弦楽のためのアダージョ
バグダッド・カフェ/コーリング・ユー
ニュー・シネマ・パラダイス/ニュー・シネマ・パラダイス
ゴースト ニューヨークの幻/アンチェインド・メロディー
美女と野獣/美女と野獣〜メインテーマ
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2009年06月03日

「ヒット商品が面白いほど開発できる本」を読んで

書名: ヒット商品が面白いほど開発できる本
    〜開発の段取りから販売戦略まで基本ポイント35,
     豊富な図解でポイントすっきり〜
著者: 大田昌宏
出版: 中経出版
2007年7月25日 第1刷発行
ISBN978-4-8061-2737-6

書名に惹かれて読んでみたが、役に立ちそうな印象に残ったものを抽出した。

27ページ
アイデア創出のための行動20箇条
[1]デパートへいく!食品売場・女性物売場(化粧品・アパレル・日用品)は必須
[2]人気店に食べに行く!
[3]話題の催し物・映画・イベントに行って見て、体験する!
[4]美術館・博物館に行って芸術に触れてみる!
[5]街中や電車の中で聞き耳を立てる!
[6]漫画・雑誌・TV・ラジオ・インターネット・音楽を常に関心を持ってみたり聴いたりする!
[7]ホームステイする!(親類・友人の家庭)
[8]輸入品店やバラエティーショップへ行く!
[9]中学・高校・大学¥専門学校などの学園祭に行く!
[10]TVCM・雑誌広告・社内吊り広告・店頭ポスターを見る!
[11]子供と一緒に遊園地・動物園・イベント会場へ行く!
[12]ファッションショーに行く!
[13]東京へ行く!
[14]特徴的な売り方の小売店へ行く!
[15]店頭サンプルの配布を自らする!
[16]スーパー・コンビニの定点観測をする!
[17]ヒット商品や発想法に関する本・雑誌・新聞を読む!
[18]工場見学に行く!
[19]見本市・包装展・地方(外国)物産展に行く!
[20]目に見える形を作ってみる!

49ページ
アイデア発想のための「オズボーンのチェックリスト」
[1]他に使い道は無いか?
[2]他からアイデアを借りられないか?
[3]形・色・動きを変えたらどうか?
[4]大きくしたらどうか?
[5]小さくしたらどうか?
[6]代用したらどうか?
[7]入れ替えたらどうか?
[8]逆にしたらどうか?
[9]結び合わせたらどうか?

55ページ
img009.jpg

63ページ
img010.jpg

73ページ
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以上のように、柔軟な考え方で、情報整理してゆけば企画を容易に進めていくことが書かれている。但し、この手の書籍は弱点がある。あまりにも、コンシューマー寄りの製品つまり、日用品、消耗品などに限っており、趣味のもの、多数の顧客が見込めないもの、高級品などには余り適しない面がある。それだけに、独特の市場で戦っているビジネスマンには、うまくその特殊市場用にカスタマイズする必要がある、と感じた。
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「スパイサー博士の考える技術 説得の技術 〜表現力を磨く6つのプラン」を読んで

書名: スパイサー博士の考える技術 説得の技術 〜表現力を磨く6つのプラン
著者: キース・スパイサー (上野義道 訳)
出版: ダイヤモンド社
1998年9月18日 初版発行
ISBN4-478-76074-8


コミュニケーションには、三つの原則がある。「分析」「輪郭」「動き」がそれである。図を見て欲しい。囲み、番号、矢印は、この三原則を示している。

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1.分析した話の核を示す
2.核を分解し、輪郭を描写
3.結論に向かって前向きに移行

次に、左脳と右脳を協力させる。

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6つのアイコンの名前、働きと効果を説明する。
img006.jpg

1. 時(あるいは「時計」)のプラン
2. 場所(あるいは「地球儀」)のプラン
3. 三角(または「分析的」)のプラン
4. ズームレンズ(または「同心円」)のプラン
5. 振り子(または「弁証法」)のプラン
6. 利点(または「機能」)のプラン

さらにサブプランがある。
img007.jpg

以上のような、アイコンを利用して、「筋道を立てて正しく考えること」を解説している。文章や説明の組み立てをどうするかを考える時に有効である。
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企業ファンサイト入門「極楽クラブ」の秘密 を読んで

書名: 企業ファンサイト入門「極楽クラブ」の秘密
    ファンが集まるネットマーケティング
著者: 川村隆一 : ファンサイト(有)代表取締役
出版: 日刊工業新聞社
2006年4月28日 初版第1刷発行
ISBN4-526-05652-9

企業が、ある特定の商品(製品)を拡販するために、Webで独特な方法を駆使してファンを集めようとする、成功事例を紹介したもの。

印象に残ったページとして、105ページがある。
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AIDMA (Attention, Interest, Desire, Memory, Action)に加えて、Webが担う役割部分を示してくれている。

また、ファンサイトで「定番」を構成する要素は何かがあった(108ページ)。

定番とは、
 ・使い心地がよく、ユーザーフレンドリーである
 ・その商品やサービスは常にニュースで溢れている
 ・企業の思い入れがある
 ・オリジナリティが感じられる
 ・本物である
 ・お得感がある

定番の「機能」は、
 ・会員登録フォームがあるか?
 ・掲示板あるいはブログ/SNSはあるか?
 ・チャット機能はあるか?
 ・アンケート応募フォームはあるか?
 ・マイページ機能はあるか?
 ・ショッピングバッグなどのEショップ機能があるか?

本書の最後に、ファンサイト宣言があった。

 □ファンの欲しいものを知っているか
 □ファンと熱気を共有しているか
 □ファンをえこひいきしているか

筆者のホームページ:
 ファンサイト有限会社 http://www.fun-site.biz/
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2009年05月17日

「きっと勇気がわいてくる魔法の言葉(1)(2)(3)」を読んで

きっと勇気がわいてくる魔法の言葉
(1)あこがれの人の言葉 ISBN978-4-8113-8159-6 (初版:2006.11.01)
〈2〉語りつがれた言葉 ISBN978-4-8113-8160-2 (初版:2006.12.01)
(3)心に残る言葉 ISBN978-4-8113-8161-9 (初版:2007.01.20)

 著者 中井 俊已 (なかいとしみ)
 出版 汐文社

この3冊はシリーズで、(1)と(3)は33個、(2)は34個、合計百の言葉を綴ったもの。右に原文、左に筆者の解説が載っている。

気に入ったものを抜粋する。

(1)あこがれの人の言葉

 僕が君たちに言えることは一つだけだ。
 それは、目標を持つこと。
 目標を持つことで君たちが望むことのほとんどは可能になるはずです。
  イチロー(鈴木一朗)1973〜 プロ野球選手


 毎日毎日の試合を全力でプレーして、
 それを積み重ねていくしかない。
 そのためには一打席一打席、
 一級一級集中してプレーするしかない。
  「僕のメジャー日記」
  松井秀喜 1974〜 プロ野球選手


 何も咲かない寒い日は、下へ下へ根を伸ばせ。
 やがて大きな花が咲く。
  高橋尚子 1972〜 マラソン選手 シドニーオリンピック金メダリスト


 私には、特殊な才能はありません。
 ただ、熱狂的な好奇心があるだけです。
  アインシュタイン 1879〜1955 アメリカの物理学者


 モノマネから出発して、独創にまで延びていくのが、
 我々日本人の優れた性質であり、たくましい能力でもあるのです。
  野口英世 1986〜1928 明治・大正時代の細菌学者


 この世に「雑用」という用はありません。
 私たちが用を雑にした時に、雑用が生まれます。
  渡辺和子 1927〜 カトリック修道女


 勝負の世界では「これでよし」とする消極姿勢になるのが一番怖い。
 常に前進を目指さぬ限り、そこでストップし、ついには後退が始まるからである。
  「人生、惚れてこそ」 羽生善治(はぶよしはる) 1970〜 棋士


 私はチャンスに備えて学び、
 いつもその仕事に取りかかれる態度を整えている。
  エイブラハム・リンカーン 1809〜1865 第16代アメリカ合衆国大統領


 「お前は無理だよ」と言う人のことを聞いてはいけない。
 もし自分で何かを成し遂げたかったら、できなかった時に他人のせいにしないで自分のせいにしなさい。
 自分の周りを野心であふれ、プラス思考の人で固めなさい。
 近くに誰かあこがれている人がいたら、その人にアドバイスを求めなさい。
 君の人生を考えることができるのは君だけだ。
 君の夢が何であれ、それに向かってゆくんだ。
 君は幸せになるために生まれてきたんだから。
  マジック・ジョンソン 1959〜 元プロバスケットボール選手・実業家


〈2〉語りつがれた言葉

 僕の前に道はない
 僕の後ろに道は出来る
  詩「道程」より 高村光太郎 1883〜1956 彫刻家・詩人


 心で見なくちゃ、物事は良く見えないってことさ。
 大切なことは、目に見えないんだよ。
  「星の王子さま」 サン・テグチュペリ フランスの作家


(3)心に残る言葉

 一生終えて後に残るのは、我々が集めたものではなくて、
 我々が与えたものである。
  シェラール・シャンドリ 三浦綾子著「続・氷点」の中より


 読むことは人を豊かにし、書くことは人を確かにし、放すことは人を機敏にする。
   フランシスコ・ベーコン 1561〜1626 イギリスの哲学者


 熱意はあなたの人格の原動力だ。
 それがなかったら、どんなに優れた能力を持っていたとしても
 その能力は眠ったままで役に立たない。
  デール・カーネギー 1888〜1955 アメリカの社会教育家

 
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"3時間でわかる「クラッシック音楽」入門"を読んで

"3時間でわかる「クラッシック音楽」入門"
著者 中川右介 (なかがわゆうすけ)
発行 株式会社青春出版社
   2006年5月15日
ISBN4-413-04145-3

世間の「クラシック音楽」という言葉の認識を知りたく、著書名で興味を示した。世の中の音楽(曲・作曲家・時代・ジャンル)の中で、どの部分を「クラシック」と呼んでることが多いのかを、世間一般の標準的な範囲でつかもうと思った。

26ページ:
  「本物のクラシック」とは?

  ------ドイツの指揮者ヴェルヘイム・フェルトヴェングラーが
  1951年7月29日にバイロイト音楽祭で指揮した、
  ベートーヴェンの交響曲第九番------を中心とする音楽

とずばり一言で言っている。斬新だと思った。上記の一つ一つに意味があるのだが、ここでは省き、代表的な曲目を挙げてゆきたい。

54ページ:
  オーケストラの優劣を決めるもの
  ベルリン・フィルハーモニーとウィーン・フィロハーモニーが
  世界最高のオーケストラであることは、全世界共通の認識

のようだ。

交響曲
『英雄(第3番)』『運命(第5番)』『田園(第6番)』『合唱(第9番)』『第7番』:ベートーヴェン
『プラハ(第38番)』『第39番』『第40番』『ジュピター(第41番)』:モーツァルト
『未完成(第8番)』『グレイト(第9番)』:シューベルト
『悲愴(第6番)』:チャイコフスキー
『新世界より(第9番)』『イギリス(第8番)』ドヴォルザーク
『巨人(第1番)』『復活(第2番)』:マーラー
『改革(第5番)』ショスタコーヴィチ
『幻想交響曲』:ベルリオーズ
『スコットランド(第3番)』『イタリア(第4番)』:メンデルスゾーン

『ヴァイオリン協奏曲』:メンデルスゾーン

バロック時代
『四季』:ヴィヴァルディ

バッハ:
管弦楽組曲『ブランデンブルグ協奏曲』『G線上のアリア』
ピアノ曲『ゴルトベルグ』『平均律クラヴィーア』

ショパン:
ピアノ協奏曲第1番

ピアノ協奏曲:
『第20番』『第21番』:モーツァルト

歌曲:
『野ばら』『菩提樹』『シューベルトの子守唄』:シューベルト

ブラームス:
交響曲第一番

ブルックナー:
『ロマンティック(第4番)』『第7番』『第8番』『第9番』

チャイコフスキー:
『ピアノ協奏曲第一番』

スメタナ:
『我が祖国』
 6つの交響詩からなる。その中の『モルダウ』は名曲アルバムの定番。

マーラー:
交響曲第5番第4楽章は映画『ベニスに死す』で使われて有名。

リヒャルト・シュトラウス:
交響詩『英雄の生涯』
『ツァラトゥストラはこう語った』は映画『2001年宇宙の旅』で使われて有名。

シベリウス:
交響曲第2番、第7番
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2009年05月12日

目標設定

http://bluemountainshopping.seesaa.net/archives/200802-1.html
以前、「目的・目標」のことを書いた。

たわいもない話だったが、ことの重要性に気がつき始めた。

生まれてから今まで、何度か目標設定したことがある。
忘れていたので書き出した。間違えていたら、後日書き直そうと思う。
 ・20代は自分のため
 ・30代は家族のため
 ・40代は会社のため
 ・50代は社会のため
 ・60代は日本のため
 ・70代は世界のため

語呂合わせで、10年刻みで書いてみた。60代以降は今の自分と合わないなあ。まあいいか。高い目標を掲げてみる。

40代も始まったばかり。次の7月で41歳となる。1月から、今までとは異なる職場となり、心機一転できる。49歳までには、何かを達成し、会社のためになれることを考えよう。
目立つ仕事だけが、いい仕事ではない。こつこつと充電して、支えていく仕事も、立派な仕事だと思う。自分が上司や会社に評価してもらうことだけでなく、将来の会社の方向付けに蓄積される、きっと大事なことを蓄積してゆきたい。飛躍的実績、効果のあるプロモーションアイデア、人に影響を及ぼすことのできるメッセージ、プレゼン、足跡、ノウハウ、社内資料、後継者か何かを。
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「相手の気持ちをちょっと読めば仕事は不思議とうまくいく」を読んで

「相手の気持ちをちょっと読めば仕事は不思議とうまくいく」
あさ出版
金児 昭 (かねこ あきら)著
ISBN4-86063-064-5
2004年7月28日 第1刷発行

「はじめに」
私の普段の行動は、
一見丁寧で相手のことを考えて
動いているように見えるかもしれない。
しかし、それは相手のことではなく、
そうしておくと実際、
何かしら自分のためになることが
これまで必ずあったからだ。
そうでなくても、相手が気分よくなると、
自分も嬉しくなるし、
少なくとも自分にとって、
何かしら得るところはある。
それなら、やってみた方が絶対にいい。
沿ういった行動を積み重ねていくと、
自然と周りの人たちも
こちらのペースに引き込まれて、
協力してくれたり
助けてくれたりするのである。

■第1章
「人付き合い」で大事にしたいちょっとした習慣
1.会った瞬間に「感謝」を伝える
2.感謝の気持ち、お祝いの気持ちはすぐに伝える
3.心をつかむ言葉を「手紙」に詰める
4.心を入れた贈り物の選び方
5.喜んでもらえる「贈り物」
6.お金の使い方、使い道の大切さ
7.ゴルフをやめても得をしたこと
8.相手に不快感を与えるちょっとしたしぐさ
9.人を見送る名人

■第2章
自分と相手を「勇気」付ける
1.「それはすばらしい!」
2.ときどき「他人になってみる」
3.一人一人が大事
4.相手を褒めるのも自分のため
5.豚もおだてりゃ木に登る
6.褒めてトラブルを好循環に変える
7.何でもやって見せる凄い上司
8.相手を無意識のうちに動かす

■第3章
「叱り上手」「叱られ上手」になる
1.叱られ上手になる
2.計画や意思決定よりも「実行」が一番大事
3.「おっしゃるようにはできません」
4.叱られながら「見本」を見せる
5.てらわず、臆せず聞いてみる
6.「魂が入っていない!」という叱り方
7.やって見せて、体で伝える
8.いくつになっても新入社員と同じことができる
9.逃げる人、逃げない人
10.怒鳴りつけるなら「偉い人」
11.叱られるのは「得」である

■第4章
よい関係を作る「伝え方」「話し方」
1.本質をやさしく説明する
2.基本に立ち返って、常識を働かせる
3.みんないっせいに知ってもらう
4.「ひとりひとり」「一つ一つ」を大事にする
5.「こころ」がなければ伝わらない
6.「打てば響く」関係を築く
7.人と会社も「つながり」が大事
8.他人に喜ばれる「いい質問」
9.口にしてはいけない言葉

■第5章
相手の「心」を開く
1.失敗談を披露して相手の心に近づく
2.弱みを明かすタイミング
3.自分の「格好悪い」行動を宣言する
4.「上司の悪口」は陰でどんどん言っていい
5.屈辱感を達成感に変える法
6.長いものには巻かれておく
7.勝負どころでは迫力で押し通す
8.知らないことはどんどん聞く

■第6章
「信頼」できる人、できない人
1.口の堅さが一番大事
2.公私のけじめをキッチリつける
3.話せないことは、話せないという
4.相手の欠点も長所もちゃんと見る
5.人柄は「小さなこと」に表れる
6.「つじつまあわせ」の小さなうそをつかない
7.「まじめ」ほど強いものはない
8.若いころは、とにかく真面目にやっておく

■第7章
人との「出会い」をつなぐ
1.出会いを大事にする
2.思いもよらないもの同士を結びつける
3.人と人とをつなぐ面白さ
4.自分の「鏡」となってくれる人を持つ
5.偶然の出会いを呼び込む
6.出るほどに身を慎む

著者は、ある会社の常務取締役まで勤めた人で、経理出身なので少し自分とはかけ離れているところはあった。しかし、具体例が多く、ビジネス内の心がけとして学ぶところは多かった。

口にしてはいけない言葉、として
「相手の努力や成果を帳消しにしてしまう言葉は、絶対に言ってはならない。いつでも、誰でも、努力や成果は、正当に評価されたいものだし、評価しなければならないのだ。」など。
posted by わて at 00:06| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月19日

ロック&ポップス名曲徹底ガイドB

ロック&ポップス名曲徹底ガイドB 1970〜74年編
名曲240曲 決定盤CD 816
(CDジャーナルムック 名曲コレクション)

(株)音楽出版社
2006.09.10発行
北中正和 他執筆
http://www.cdjournal.com/Company/products/mook.php?mno=20060802
http://www.cdkentei.com/jisshi.php
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9%E5%90%8D%E6%9B%B2%E5%BE%B9%E5%BA%95%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89-1970-74%E5%B9%B4%E7%B7%A8-%E5%90%8D%E6%9B%B2240-%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E7%9B%A4CD816/dp/4861710189/ref=sr_11_1?ie=UTF8&qid=1240148234&sr=11-1
ISBN4-86171-0189

「ラヴ」Love/John Lennon
「セックス・マシーン」Sex Machine/James Brown
「マイ・スウィート・ロード」My Sweet Load/George Harrison
「いとしのレイラ」Layla/Derek & The Dominos, Eric Crapton
「ヴィーナス」Venus/The Shocking Blue, Bananarama
「ウィズアウト・ユー」Without You/Badfinger
「明日に架ける橋」Bridge Over Trouble Water/Simon & Gafunkel
「僕の歌は君の歌」Your Song/Elton John
「ソング・フォー・ユー」Song For You/Leon Russell
「レット・イット・ビー」Let It Be/The Beatles
「喜びの世界」Joy To The World/Three Dog Night
「マギー・メイ」Maggie May/Rod Stewart
「ゲット・イット・オン」Bang a Gong (Get It On)/Get It On (Bang a Gong)/T.Rex, The Power Station
「故郷へ帰りたい」Take Me Home, Country Roads/John Denver
「天国への階段」Stairway to Heaven/Led Zeppelin
「イマジン」Imagine/John Lennon/Plastic Ono Band
「カリフォルニアの青い空」It Never Rains In Southern California/Albert Hammond
「孤独の旅路」Heart Of Gold/Neil Young
「アローン・アゲイン」Alone Again (Naturally)/Gilbert O'sullivan
「レッツ・ステイ・トゥゲザー」Let's Stay Together/Al Green
「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」Goodbye Yellow Brick Road/Elton John
「イエスタデイ・ワンス・モア」Yesterday Once More/The Carpenters
「うつろな愛」You're So Vain/Carly Simon
「悲しみのアンジー」Angie/The Rolling Stones
「迷信」Superstition/Stevie Wonder
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」Smoke On The Water/Deep Purple
「アイム・ノット・イン・ラヴ」I'm Not In Love/10cc
「マイ・ラヴ」My Love/Paul McCartney & Wings
「やさしく歌って」Killing Me Softly With His Song/Roberta Flack
「サンシャイン」You Are The Sunshine Of My Life/Stevie Wonder
「ロング・トレイン・ランニング」Long Train Runnin'/The Doobie Brothers
「アイ・ショット・ザ・シェリフ」I Shot The Sheriff/Bob Marley
「コンドルは飛んで行く」El Condor Pasa (If I Could)/Simon & Garfunkel
「アイル・ビー・ゼア」I'll Be There/The Jackson Five
「ママ・トールド・ミー」Mama Told Me (No To Come)/Three Dog Night
「愛のプレリュード」We're Only Just Begun/The Carpenters
「アメリカン・パイ」Amencan Pie/Don McLean
「ある愛の詩」Theme From Love Story/(Where Do I Begin) Love Story/Francis Lai
「愛のゆくえ」What's Going On?/Marvin Gaye
「ハイウェイ・スター」Highway Star/Deep Purple
「マスカレード」This Masquerade/Leon Russell, The Carpenters
「ならず者/デスペラード」Desperado/The Eagles
「トップ・オフ・ザ・ワールド」Top Of The World/The Carpenters
「追憶」The Way We Were/Barbra Streisand
「アウトバーン」Autobahn/Kraftwerk
「オールウェイズ・ラヴ・ユー」I Will Always Love You/Dolly Parton, Whitney Houston
「ラヴィン・ユー」Lovin' You/Minnie Riperton

70年代前半で、押さえておきたい曲、以上。
posted by わて at 23:33| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「クロニコル 20世紀のポピュラー音楽」を読んで

「クロニコル 20世紀のポピュラー音楽」を読んで。

株式会社平凡社 発行
三井徹・北中正和・藤田正・脇谷浩昭 編
ISBN4-582-12715-0
2000.12.11初版第1刷

世界のポピュラー音楽の推移を調べたかった。
自分の聴いてきた音楽には、偏りがあったり、自分の好みは
一部だから、という理由で、より広いポピュラー音楽の良さを
知りたかった。

もし、こういう考えがあった場合、
たくさんのCDを聴いたり、CD屋に通ったり、することがあるが、
「ポピュラー」っていうくらいだから、
それなりにたくさんの書籍を読んでいると、
傾向がつかめる、と思っていたが、これが難しい。

やはり、音楽を聴いた人が、感じたこと、評価したことを
文字にすることはたやすいが、それを系統付けて分類したり、
何が良い、なんて結論つけることは、困難である。

ヒットチューンをリストアップするには、
ビルボードやグラミーをかき集めればできたかもしれない。
でも、それはその時代の、統計的にたまたま何かの投票や
販売枚数の数か多かっただけで、良い、優れた、美しい、心地よい、
などの評価とは別だ。

しかし、何かのアウトプットが欲しかった。
そこで、

 自分の「聴いたことがある曲・アーティスト」は限れらている

という前提で、

 「名前を聞いたことのある曲・アーティスト」を一人でも増やす

ことを目的に、「少し知っている」というレベルまで上げる作業の
助けをすることにした。

そうすれば、日常生活や仕事の中で出てきた曲・アーティストに
対して、積極的になれるし、それが優れているか、そうでないかは、
その時の自分の感じたままに任せること、とすることにした。

さて、早速だが、1990年代のポピュラー曲の傾向をつかもう。
サマリーに書かれているキーワードを拾ってゆく。

 ・テクノ、ハウスなどのダンスミュージック

 ・DJ的な編集感覚の一般化

 ・国際的なヒット曲の主流は、依然として大手の音楽産業が
  発売するアメリカの音楽や、それに準じたヨーロッパの
  ロック/ポップ/R&B/ヒップ・ホップ的な音楽だ。

 ・映画やMTVなどの巨大メディアとのタイアップ

 ・ラテンポップ
   レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
   ベック
   ビースティ・ボーイズ

 ・レゲエ、ラテン、アフリカン・ポップ

 ・ケルト系の音楽

 ・1990年代前半の米国
   "グランジ" = オルタナティブ・ロック
    ニルヴァーナ Nirvana
    アルバム「Never mind」
    ヒット曲「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」

    パール・ジャム Pearl Jam
    アルバム「Vs.」

 ・1994年の英国
   "ジャングル" というダンス・ミュージック
   →"ドラムン・ベース"と名前を変える

   アーティスト:
    ゴールディ
    LTJブケム
    レプラゼント アルバム「シェア・ザ・フォール」

 ・1995年の米国・カナダ
   アラニス・モリセット Alanis Morrisette
   「ジャグド・リトル・ピル」

   シェリル・クロウ
   ジュエル
   アニー・ディフランコ 「ディレート」

 ・1990年代のラップ・スター
   トゥパック・シャクール
   ノートリアスB.I.G.
   NWA
   ゲトー・ボーイズ
   スヌープ・ドギー・ドック
   2ライヴ・クルー
 
 ・ヒップ・ホップ系プロデューサー
   ジャーメイン・デュプリ
   ドクター・ドレ
   パフィ・コムズ
   ジャム&ルイス
   ベイビーフェイス

 ・黒人シンガー
   ボーイスIIメン
   KC&ジョージョー
   R.ケリー
   TLC
   メアリー・J.ブライジ

 ・白人系シンガー
   マライア・キャリー

これくらいを列挙すれば、また読み返した時に、
役に立つアーティストを見つけることができるだろう。

しかし、自分でも半信半疑でいながらも、信じたいと思っているのは、

 「70〜80年代の音楽は、メロディーが良い。
  よって、曲がカバーされて別のアーティストが歌ったり、
  DJがレコードを回しながらパクッたりして、
  自分がかつて聴いてきた優れた音楽が、
  90年代にもミックスされながら、
  歌い継がれ、"スタンダードな" ポピュラー音楽として
  世の中に浸透している。」

と考えていることである。

この時期、大学で純日本のクラッシックコーラスをやっている頃から、
会社へ入社し、忙しい毎日を送っている頃だった。
また、彼女、つまり今の妻と付き合っている頃から、結婚するまでの
時期だ。

音楽に詰め込まれているものを紐解いたりして、
没頭するほどの時間はなかった。

聴く音楽とすれば、

 ・アカペラ音楽 (これは、一杯CDを集めた)
 ・男声合唱組曲
 ・混声合唱組曲
 ・カラオケで歌う、日本のポップス
   (当時はJ-POPと言ったかは覚えていない)
 ・1988年に米国に語学留学した時の流行曲
 ・先輩が、オムニバスで集めてくれたテープ
 ・彼女の好みだった日本の歌謡曲
 ・行ったことのある映画で触れた、サウンドトラック

くらいで、高校生までに没頭した、米英の洋楽は少し疎遠だった。

しかし、その疎遠だった頃を、思い出すより、
このような本で下調べをすることで、
より短時間で、いいものが得られるのではないか、と考えている。

さらに、同種の本を読み進めることとする。
posted by わて at 22:16| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

TVドラマ「天国への応援歌 チアーズ」をDVDで観て

TVドラマ「天国への応援歌 チアーズ」を観た。

箕面自由学園高校チアリーディング部の実話を元に、
尊敬する先輩の死を踏み台に、2年連続全国制覇を成し遂げたチームのドラマ。


▼「スポコン」という言葉があるが「チアコン」だね。
確かに、最近の学生の場合、
「根性」なんて言葉は使わない、似合わないようだと思う。
しかし、映画仕立てのドラマの場合、それに共感する部分は
多いと思う。また、このドラマは、実話を元に作られたのだから
感動はひとしおだ。

▼「愛情あざ」
組み体操で、下の人が上の人を支える時に、
倒れないようにしっかり握るから、練習が重なると足に握るあざができる。
これが「愛情あざ」。
しっかり受け止めておいて欲しい、しっかり支えて欲しい、そういう
気持ちがあるから、信頼関係があるから、できる「あざ」。
でも、あざができている本人は口に出さない。
下の人の愛情だから。信頼関係ができているから。


さて、当ドラマのストーリーを考えてみた。

登場人物が女子高校生ばかり、
男性の出る幕はなかった。

恋愛もせず、"チア"に没頭し、また勉強もする。
集団での団結や、女通しの友情、頑張ることの大切さ。

部長と言う、責任を負わされた時、
自分だけで悩んでしまう。
みんなで悩んで、みんなで励ましあって。
そのキラキラした、(言いにくいが少しかっこつけた)台詞を
言う勇気があれば、
それに共感してくれる、仲間がいる。

憧れの先輩が居ないことを、
いつまでも悲しんでいる、
寂しがっているばかりではいけない!
乗り越えなければならないのだと、自分に言い聞かせること。
または、悟りを開くことができた時、
本当の、今持っている最大の力を出し切ることができるのだ。


一方、自分達自ら得たものでないと、
人から指示されて得たものは本物ではないことが、
コーチの行動でわかったような気がする。

放任しているようで、ここぞとばかりの大事な時は、最小限の
短い言葉でアドバイスする。それが、顧問の先生の役割のようだ。

その指導の姿に、学ぶところがあった。


---
藤ちゃんを失って、もがき苦しんでいる彼女たちに、コーチとして、
何をもたらすことができるのだろうか?

藤ちゃん先輩「チアって何のために演技するんですか?」
      「わからないんです。」

いつかわかってくれる、いつか気付いてくれる、コーチにできるのは、
そのときを待つこと。藤ちゃんもそうだった。教えることは何も無い。
答えは自分で見つけねばならないから。

---

メンバーの皆が、スランプに陥る。
どうしてよいかわからない。
部長のミッコは、チアコンを辞めようとも思う。
しかし、その時、亡くなった藤ちゃん先輩の母親から、

先輩の携帯電話には、亡くなった後の今でも、
メンバーからの悩みのメールが届く、ということを聞いた。
これを知った部長のミッコは、皆、同じ悩みを持っていることを知る。
そして、自分だけが、先頭に立って、メンバーを引っ張ってゆかなければ、という孤独感に陥っていた・・・。

だが、そうではない。
ユカリ(沢尻エリカ)は、「ミッコを支えられるのは、ユカリだけ。」と
藤ちゃん先輩から言われていた。自分が次期部長に任命されると思っていたのに、嫉妬と対抗心を持ってしまっていた。

逆では、絶対にミッコはユカリを支える立場になることはできない。
だから、藤ちゃん先輩はミッコを部長にした。
それを信じて今までやってきた。
わかってくれないミッコ。
帰宅途中で、悩むユカリ。
vlcsnap-139646.png
(このドラマでは、ずっとおでこが出ていたので、他の映画などとイメージが違う。でも、このシーンは、少し色っぽい。静止画で見ると、いい感じ。)

---


ドラマの中で、出番の少ない父親からのメッセージ。
少しお酒が入っていて、学生時代に所属していたクラブ「応援団」での話が出る。「大事にしろよ、仲間は。いいもんだぞ、いつまで経っても。」

さらに父親の言葉は続く。

  人間と言うのは、感情的な生き物なんだ。
  だから、言われたそのものよりもな、
  その裏にある、感情についてくるものなんだ。

この言葉より、主人公のミッコは、自分を振り返る。


千秋 「コーチ。私が落ちたのは、実力なんですよね?」

コーチ「うん。」

千秋 「じゃー、仕方ないです。
    それだけの実力を付けられなかった自分が悔しいけど。」

コーチ「これで終わり?」

千秋 「えっ?」

コーチ「これが終わりじゃないはず。後は、千秋の捉え方次第。」

千秋 「はい・・・」

ここは、コーチによる指導の腕を感じた。

---
全国大会の予選を通過し、最後の本大会の前日。
メンバーのみんなは宿舎で眠れない・・・。
お互いが、励ましあう。いい光景だ。
今まで、思っていても、決して語らなかったことを、
皆が語りだしたところ。

心が打ち解け合って、一つになってゆく。
そんな気がした。
vlcsnap-146183.png
(今まであまり見ることのできなかった、沢尻エリカの演技が見れた。その一シーン。)
---

以下も、それを感じ取ることのできた場面。


コーチ「今、地球が滅亡するとしたら、あんたたち悔いなく死ねる?」

ミッコ「悔しい。今ここで地球が滅亡したら、私、チョー悔しい。」

コーチ「死んでしまった藤ちゃんがいて、生きてるみんながいる。
    生きてるあんたたちは、いろんな人に支えられてる。
    もし、予選を通ったなら、その人達の思いも、
    一緒にマットに上げて欲しい。
    ゴールデンベアーズとして、ベストな演技をすることが、
    結果として、見ている人を元気にして、
    ゴールデンベアーズって楽しい、って思ってもらえることに
    つながるんだ。
    いーい!
    ライバルは自分たち。
    自分たちに勝つことが、行きてるみんなの仕事。」

千秋と美穂が、千羽鶴を持って登場。

マットの外の、悔し涙に気がつかなかった。
その余裕の無さが、このチームの弱点だと言うことを、
最後の夏に、ユニホームを着ることのできなかった千秋と美穂が
教えてくれた。

ミッコ「もし予選を通過したら、それはうちらの実力じゃない。
    できの悪い後輩のために、藤ちゃん先輩が残してくれた
    チャンスだと思う。だから、その時は、藤ちゃん先輩に
    ありがとう、って言おう!」


コーチ「この2分30秒で、今年の夏は終わりだよ!
    楽しまなきゃ、あっという間に終っちゃうよ!
    大事なのは今。
    今を燃え尽きろ!
    今を輝け!
    今を楽しめ!
    ようし、ゴールデンベアーズ!
    行けえ!」


ここは、引退する最後の演技、そして全国大会の舞台。


 「頑張ることは、恥ずかしいことじゃない。」

 「頑張れることがあることは、幸せなことだって。」

 「そう、チアコンです。」

 「チアコンは、苦しいことを楽しんじゃうんです。」


---
最後のシーンは、引退後、部員の仲間で部室で語り合っているところ。
vlcsnap-147402.png
(沢尻エリカは、いい顔していた・・・)

今、このときにしかできないことがある。

何かをやり遂げたからこそ、初めて見える未来がある。
だから、だから、どんな時でも、いくつになっても、
おなかの底から笑い、心の底から、今を精一杯生きる!
それが、藤ちゃん先輩! 
あなたが、私たちに残してくれた、応援歌です。
 
posted by わて at 21:20| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月16日

TVドラマ「1リットルの涙」をDVD/YouTubeで見て

沢尻エリカの歴代出演映画、TVドラマを見続けて、
その成長ぶりを拝見しようと、
TUTAYAのレンタルDVD/YouTubeを追いかけてきた。

「1リットルの涙」は、沢尻エリカが初主演のTVドラマだ。
当時、
評判通り、すばらしい役柄(15歳〜20歳)を演じている。
涙を流すシーンが大変多い、しかしその役柄を完璧にこなしている。

この実績が、その後の「タイヨウのうた」などのTVドラマ出演に
つながっていると思う。

「フジテレビビジュアルクイーンオブ・ザ・イヤー2002」に
選ばれたのが、本人は16歳の時。

2004年「天国への応援歌 チアーズ」。

2005年に公開の映画『パッチギ!』が19歳。配役は、高校2年生位。
2005年TVドラマ「1リットルの涙」。
2006年「タイヨウのうた」(20歳)。配役は、18〜19歳。
“Kaoru Amane”名義で歌手デビューも同じ時期。

2006年には『シュガー&スパイス 風味絶佳』『オトシモノ』『天使の卵』『手紙』など、主演を含む5つの出演映画が公開。本人が20歳の時。

2007年、映画「クローズド・ノート」本人21歳。
歌手としては、2ndシングル『FREE』、名義はERIKA。
3edシングル『Destination Nowhere』も2007年。

僕が、最初に彼女に魅せられたのは映画「シュガー&スパイス」。
当時、本人20歳。配役は、大学1年生だから、19歳。
笑顔と、素敵な髪型が良かった。

しかし、それに至るまでは、いわゆる "恋愛映画" を演じる
女優としてではなく、それぞれの映画・ドラマの名場面のシーンの
役どころをつかんで、彼女の才能を最大限に活かしていた。

繰り返すが、彼女の役どころで多いのが、涙のシーンである。
同じ女優を、様々な配役で追いかけるのは初めてだったが、
これ程、涙シーンの数々を拝見・比較してきたのは
収穫である。

女性の心理の描写、そして異性を想うシーンや、
結婚、人生、死などどいった、大きなテーマを扱っているが、
それを、名女優の演技の数々から、汲み取ることができた。

自分の糧として、役立てたいと思う。
今まで、取り組まなかったテーマだから・・・。
健康な僕には無縁だったから、
「1リットルの涙」で出てきた"障害者"、"病気"、"医者"
という視点は、新しい。

40歳を迎え、人生の折り返しと考えてよいだろう。
仕事の忙しさで、あるテーマに考え込む時間なんて取ってこなかった。
避けていたかもしれない。

でも、「老い」とか「死」とかは、親類や両親などで、
少しずつ疎遠でない扱いとなってきた。

これからは、人生の永遠のテーマであるから、
前向きに考えてゆこう。
そして、できる限り、自分の言葉で文字にしてゆきたくなった。

人を感動させることはできないかもしれない。
でも、人類共通のテーマを考えるのは、無駄ではない。

仕事で「感動させよう」「お客様に振り向いてもらおう」
「喜びを伝えよう」なんて言わなければならない訳だから、
何とかして、その勘所をものにしたい、と思う。

DVDビデオ鑑賞のテーマを「恋愛もの」から、
何に移行しようかな?
今のところ「楽器演奏」なんて考えているので、
「のだめカンタービレ」かな?

「沢尻エリカ」は卒業しよう・・・かな・・・。

まあ、とても沢尻エリカに惹かれた部分は、
楽器にチャレンジしているところか。
 「タイヨウのうた」でギターを、
 「バッチギ」でフルートを、
 「クローズド・ノート」でマンドリン・ギターを、
 そして「1リットルの涙」では、楽器ではないが指揮者を、コーラスを、
こなしていた。

そして、「1リットルの涙」では、バスケットボールに志す。
自分と共通項があるだけで、大変共感する部分が多かった。

今後の出演映画にも、期待したいところである。
posted by わて at 00:26| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月13日

TVドラマ「1リットルの涙」特別編 〜追憶〜

TVドラマ「1リットルの涙」特別編 〜追憶〜

この特別編は、第11話までのTVドラマが好評、反響も大きく、
その後の話を語る、亜也の死から半年後、という設定である。

麻生遥斗は城南大学付属病院の神経外科医に、
池内亜湖(亜也の妹)は同病院のナースに。
池内リカは(同じく亜也の妹)東高の生徒で、
「3月9日」の合唱コンクールの指揮を振る。
亜也が東校の時と同じ役割だ。


水野医師は、研究に励んでいる。遥斗との会話。

遥斗「患者自身が自分で直ろうとしない限り、
   医者が何を言っても、うまくいかないじゃないでしょうか?」

水野「医者が何を言っても、うまくいかない・・・か。
   研究の第一歩はな、患者の声を聞くことだ。
   それが結果的に、研究につながる。
   医者が患者からもらうものは、
   君が考えているより、ずっと多いと思うぞ。」

遥斗は、亜也の病気をきっかけに、神経内科医を志し、
城南大学病院に勤めている。

亜也の病気を解明するために、(水野医師と同様に)研究を続け、
特効薬などの突破口を見つけるため、いやそうでなくても、
亜也の病気の進行を、少しでも遅らせる方法がないかと、
努力しているに違いない。

しかし、亜也が亡くなり、
自分が医師を続ける目的がはっきりしなくなり、その光景が
病院に勤めている亜湖には、あまり良く映らなかった。


そんなことを知った潮香。
病院の庭での、遥斗と潮香の会話。
潮香は、遥斗に、亜湖が書いた、亜也を含む家族写真を描いた
油絵を、遥斗にプレゼントした。

潮香「"この中に、ちゃんと前を見て生きてきた私が居る。"って。
   そのこと、忘れないでって。」

遥斗「スミマセン。せっかく医者になったのに、
   池内のために、何かしたかったのに。
   俺、何もできなくて・・・。
   間に合わなくて。」

潮香「麻生君には、未来があるでしょ!
   これから先も、たくさんの人達に出会って、
   いろんなこと感じて、
   ずっと生きてゆく。
   そのことを、見失わないでいて欲しいの。」

帰ろうとしたその時、

遥斗「今でも、池内と話がしたくなります。
   時々、ものすごく、あいつの声が聞きたくなります。」

潮香「ありがとう、麻生君。」

恋した相手に、生き延びて欲しいと思って医者になったが、
間に合わなかった・・・。
行き先を失い、まだ彼女のことを思い続けて迷う、遥斗。
切ない・・・。


病院患者向けの会報「かけはし」に、亜也の残した詩が掲載されている。
------------------------------------------------------------
生きてゆこうよ
青空を思い切り吸い込んでみたい
さわやかな風が
そっと君の頬を撫でるだろう

生きてゆこう
醜いなんて思わずに
どこかで役立つことを
ひたすら信じて
------------------------------------------------------------
胸に手を当ててみる
ドキドキ ドキドキ
音がする
心臓が動いている

うれしい
私は生きている
------------------------------------------------------------

遥斗が主治医の患者が薬を飲まなかったり、リハビリをサボったり。
それを、亜湖は、遥斗に報告する。

 亜湖「今の麻生さんは、
   目の前の患者から逃げてるだけじゃないですか!」



遥斗は、水野意思からの指摘も受ける。

水野「自分が、もし進行性の病気にかかったらって、
   考えてみたことがあるか?
   進行性の病気を持つ患者にとって、
   同じ1年でもその重みが違う。
   毎日、明日は悪化しているかもしれないという恐怖を
   かかえている。
   神経内科はそういう病気を扱うところだ。
   それは、君が一番よくわかっているはずだよな。」

そう。
亜也がたどった道を、一番良く知っているのは、遥斗だ。
家族同様、高校受験の日の、亜也に初めてであった日から、
一番気にかけてくれていた者の一人だ。


亜也がガールフレンドであったことを
その患者に知られ、その後の会話。

患者とのコミュニケーションがうまくいかなくて
思い悩んでいた時、患者に、あの時の話を、
何も隠さず、話すことになった。
ドラマでは、回想部分がほとんどで、亜也と遥斗のシーンの
ハイライト集のようになっている。

遥斗「あいつにとって、東校は、ものすごく大切な場所だった。
   だけど、あんなに離れたくなかった学校を、
   結局去るしかなかった。
   自分の居場所だった学校を、
   卒業することができなかったんだ。

   :
   :

   学校に行くくらいなら、死んだ方がマシだ、なんて言うなよ!
   生きられる人間は、生き続けなければならない。
   何があっても、どんなに辛くても、
   自分からそれを諦めちゃいけないんだ。」

患者「その人、養護学校に行ったの?」

遥斗「ああ。」

患者「会いに行ってあげた?」

遥斗「うん。」


亜也との昔話を続け、
亜也が20歳、ベッドサイドで亜也の日記のノートを
読んだところまで、患者に話した。

遥斗「池内が亡くなったのは、それから5年後だった。」

患者「死んじゃったんですか?」

遥斗「ずっと生きてって。池内は言ってた。
   あいつは、心の底から、誰よりも生きたいって思ってた。

   この話を、誰かにしたのは、初めてだよ。

   君の本当の辛さなんて、俺にはわかんないのかもしれない。
   でも、わかりたいと思う。
   本当の声を聞きたいと思う。」

話し終わり、患者は、
生きる、生きてゆく希望が持ててきた。
亜也がどれだけすごい人か、
遥斗にどれだけの影響を及ぼしたことかを
理解したと思う。

病院の屋上で、遥斗と患者の二人が話していたが、
亜湖が影で、そのすべてを聞いていた。

亜湖が、遥斗に話した。

亜湖「スミマセン。全部聞いちゃいました。
   ずっと前、図書館で勉強してた時、
   麻生さんが、さすが池内の妹だな、
   って、言ってくれたことあったでしょ?
   私、あれ、すっごく嬉しかったんです。
   亜也ネエには、何やっても敵わないと思ってたから。
   何かあると、今でも考えちゃうんですよね。
   亜也ネエだったらどうするだろうって。
   何をもって、どんな風に言うだろうって。
   答えてくれる人は、もう居ないから、
   私が自分で、答えを見つけなきゃならない。」

遥斗「そうだな、自分で見つけなきゃいけないんだよな。」


遥斗は、病院の屋上で一人になり、
携帯で亜也の電話番号を選ぶ。
番号間違いのメッセージが聞こえる。
消せない電話番号。
携帯には、いるかのストラップ。
話したい希望は、いつまでも消えない。
涙・・・


亜湖が、両親に話した。

亜湖「麻生さん、みんなと同じだったよ。
   何か、心配して損しちゃった。」

潮香「亜也?聞いた?
   亜也は、麻生君の中で、ちゃんと生きているわよ。
   私たち(家族の)中に生きてるのと同じように、
   これからもずっと。」

病院に入院していた20歳の時、亜湖の絵が東校に貼り出された時の
シーンに移り・・・

亜也「お母さん、あの絵の中に、一番幸せな私が居るね。
   みんな、私のこと覚えててくれるかな?
   居なくなっても、時々思い出してね。
   あんな風に笑ってたこと。
   ちゃんと前見て、生きてたこと。
   忘れないでね。」


最後のテロップ。

------------------------------------------------------------
2005年10月に放映された、ドラマ「1リットルの涙」

最後まで
懸命に生きることを
あきらめなかった少女の物語に
今なお多くの書き込みが
ホームページに寄せられている。

現在、国内では約2万人の患者が
脊髄小脳変性症と闘っている。

しかし・・・
この病気の治療法は
未だ見つかっていない。


世界中でさまざまな病気と闘っている人々に、
それをそばで支える人々に、

希望の光があるように・・・
暖かい誰かの手があるように・・・

祈りを込めて−−−
------------------------------------------------------------

posted by わて at 00:20| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月25日

TVドラマ「1リットルの涙」第11回(最終回)

第11回(最終回) 遠くへ、涙の尽きた場所に

ナレ(亜也)「二十歳。病気になって、もう5年が過ぎた。
     「一つ一つ失われて、残されたのはわずかなものだけ。
      昔のわたしを、もう思い出せない。」

 ・鉢植えに水をやる
 ・日記を書く
 ・話をするのはゆっくり
 ・食事もゆっくり
    :
    :

その中でも、亜也の脳は正常だから、
病気と闘っている様々な思いや体験を
日記に綴っている。

一人の時、多くの人に何かを伝える手段として、
亜也は、同じ病気となった人達へ、
励ましとなることを考えて
(いや、最初は余り考えていなかったかもしれないが)、
今の自分にできることを精一杯することへの
努力を惜しまなかった。


亜湖が、高校の絵画で入賞した。
そして、学校に貼り出されることとなった。
そして、それを見たいと言った亜也のために、
亜也が通っていた、今は亜湖が通っている東校に、行くこととなる。

学校の廊下を通ると、教室からあの、
思い出の「3月9日」の合唱の練習が聞こえる。
在校中に、亜也が指揮をした曲。
ドラマの視聴者は、否が応にでも思い出す。

学校に飾られている、亜湖が書いた絵は、
亜也の高校1年の始業式前に、
自宅の前で取った写真を油絵にしたもの。


ナレ(亜也)「来て良かった。
      思い出したから。
      15歳のわたしは、
      ここで確かに生きていた。」


日が替わって・・・亜也が、朝起きてからのこと。
遥斗に贈ってもらった鉢植えを見て。

ナレ(亜也)「花びらが、一枚一枚開いていく。
      花も、一度にぱっと咲く訳じゃないんだ。
      昨日がちゃんと、
      今日につながっていることがわかって、
      嬉しかった。」


そして、立とうとした。が・・・

亜也「お母さん、わたし、もう、歩けない・・・」

一つ一つ、やれることが少なくなってくるのは理解できていたが、
とうとう立つことができなくなることが、
どれだけ悔しいか・・・。
どれだけ悲しいか・・・。


いつかは「寝たきり」になるのは、わかっていたつもりだ。
それに一つ近づいてしまったことは、大変悲しいだろう。

亜也「お母さん、わたし、何のために生きてるの」
(日記にも書いている)

こう、問いかけるのも、無理はないだろう。




遥斗の父と、潮香との会話。

遥斗の父「私は6年前に、長男を事故で亡くしました。
     太陽みたいに、周りを明るくしてくれる子でした。
     父親の私でさえ、あいつがまぶしかった。
     池内さん、私には別れの言葉を言う時間すらなかった。
     どうか、後悔をしないでください。
     今の、お嬢さんとの時間を、
     大事になさってください。」

もう、残された月日が短い亜也のことを思って、
遥斗の父がどうしても、潮香に伝えたかった言葉だろう。



マジックペンで、一生懸命日記を書く亜也を見て・・・

潮香「亜也、そんなに無理しないでいいのよ。」

亜也「怖いの。
   今、思っている気持ち、書かなかったら、
   明日には、忘れて消えてなくなっちゃうでしょ?
   日記は、今、私が
   ちゃんと生きてるっていう、
   証しだから。

   "亜也には書くことがある!"って、
   言ってくれたでしょ?
   
   お母さんが、私の生きる意味、
   見つけてくれた。」

日に日に、弱っていくことを意識して、
それが怖くなる。
それだけに、残された命で、できる限り日記に残したい!
その気持ちが、書くことへの執念となったのだろう。



のどを詰まらせるだけで、治療が必要となった。
直してもらい、眠った。
そして次に起きた時、

ナレ(亜也)「涙で、みんなの泣き顔が、涙でぼやけた。
      きっと私は、こんな些細なことで
      死ぬのだろう。」

ドラマとして、死期が近づいている演出としての
シーンだろう。ストーリー展開としては、
余り、グッと来なかった。


亜也が書いた詩を掲載している、
病院患者向けの「会報」を読んだ人から、
亜也宛に手紙が届いた。
水野が、それを読み、遥斗に会うことにした。
伝えたいことがあったのだ。


遥斗「人の役に立つ仕事がしたいなんて言っておいて、
   結局、あいつ(亜也)のこと、
   何もわかってやれなかったんです。」

水野「僕が神経内科を選んだのはね、
   あまりにも未知なことが多い分野だったから。
   誰もが治せなかった病気を、
   自分なら治せるかもしれない。

   最初は、そんな野心の塊だった。
   僕だって、何もわかっていなかった。
   その椅子に座った患者に、
   この病気は、直ちに命に関わる病気ではありません。
   こうしている間にも、研究は進んでゆきます。
   希望を捨てずに、頑張りましょう。
   そう励ましながら、
   この病気の完治を諦める気持ちがなかったか、
   と言えば、嘘になる。

   でも、諦めたくないと思った。
   患者が諦めていないのに、
   医者が諦められるわけないよな。

   君も医者の卵だろ?」

と言って、亜也宛のはがきを、遥斗に託した。
亜也の詩で励まされた人がいることを、
亜也本人に伝えるのは、
遥斗しかいない、
医者の卵として、
今、水野が励ましてあげたいと思っている、
彼しかいない、
と思ったのだろう。


遥斗が、亜也の病室に入る。

遥斗「お前、ふれあいの会の会報に、
   日記の文章、ずっと載せてただろ?

   それ読んだって、中学生の女の子から、はがきが来てたよ。」


(以下、はがきの内容。)
------------------------------------------------------------
死んじゃいたい、と思っていました。
私も亜也さんと同じ病気です。
先生に「直らない」と言われた時は、いっぱい泣きました。
うまく歩けなくなって、学校でもじろじろ見られて、
付き合っていた彼氏も、離れてゆきました。
何で私がこんな目にあうの?って、
毎日毎日、お母さんに当たっていました。

でも、亜也さんの文章を読んで、
つらいのは私だけじゃないんだ、と思いました。
私は、病気になってから、
うつむいて、地面ばかり見ていたことに気付きました。

亜也さんみたいに、強くなりたい!
これからは、つらくて、いっぱい泣いても、
その分、ちゃんと前に進みたい。
亜也さんのおかげで、そう思いました。
------------------------------------------------------------

遥斗「お前、人の役に立ちたい、って言ってたよな。

   お前と始めて会った頃さ、俺、
   「人が死のうが生きようが、どうでもいい」
   と思っていた。

   でも、今は違う。
   お前には、
   欲張ってでも、
   無理にでも、
   ずっと、生きてて欲しい。

   だから・・・俺・・・」


ここで、カーテン越しに話していた二人のカーテンの壁を越して、
亜也の手が伸びる。

遥斗が亜也の顔を見るのは、
ラブレターを出した
(「もう、会えません。」と書いた最後の日)
以来である。


亜也「麻生君。
   歩けなくなっちゃった。
   でも、わたし、役に立てた。
   役に立ったんだ!」

遥斗「そうだよ。」





水野と亜也の会話。

亜也「先生、他の病院いくの?」

水野「違うよ!どうして?」

亜也「ずっと、ここにいる?」

水野「いるよ。」

亜也「良かった。見捨てられたかと思った。
   いつまでも、私が良くならないから。」

水野「見捨てないよ!
   絶対に見捨てない。
   だって、君は僕の患者だろ?
   絶対に、諦めたりしない!
   君の病気、治すこと。

   だから・・・
   亜也ちゃんも諦めちゃダメだよ。
   
亜也「でも、もし、もしも、私の体、使ってね。
   病気の原因、見つけてね。
   同じ病気の人の、役に立ちたい。

大変、重い言葉である。
こんな体で、考え尽くして、
人の役に立ちたい、
と主張する亜也に、水野は驚いている。

水野「献体のこと、言ってるの?」

亜也「先生の、役に立ちたい。」

脱帽である。

水野「亜也ちゃん、
   今の君は、こんなに元気じゃないか!
   そんなこと考えたりしちゃ、
   絶対にいけないよ!」


水野は部屋を出て、泣いた。
自分の研究成果が進まないこと、
つまり、有効な治療法の開発が思うように進まないこと、
そして、結果報告書を書くのにも、
「希望」や「期待」とは書くものの、
それは事実には及ばないこと。
医者の立場なら誰でも、大変つらいに違いない。

ナレ(亜也)「"見捨てないよ。"という言葉が、
      どんなに心強いか。
      先生、ありがとう。
      私を見捨てないでくれて。」





亜也が、クリスマスに自宅へ帰って、兄弟にプレゼントをあげた。
その時の、亜也から妹弟への手紙。

「ごめんね、亜湖。
 最近、昔の服ばかり着てるよね。
 私がパジャマばっかりだから。
 新しいの欲しいって、言えなかったんでしょ?
 亜湖、おしゃれ大好きだったのに。
 ごめんね。

 こめんねヒロキ。
 小学校から、同じスポーツバッグ使ってるね。
 中学生になったら、やっぱりかっこいいの持ちたかったでしょ?
 遠慮させちゃって、
 ごめんね。

 リカもごめんね。
 私に絵を書いてくれる度に、
 絵のギュって絞っても、出なくなるまで使ってくれて。

 亜湖、ヒロ、リカ、いつもありがとう。
 いつも、
 おかあさんを取っちゃて、
 ごめんね。」

潮香「お姉ちゃん、お母さんより、
   あんた達のこと、ちゃんと見てたのね。」

お母さんを取ってしまう、という表現より、
姉の、弟妹への思いが伝わる。



次の朝、みんなで家の前で記念写真。

亜湖「亜也ネエ、ずっとあるからね。
   亜也ネエの帰ってくる場所。
   これからも変わらないで、ここにずっとあるから!」

亜也「みんな、ありがと。」


自宅の前で、記念写真を撮っている時に
手を胸に当てて、

亜也(ナレ)「胸に手を当てる
      どきどき音がする
      嬉しいな
      わたしは生きている」




日は替わって。
遥斗の父に、潮香が言う。

潮香「子育てって、思い込みから出発する部分があると思いませんか?
   私、辛さは替わってあげられなくても、
   亜也の気持ち、わかっているつもりでした。
   怒られちゃうかもしれないですけど、
   亜也の日記、読み返したんです。
   どうして亜也なんだろう?って、
   私がメソメソして泣いている間に、
   あの娘、一人で格闘して、
   自分を励ます言葉、
   一生懸命探していたんです。

   親が子供を育てているなんて、
   おこがましいかもしれないですね。
   きっと毎日、
   亜也、妹、弟たちに、私の方が、育てられているんです。」

この部分、病気という逆境に向かうことのすごさではなく、
親側の謙虚さを表している。
ドラマらしい「教訓」のようだ。



(結果として)最後の日記となる部分を書くシーン。
水野医師に手伝ってもらいながら、
何回も持ち直して、
採取的には両手で

         「ありがと」



   
夜遅くに、遥斗と、遥斗の父との会話。

父 「今日もお見舞いか?
   毎晩遅くまで大丈夫か?」

遥斗「今の俺じゃ、大したことできませんけど・・・」

父 「医者だって同じだよ。
   歳を経るごとに、自分の無力さを感じるばかりだ。
   人の運命は、簡単には変えられない。
   でも、どうしても思ってしまうな。
   どうして、亜也さんなんだろう。
   どうしてケイスケだったんだろうって。

   子ども扱いしすぎたのかもしれないな。
   お前は昔から、ケイスケとは全く違っていた。
   頑固で、意地っ張りで、不器用で。
   だから、心配だった。
   お前は私に似てるから・・・

   もう何も言わない。
   自分の信じたことをやりなさい。
   お前は十分大人だ。」

そして立ち去る・・・。
このメッセージは、潮香の話から気付いたこと、
そして、遥斗の父は、遥斗から育てられた部分を示している。
つまり、遥斗が、(父の)自分比べて、
「良くない」ところが「似ている」んだと。
   


遥斗は、亜也の病室に入り、お見舞いに来た。
そして、日記を読ませてもらった。

------------------------------------------------------------
あせるな、よくばるな、
あきらめるな、みんな一歩ずつ、歩いているんだから。

「うまいこと言うな、お前。」

自分だけだ苦しいんじゃない。
わかってもらえない方も、
わかってあげられない方も、
両方とも、気の毒なんだ。

花ならつぼみの私の人生、
この青春の始まりを、悔いの無い様、大切にしたい。

お母さん、私の心の中に、
いつも私を信じてくれているお母さんが居る。
これからもよろしくお願いします。
心配ばかりかけちゃって、ゴメンナサイ。

病気はどうして私を選んだのだろう。
運命なんて言葉では、片付けられないよ。

タイムマシンを作って、過去に戻りたい。
こんな病気でなかったら、恋だってできるでしょうに。
誰かにすがりつきたくて、たまらないのです。

もうあの日に帰りたいなんて言いません。
今の自分を認めて、生きてゆきます。

心ない視線に、傷つくこともあるけれど、
同じくらいに、優しい視線もあることがわかった。

それでも私はここに居たい。
だってココが、私の居る場所だから。

いいじゃないか転んだって。
また起き上がればいいんだから。
転んだついでに空を見上げれば、
青い空が、今日も限りなく微笑んでいる。

人は過去に生きるものにあらず。
今できることをやればいいのです。

お母さん、私、結婚できる?
------------------------------------------------------------

遥斗「お前、頑張ったな。
   頑張って、生きてきたな!」



それから5年、亜也は永眠となる。



1年経って、1周忌。
亜也のお墓に来た両親と、水野先生との会話。


水野「お嬢さんは、すごい人でした。
   最後の最後まで、諦めようとしなかった。

   ゆっくりですが、一歩一歩医学は進歩しています。
   あと10年あれば、いや、5年あれば、
   どうしても、そう思ってしまって。

   でも、そんなの言い訳なんです。
   亜也さんのいる間に、
   もっと、もっと、
   やれることがあったのかもしれません。」

母 「先生は、十分やってくださいました。」

父 「わたしら、本当に感謝しています。」


水野医師が、帰ろうとしたその後、
丘の下から、亜也のお墓に来る大勢の人が見える。
みな、亜也の日記を呼んだ人。
亜也の言葉に、勇気付けられた人達、
影響を受けた人達だ。


水野「池内さん。
   やっぱり、亜也さんは、すごい人でした。」

母(ナレ)「でもね、亜也。
     亜也のおかげでね、
     たくさんの人が、
     生きることについて考えてくれたのよ。
     普通に過ごす毎日が嬉しくて、
     温かいもんだって、思ってくれたのよ。
     近くにいる、誰かの優しさに、気付いてくれたのよ。

     同じ病気で苦しむ人々が、
     一人じゃないと、思ってくれたよ!

     あなたが、いっぱいいっぱい涙を流したことは、
     そこから生まれた、あなたの言葉たちは、
     たくさんの人の心に届いたよ。

     ねえ、亜也。
     もう、そっちでは、泣いたりしていないよね!
     お母さん、もう一度だけ、笑顔のあなたに会いたい・・・」


亜也は、「人の役に立ちたい!」っと、
言っていたことが、
今、天国へ行った後でも、
役に立ち続けている。


一生懸命、病と闘いながら、過ごした青春時代を。
過ごした入院生活を・・・。
毎日、涙を流しながら・・・。



以下、最後のテロップ。


昭和63年(1988年)5月23日 午前0時55分
木藤亜也さん 25歳で永眠
花に囲まれて 彼女は逝った


亜也さんが14歳から綴った日記「1リットルの涙」は
現在、180万部を発行 −−−

29年の歳月を経て
今なお多くの人々に勇気を与え続けている

現在、妹の理加さんは
塾の先生として子供達に
勉強を教えている

弟の弘樹さんは
警察官として地域の安全を
守っている

妹の亜湖さんは
亜也さんの通っていた
東高を卒業−−−

潮香(母)と同じ
保健師として働いている

父(瑞生)さんと母・潮香さんは
今も亜也さんの想いを
伝え続けている
posted by わて at 23:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月24日

TVドラマ「1リットルの涙」第9−10話

第9話 今を生きる

遥斗「特に用はないけど、誰からも電話来てなかったら
   かわいそうだな、と思って。」

亜也「当たり!麻生君が第一号!」


その次の携帯での電話。「どんな人?」と聞かれて、

亜也「最初に会った時はね、変なやつ、と思ってて、
   口は悪いし、態度は大きいし、すぐ嘘つくし、
   でもね、すごく私がつらい時は、
   なぜかいっつもそばに居てくれて、
   それにねぇ、
   不思議なんだけど、麻生君といる時だけは、
   私、いつの間にか、自分が病気だってこと忘れてるんだ。」



デートの約束をし、水族館に行く、

遥斗が、イルカの携帯ストラップを、亜也にプレゼント。

遥斗「イルカほど便利じゃないけど。」

イルカは人間には聴こえない声で、壁にぶつからないように泳ぎ、
そして遠くにいる友達と会話する。
その話の後、これからもずっと一緒に話ができる、
という約束のようにプレゼントした。


しかし、現実は違っていた。
水族館からの帰り、雨に濡れて帰って来て、
遥斗と亜也は、携帯で話をしている時、
聞き取りにくかったり、
それが雨の音が邪魔しているのかもしれないけど、
将来、きちんと話せなくなる恐怖が・・・。

亜也「やっぱり、聞こえにくいかな?」

遥斗「そんなことないから。大丈夫だから。」

亜也「もう、前みたいにはいかないんだね。
   車椅子押してもらうことはあっても、
   もう、一緒には歩けないし、
   雨に濡れたくらいで、大騒ぎさせちゃうし。
   きっと、そのうち話せなくなって、
   電話もできなくなっちゃうんだろうね。
   もう・・・
   ぜんぜん違うね。
   東校にいた頃とは。
   麻生君とは、
   もう、
   住む世界が違っちゃったのかも・・・」

亜也は、イルカのストラップをもらったけれども、
自分がしゃべっている言葉が、伝わりつらくなるのが
とても怖く、それが悲しいのだ。



病院の診察にて。水野先生との会話。

水野「話すときに大切なのは、
   伝えたいという、こちら側の気持ちと、
   受け取りたいという、相手側の気持ちなんだ。
   伝えることを、諦めちゃいけない。
   聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから。」



遥斗が、亜也の妹の亜湖を図書館で見つけて、


亜湖「私ね、ずっと思ってたんだ。
   何で、亜也ネエなんだって。
   病気になったのが私じゃなくて。
   何で、誰にでも優しい亜也ネエなんだって。
   神様は意地悪だから、
   亜也ネエみたいな人を病気にしたのかな?
   だから、私が健康であることも、
   何か意味があるのかな?

   私、亜也ネエの代わりに、東校卒業したい!
   亜也ネエが叶わなかった夢だから。

   あたしなんかが亜也ネエのためにできること、
   今はこれくらいしかないんだけどね。
   できることあるのに、
   しないでボーっとしてるなんて、
   そんなの私、絶対いやだから。」

遥斗「お前、さすがだな。
   さすが。あいつの妹だな。」


その図書館の帰り、遥斗は思いついた。

養護学校に向かった。

遥斗「電話できなくて・・・
   直接来た。」

亜也「今日、夢、見たんだ。
   いつも見る夢はね、
   歩いたり、走り回ったり、自由に動けるの。
   初めて、麻生君と会ったときみたいに。

   でもね、今日の夢は違った。

   私、車椅子乗ってた。

   夢の中でも、私、体が不自由だった。

   自分の体のこと、認めてるつもりでも、
   心の底では、認めてなかったのかも・・・
   これが、私なのにね・・・」

遥斗「俺の今の気持ち、言っていいか?
   ずっと先のことなんで、わかんない。
   けど、今の気持ちなら、100%嘘がないって、自信持って言える。

   俺、お前が話すなら、
   どんなにゆっくりでも、
   ちゃんと聞く。
   電話で話せないなら、
   こうやって、直接会いに来る。

   おれ、イルカじゃねえし。
   お前も、イルカじゃねえし。

   お前が歩くなら、どんなにゆっくりでも、一緒に歩く・・・。
   今は、頼りにならないかもしれないけど、
   いつか、お前の役に立ちたい!

   昔みたいにいかなくても、
   そういう気持ちで、つながっているから・・・
   住む世界が違うとは、思えない。

   俺、お前のこと、
   スキ・・・
   なの・・・

   スキなのかも・・・たぶん。」

亜也「あり・がとっ。」


ここで、遥斗は、亜湖と亜也の言葉を聞いて、
進学進路を決意する。

寄宿舎での、亜也の作品。
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朝の光

               池内亜也

この学校の玄関前に
壁が立っている

その壁の上に朝の光が白んで見える
いつかは 見上げて
そっとため息をついた壁だ

この壁は 私自身の障害
泣こうがわめこうが
消えることはない

けれど この陽の当たる瞬間が
この壁にもあったじゃないか

だったら わたしにだって

見つけ出そう

見つけに行こう
------------------------------------------------------------


亜湖「奇跡が起こったよ!
   亜也ネエ、私受かったよ!
   亜也ネエの着ていた制服で、
   代わりに東校卒業するからね!

   安心して。
   亜也ネエの夢、私が引き受けたから。」


ナレ「足を止めて、今を生きよう。
   いつかを失ったとしても、
   諦めた夢は、誰かに委ねたっていいじゃないか。」


ここから、最後のテロップ。

人は過去に生きるものにあらず
今できることをやればいいのです



マ行、ワ行、バ行、ンが言いにくくなってきた。
声にならず空気だけが抜けていく。
だから相手に通じない。

最近、独り言が多くなった。
以前は嫌だったけど、口の練習になるから大いにやろう。
しゃべることに変わりはない。

以上、実話の木藤亜也の「1リットルの涙」より。

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第10話 ラブレター

養護学校の卒業式。

生徒だけでなく、先生方も、亜也の書いた力強い「詩」に
勇気をもらっていた。

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苦しみの向こう

              池内亜也

人はみな苦しいのです
でも きっとその苦しみの後で
その満足感が与えられる
スポーツだって勉強だって訓練だって
人生だって みんな みんな そう
苦しんで苦しみ抜けば
その向こうには
虹色の幸せが待っている
それはきっと宝になるはず
そう信じよう 
------------------------------------------------------------
一歩一歩
              池内亜也

自分という存在が消えそうになったら
自分の個性を生かせる所を探そう

これからゆっくりじっくりと
あせるな
よくばるな
あきらめるな
みんな一歩ずつ
歩いているんだから
------------------------------------------------------------

ナレ「どんな小さなことでもいいから
   人の役に立ちたいと思っていた」


ナレ「18歳。進学や就職。
   みんな、それぞれの道に進んでいく。
   けれど私は・・・」

養護学校の卒業式の正門を出て行く時のつぶやき。

亜也「これで、居場所、無くなっちゃったかな?」



遥斗が、医学部に受かり、キャンパスを紹介している時の会話。

亜也「どうして人間は歩くのかな?
   人が人らしくものを考えられるのは、
   もしかしたら
   歩いている時なのかも・・・。

   だって、恋人同士も、
   歩きながら将来のことを語り合うでしょ?」

自分が歩けなくなっている状態を、表現している。
遥斗も返す言葉がない・・・。



亜也がリハビリをしている時の、
水野医師と遥斗との会話。

水野「君が医大生になるとはね。
   どうして医者になろうと思った?」

遥斗「人の役に立つ仕事がしたくて。
   そんなの、嘘くさいと、思っていたんですけど・・・
   あいつみてたら・・・」

水野「そうか。
   僕もね、彼女を見ていると、
   自然と背筋を正される。
   うつむいている暇はないんだって・・・前を向かされる。」



自宅療養を好まず、病院へ入院を希望した。
そのおかげで、遥斗と会う時間も持てるようになった。

しかし、少しずつ、自分ひとりでできることが減ってきた。
トイレに行くことができなくなってきた日、
不安で寝れなかった。
公衆電話を掛けようとしたけど、ダイヤルができなかった。

そこへ飛んできた母 潮香は、亜也を勇気付けた。

潮香「確かに、亜也は病気になって、できないこと増えたよね。
   歩くことも、話すのも難しい、
   お友達みたいに、大学にも行けないし。
   就職もできない。

   でも、できること一つもなくなっちゃう?
   本当にそう思うの?
   亜也、これ見て!
   これも、これも、亜也が毎日綴ってきた日記。
   全部、亜也が一生懸命、ペン持って、一生懸命書いた言葉。
   同級生のお友達にも、健康な人にもできないこと、
   亜也は、ずっとしてるじゃない!
   亜也には、亜也には、書くことがあるじゃない!」


ナレ「私には、書くことがある。」


ここで、亜也は遥斗に手紙を書くことを決意する。

以下、そのラブレターの内容。
------------------------------------------------------------
麻生君へ

面と向かって素直に言えなそうだから、
手紙を書きます。

いつもそばにいてくれて、ありがとう。
励ましてくれて、ありがとう。

自分の夢を見つけて、活き活きと輝いている麻生君を見ていると、
私も嬉しくなります。
いろんなことを学んで
いろんな人と出会って
あなたはずっとずっと生きてゆく。
あなたの未来は、無限に広がっていく。

でも、私は違います。
私に残された未来は、
なんとかして生きる、それだけ。
たった そのことだけ。
この差は、どうしようもありません。
毎日、自分と闘っています。

悩んで、苦しんで、
その気持ちを押さえ込むので、精一杯です。
正直に言います。

麻生君といると・・・つらいです。
あんあこともしたい、こんなこともしたい。
もしも健康だったらできるのにと、思ってしまうんです。

麻生君といると、叶わない、大きな夢を描いてしまうんです。
もちろん、麻生君のせいじゃありません。
でも、うらやましくて、
なさけなくて、
どうしても、
今の自分が、惨めになってしまうんです。
そんなんじゃ、前を向いていけないから。

いろいろしてくれて、ありがと。
こんな、私のこと、スキって言ってくれて、ありがとう。

何も返せないで、ゴメンナサイ。

もう 会えません
------------------------------------------------------------


亜也「お父さん、お母さん、先生?
   私、結婚できる・・・?

   そうだよね・・・

   でも、でも、いつかが来たら、
   お花いっぱいに囲まれて、
   眠り続けたい!」


ナレ「過去を思い出すと 涙が出てきて困る」

この後、最後のテロップ。


現実があまりにも残酷で 
きびしすぎて
夢さえ与えてくれない
将来を想像すると また別の涙が流れる



以下、実話の木藤亜也さんの「1リットルの涙」より。

わたし、どこへ行けばいい?
何も答えてくれないけど
書けば気持ちだけでも晴れてくる
求めているんだよ 救いの手を
だけど届かないし 逢えもしない
ただ暗闇に向かって
吠えるわたしの声が響くだけ
posted by わて at 23:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月22日

TVドラマ「1リットルの涙」第7−8話

第7話 私のいる場所

場面は三学期。
初詣に行き、車椅子で学校に始めて行く始業式。


ナレ「車椅子の生活になっても、
   友達はぜんぜん変わらない。
   友達っていいな。
   いつまでも一緒に居たい。」


放課後、遥斗と亜也は、生物室で将来の話をする。
「将来、人の役に立ちたい」とか何とか。
遥斗は、医者になること、兄が目指していたことなど、
自分の進路をどうすればいいのか、気になっている。

遥斗「な、お前の待合室にしてやるよ。生物室。」

亜也「その代わり、手伝えってことでしょ?」

遥斗の優しいアプローチと、それを優しさを照れるのではなく、
笑いでかわす亜也。



両親との進路の相談で。

亜也「私、病気になって、人の優しさが、温かくって嬉しかった。
   だから、いつかお母さんみたいに、人を支える仕事がしたいの。」

このドラマの方向が少し見えてきた。
主治医から言われている日記を、欠かさず書いている、
これが将来、人の支えとなることはまだ知らない・・・。
今の亜也も、遥斗も。そして、友達も、家族も、誰も知らないが、
文字が書けなくなるまで、この日記に賭ける努力が将来は・・・。



養護学校を訪問した時、同じ病気の一つ上の先輩に会った。
よく見ると、ビデオレンタルで見た、
映画版の「1リットルの涙」の主人公、大西麻恵、
そしてその母は、かとうかずこではないか!

なるほど、視聴者にはこの方がわかりやすいし、いい演技をする。
映画封切とドラマ放映は、少し後のタイミング。
これなら親近感が沸くだろう。


その先輩のことば、既にスムーズにしゃべれない口調で、
「病気になったのは、不幸じゃないです。不便なだけ。」



遥斗が、潮香にスキヤキだからと夕食に誘われて、

遥斗「お前んち、いい家族だな。」

亜也「うん、私もそう思う。」

遥斗「お前はちゃんと居場所があっていいよな。」

この台詞が、亜也には気になる。
友人のマリとの亀裂が生まれ、どうしようかと迷っていた時。
この言葉は、ガンモ(飼い犬)に対して掛けたのか、
亜也に掛けたのか、とても気になった。

東校にいる友達に迷惑をかけないために、
養護学校に行くかもしれない、運命を知りつつも。
居場所があることが、今どれだけ助けになるか。


学校の屋上で。

マリ「私、中学の部活、亜也が居たから辞めずに済んだんだよ。
   先輩とすごく合わなかったでしょ?
   でも、亜也が一緒に居てくれたから、頑張れた。
   今頃言うなって感じだよね。
   でも、亜也が辞めるって聞いて、
   急に心細くなって、
   ついきついこと言っちゃったの。
   ごめん。」

亜也「私こそ・・・
   ごめん。」

マリ「バスケ辞めても、友達だよね?!
   私たち・・・」

亜也「当たり前じゃない!」

笑顔が戻り、二人は再び、何でも言える間柄となった。
良かったね。これも、遥斗のアドバイスのおかげか。



家で、養護学校のパンフレットを見つけてしまってからのこと。

亜也「私、自分の将来は、自分で決める!!!
   いろんなことをいっぱい諦めてきた。でも・・・
   友達の居ないところなんて行きたくないよ!
   友達まで居なくなったら、
   私、私じゃなくなっちゃうから・・・。
   だから、だから、お願いします・・・」

潮香「わかった。
   亜也が、亜也らしく居られるのは、東校なのね?
   だったら、もう何にも言わない。
   お母さんも、亜也の将来は、亜也自信に決めてもらいたいから。」




ナレ「体育館に響く、ボールの音が好き。
   放課後の、静まり返った教室も。
   窓から見える、風景も。
   床のきしむ、廊下も。
   ホームルーム前の、おしゃべりも。
   みんな好き。

   迷惑を掛けるかもしれない。
   何の役にも立たないかもしれない。」

ここで続けて、最後のテロップ。

それでも わたしはここにいたい
だってここが わたしのいる場所だから

友達って対等に付き合ってくれるから、ありがたい。
「読書するようになったのは、亜也ちゃんの影響よ」
と言われた。

「ああ、よかった」
わたしは彼女達に迷惑ばかりかけてきたんじゃない・・・
と、思ってかまいませんよね。



この辺の、第7話くらいから、最後のテロップでは、
実話の木藤亜也さんの日記「1リットルの涙」からの引用が入る。

すごく、深いところをついてくる。

「人の役に立ちたい!」という希望を忘れずに・・・

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第8話 1リットルの涙

またまた生物室で。

亜也「私、卒業できるのかな?
   わかってはいるんだ。
   これ以上、症状が進んだら、
   私が自分で決断しなくちゃ、って。」

遥斗「先のことばっか、考えてどうする!
   前にお前、俺に言ったろ!
   今できることを頑張るんだって!
   これからも、お前が何かして頑張る度に、
   クラスのこういう写真がどんどん増えていくんだよ!」

亜也「どうしたっちゃったの、麻生君?
   まるで、いい人みたい・・・」

亜也は、言葉をかけてもらい、嬉しい笑みを浮かべているが・・・

遥斗「うるせえ!」

亜也「私、本当は怖いんだ・・・
   この学校辞めたら、その時点で、私の人生、
   何かが終っちゃうような気がして・・・」

さすがに、これには遥斗は口を挟めなかった。


夜に、勉強机を並べて座っている亜也と亜湖。

亜湖「ネエ、亜也ネエ。もしもの話だよ。
   やっぱり辞めた・・・」

この頃から、亜湖が勉強しているシーンが出てくる。
恐らく、亜也と同じ高校に行きたい、
と思い始めていることを表している。
亜湖は亜也と同じように、遅くまで、
勉強を頑張るようになっていく。


母は、保健師の仕事を辞めようとしている。

父は、仕事を増やそうとしている。

弟と下の妹は、ご飯を減らそうとしている。



病院で、医師と、遥斗の父、麻生教授との会話。
病院で診療をしつつ、平行して遅くまで、
脊髄小脳変性症の研究を続ける。
何としても病気の克服ができる手段が見つからないものかと頑張っている。

麻生「長年医者をやっているとねえ、
   患者の頑張りに、勇気をもらうことが多いんですよ。
   励ましたつもりでいても、
   逆にこっちの方が励まされてしまうような・・・

   君も、感化された一人かな・・・
   ・・・彼女に。

   私にできることがあれば、何でも言ってください。」


遥斗の父も、必死で病気と闘っている、亜也の姿を見て、
息子が彼女に惹かれていくことを理解してゆく。



続けて、妹の亜湖。思い立って、前回言えなかったこと。

亜湖「もしも、今からいっぱい勉強して、
   私が東校受けて、もし受かるようなことがあったら
   亜也ネエが3年で、私が1年でしょ。
   私、いっぱい手伝えると思うんだ。

   学校の行き帰りとか、教室移動とか。
   何か困った時、私いっぱい役に立てると思うんだ。
   そしたら、お母さんも仕事辞めないで平気でしょ?

   だからさ、もうちょっとだけ待ってよ!
   もうちょっとだけ、頑張ってみてよ!」



亜也が早退で帰宅となり、それから教室では、
1年A組で話し合いが始まった。
亜也は、忘れ物を取りに教室に戻らざるを得なくなり、
結果として、話し合いの一部始終を聞くこととなった。

忘れ物を取り、遥斗は亜也が階段を降りるのに、
亜也を背中に載せた。
優しい行動だが、今までここまでする生徒はいなかった。
予想だが、これは遥斗が初めてだと推測する。
でも、学校で彼女を背負うのは、実は、最初で・・・最後となる。


遥斗が押してくれる車椅子に乗り、亜也は悲しくて泣き出す。

遥斗はハンカチを貸してくれる。無口のまま。

亜也「何か言ってよ!
   ペンギンの話とか、
   魚とか、犬とか。
   そういうの、もうネタ切れ?
   この際、作り話でいいから!
   嘘ついても・・・もう怒らないから・・・」

遥斗「何もできない・・・
   あいつらにえらそうなこと言って、
   俺だって、あいつらと同じだよ。
   お前の病気知ってて、
   お前が辛いの、ずっと近くで見てて、
   でも、結局、何もできなかった。
   頭でっかちで、口先ばっかで、
   親父の言う通りだよ。
   ただのガキで・・・」

亜也「そんなことないよ。
   いつも励ましてくれた。
   誰にも言えないような話、
   聞いてくれた。
   沈んでいる時に、笑わせてくれた。
   そばに居てくれた。
   私が辛い時は、
   いつも一緒に居てくれた。」

ここで、粉雪が、降り始める。
もちろん、BGMのレミオロメンの「粉雪」もクライマックス・・・

亜也は、奮い絞って・・・

亜也「ありがと、麻生君。」

車椅子のホイールに、亜也の手が掛かり、自分自身で動かし始める。

遥斗は、手を掛けようとするが、

亜也「バイバイ!」

遥斗は、「もう学校には来れない・・・」という不安が募り、
泣き崩れる。

舞い落ちてくる粉雪が、ひとしお増してきた・・・



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粉雪

作詞 藤巻亮太
作曲 藤巻亮太
唄  レミオロメン
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粉雪舞う季節はいつもすれ違い
人混みに紛れても同じ空見てるのに
風に吹かれて似たように凍えるのに

僕は君の全てなど知ってはいないだろ
それでも一億人から君を見つけたよ
根拠はないけど本気で思っているんだ

些細な言い合いいもなくて
同じ時間を生きてはいけない
素直になれないなら
喜びも悲しみも虚しいだけ

粉雪 ねえ 心まで白く染められたなら
二人の孤独を分け合うことができたのかい

僕は君の心に耳を押し当てて
その声のする方へすっと深くまで
下りていきたい そこでもう一度会おう

分かり合いたいなんて
上辺を撫でていたのは僕の方
君のかじかんだ手も
握り締めることだけで繋がってたのに

粉雪 ねえ 永遠を前に あまりに脆く
ざらつくアスファルトの上シミになっていくよ

粉雪ねえ時に頼りなく心は揺れる
それでも僕は君の事を守り続けたい

粉雪 ねえ 心まで白く染められたなら
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亜也の、1年A組での最後の挨拶。

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毎日が変わってしまいました。
転ばないために、どう歩いたらいいのか。
どうすれば、お弁当を早く食べれるのか。
どうすれば、人の視線を気にしないでいいのか。
一つ一つ、頭の中で考えなきゃ、生きていけません。

高校に行って、大学に行って、仕事をして、
そんな風に思い描いてた未来が、ゼロになっちゃいました。
生きていく道が見つからなくて、
小さな希望の光も見えなくて、
病気になったせいで、
私の人生は壊れてしまったって、何度も思いました。

でも、でも悲しいけどこれが現実です。
どんなに泣いても、病気からは逃げられないし、
過去に戻りたくても、時間は戻せないし。

だったら、自分で、今の自分を、好きになってあげなくっちゃって、
そう思いました。

だって、この体になってから、初めて気付いたことが、
たくさんあるから。

そばに居てくれるだけで、家族ってありがたいんだなって、
さりげなく支えてくれる、友達の手が、
すごくあったかかったりとか。
健康なことが、それだけですごく幸せだったりとか。
病気になったからって、失うばかりじゃありませんでした。

この体の私が、私だって。
障害って言う、重荷をしょっている、私が、今の私なんだって、
胸を張って、生きて行こうと思いました。

だから、養護学校に行くことは、自分で決めました。

みんなとは、生きる場所は違うけど、
これからは自分で選んだ道の中に、
一歩一歩、光を見つけたいから。
そう笑っていえるようになるまでに、
私には、

 「少なくとも1リットルの涙が必要でした」

だからもう私は、この学校を離れても、
何かが終ってしまうなんて、絶対に思いません。

みんな、
今まで、
親切にしてくれて、
本当にありがとう!
------------------------------------------------------------



校門を出る、直前に、クラスのみんなが、3月9日を歌い、送り出す。
亜也が指揮を振った、6月の合唱コンクールを思い出す。
一致団結した、あの頃。
そして、当時の亜也はまだ、何も症状が出ていなくて、
元気いっぱいの青春を謳歌していた頃・・・。
------------------------------------------------------------
3月9日

作詞 藤巻 亮太
作曲 藤巻 亮太
唄 レミオロメン



流れる季節の真ん中で
ふと日の長さを感じます
せわしく過ぎる日々の中に
私とあなたで夢を描く
3月の風に想いをのせて
桜のつぼみは春へとつづきます

溢れ出す光の粒が
少しずつ朝を暖めます
大きなあくびをした後に
少し照れてるあなたの横で

新たな世界の入り口に立ち
気づいたことは1人じゃないってこと

瞳を閉じれば あなたが
まぶたのうらに いることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私も そうでありたい

砂ぼこり運ぶ つむじ風
洗濯物に 絡まりますが
昼前の空の白い月は
何だかきれいで 見とれました

上手くはいかぬこともあるけれど
天を仰げば それさえ小さくて

青い空は凛と澄んで
羊雲は静かに揺れる
花咲くを待つ喜びを
分かち合えるのであれば それは幸せ

この先も 隣で そっと微笑んで

瞳を閉じれば あなたが
まぶたのうらに いることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私も そうでありたい

------------------------------------------------------------



いいじゃないか 転んだって
また おきあがればいいんだから

最後のテロップ。

転んだついでに空を見上げれば
青い空が今日も
限りなく広がってほほえんでいる

あたしは生きてるんだ




以下もテロップ。
これは、実話の方の、木藤亜也さんの「一リットルの涙」からの引用。

終業式まで、あと4日。
みんなが私のために千羽鶴を折ってくれているようだ。
一生懸命
折ってくれている姿を
まぶたの裏に焼き付けておこう。
たとえ別れても、決して
忘れないために。
でもーーー

「亜也ちゃん、行かないで」と言って欲しかった。
posted by わて at 23:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月21日

TVドラマ「1リットルの涙」第5−6話

第5話 障害者手帳

夏休みの退院が終わり、二学期が始まる。
通学や教室移動が困難となり、周りの人達の助けを借りながらの
生活が始まる。

放課後、亜也と遥斗と二人の時、

亜也「私頑張るから。」と約束する。
そして、一回泣いたら500円の罰金を科するとも約束する。
ある一線を越えた、親しい間柄となった兆しか。
ええ感じやね。



家族会議となり、家族6人が居間へ集まる。

社会の一員であると共に、家族の一員として、
母は、直らない病気のことを家族に初めて話す。

障害者手帳には、
 すべての障害者は、自ら進んでその障害を克服し、
 その有する能力を活用することにより、
 社会経済社会に参加することを努めなければならない。

潮香「亜也は、努力することを社会から求められているの。」

亜也「"ごめんね" じゃなくて"ありがとう" という言葉を
   大切にする。」


それからの考え方が、少しずつ前向きになる。
強くなっている。
まだ、どんな障害が出てくるかわからないけど・・・。



思い切って、試験前だけど、バスケのシュート練習をしている。
遥斗が覗きに来て、

亜也「片付けるの手伝って!」

自分でやらなきゃ、という考えだけでなく、
素直に、手伝ってもらうことをお願いすることを覚える。
特に、少しずつ想いを寄せている遥斗に対して・・・。

亜也「もう一つお願いがあるんだけど。
   見張っててくれないかな、私泣かないように。」


そして、川本先輩に電話。電話が終わり、

遥斗「お前、冷たいな。一方的に、それに電話でサヨナラかよ。
   今頃、川本先輩泣いてんじゃねえのかよ。」

亜也「そうかもね。」

遥斗「うそでも泣いてやれよ!」

亜也「いやだ・・・」

遥斗「ほんと、つめてー」

亜也「だって、麻生君に罰金払うのいやだもん!」

遥斗「せこっ!」

ここで笑顔。

川本先輩とも別れて、これで二人の遥斗と亜也の距離はさらに縮まる。

青空を、白い雲が流れてゆくのが見えた。


ここまでで、最後のテロップ。

もう あの日に帰りたいなんて言いません
今の自分を認めて生きていきます

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第6話 心ない視線

生物部で、亜也が知らず知らずのうちに、遥斗を手伝う。

亜也「私のこと、生物部だと思っていない?」

遥斗「いいじゃん。どうせ暇だろ?」

亜也「そうだね。」

こうなれば、そばに居る理由もできて、お互い嬉しいかも。
言葉には出ないけど。照れているけど、心は通じている・・・
ように感じた。



ヒロ(弟)がサッカーのメンバーから、亜也を紹介することを
ためらっている。

その姿を見た亜湖は、ヒロのことを叱った。

亜湖「亜也ネエはすごいよ。
   亜也ネエによって、このネームつけることが、
   どんなに大変なのか、あんたにはわかる?
   何時間も掛けて、付けたんだよ。
   寝る時間削って、付けたんだよ!

   ヒロ、あんたここまでできる?
   亜也ネエのために、こんなに一生懸命になれる?

   なんで亜也ネエのこと恥ずかしいと思うのよ!
   そんな風に思っているあんたの方が、よっぽど恥ずかしい!」

父 「ヒロキ、亜湖の言ってることわかるよな?!
   今、お前の(心臓を指して)ココ、痛てえよな!」


それを影で見ていた亜也。
図書館からの帰りに、家に入って来れず、ずっと聞いていた。
亜也はなかなか帰れずに、考えた。


いろんな人の視線が気になっていた。
弟が、つらい思いをしていたことを、知ってしまった。
偏見、差別、いろいろ考えたが、それから逃げていてはいけない。


弟のヒロキは、意を決して、亜也ネエに招待状を渡した。
「池内ヒロキ、デビュー試合、絶対来てください」


今回は、家族・絆の「愛」「絆」を感じ、涙した。

「世界一の豆腐を、一人でも多くの人に食べてもらいたい」
とか、
「恥ずかしい、と思う気持ちを、乗り越えた」
とか。

僕の環境に、障害者が居ないことが災いしてか、
あまり、こんな気持ちになったことはなかった。
家族・兄弟の「愛」「絆」を感じ、
思いやりが無いことは、良くないのだと言う、反省をした。

最後のテロップ。

心ない視線に傷つくこともあるけれど
同じくらいに
優しい視線があることもわかった

だから 私は絶対に逃げたりしない
そうすれば きっといつか
posted by わて at 00:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月20日

TVドラマ「1リットルの涙」第3−4話

第3話 病気はどうして私を選んだの?

遥斗「人が死のうと生きようとどうでもいいじゃん。
   適当に生まれて、適当に死んで、それで自然とバランスが取れてんだし。
   人間だっておんなじだよ。
   別に無理して生き延びなくてもよ。」

亜也「そうかな?」

遥斗「そうだよ。」

・・・

亜也「じゃあ、麻生君は、自分の大切な人が
   病気になったり、死んだりしても、それでいいと思うの?」

ここでは、亜也にとって遥斗は、
かけがえのない、想いを寄せる人にはなっていない。
しかし、気になる人。

自分の病気のことを知りたいので、別室の入院患者へお見舞いに行ったり、
遥斗の父、つまり病院に勤めている教授と話をしたり。
ドラマのストーリー的には、
遥斗の存在は、切っても切れない間柄になる過程が進んでいく。


亜也「麻生君は、人が死ぬのはどうでもいいのに、
   魚は気になるんだね。」


ここは、さすがに遥斗の心に届いたようだ。
その後に遥斗は、亜也が生物室に忍び込んで操作したパソコンの、
ブラウザの履歴が気になった。

そして、どんどんその病気のことを知ることになる。
それも、亜也からは直接聞くこともなく・・・。
父親の資料や、医学文献などを調べることで。


ここでは、レミオロメンの「3月9日」が合唱コンクールで歌われるシーンがある。このドラマが貢献し「卒業ソングの定番」とまで言われているようだ。

調べると、「結婚」を祝うことがテーマの曲だが、「卒業」に合うようで人気場浮上している。


合唱コンクールの舞台が終った直後の検診で、「脊髄小脳変性症」の
診断の告知を受ける。
亜也本人は既に、夜に忍び込んだ理科室のパソコンで調べた
「脊髄小脳変性症」が頭にあった。

それなりの覚悟はあった(だろう)。

その一部始終を、側面で見ていたのが、遥斗だった。


亜也が、理科室に忍び込み、何か調べたこと。
(ブラウザの履歴には、何も残っていなかったが・・・)
  の父が勤める病院に、亜也が診察に来ていたこと。
そして、告知前の合唱コンクールでの会話。

亜也「それ聞いたら私、変わっちゃうかもしんない。
   今が最後なんだ、今の私でいられるのも。」

意味ありげである。


病院の診察で、深い言葉。

亜也「病気は、なぜ私を選んだの?」


病気はどうして私を選んだのだろう
運命なんて言葉ではかたづけられないよ


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第4話 二人の孤独

バスケの先輩からの、デートの誘いに、背中を押してくれる母親。
そして、リハビリ中だから諦めようとしている亜也を、
デートには言っても良いという許可を与える医師。

残っている正常な、楽しい学生生活が、いつ絶たれるかがわからないから、
知っている周りは、どうも情けを出してしまう。
まだ、しっかりと覚悟を決めていないから、
どうすればよいかわからないから、
今を一生懸命生きてもらえる、応援をしたくなる。


亜也「でも、やっぱわかんないよ。
   何で私なの?
   どうして病気は私を選んだの?
   ねえ、お母さん。
   私、まだ15だよ。
   こんなのってないよ・・・
   卑怯だよ・・・
   神様は不公平だよ・・・」

潮香「お母さん、替わってあげられなくて、ごめんね・・・」


クラスのみんなでお見舞いに行かなかった遥斗は、
一人で亜也のお見舞いに行く。
そのときの台詞、

亜也「主治医の水野先生かっこいいし。」

何気ないけど、友達には心配され、
憧れの先輩には見舞いに来てもらって喜び、
遥斗にも・・・。

夏休み、もう楽しむことができなくなったと思った入院生活も、
悪くはないと思ったはずだ。


妹の亜湖に、
 「麻生さん、お姉ちゃんと動物園行くんでしょ?
  カレンダー見てにやけてたし。」
と言われる。

川本先輩が、
 「今日のデート、断っちゃえよ。」
と聞こえてきたし。

断りそうだと思い、病院に行ったら、既に出発していて、
その時に、川本先輩から病院に、断りの電話が入ったことを
聞いたし。

ドラマの中の、遥斗のポジショニングが、急速に亜也に近づいていく。

そして、動物園で、雨が降っている中の会話。

遥斗「あいつ、来ないよ。急な用事ができたみたいで。」

亜也「麻生君、それ言いに来てくれたの?」

遥斗「・・・」

遥斗「お前、ペンギン見ただろ。
   子供を育てているペンギンは、絶対に浮気しないんだって。」

亜也「ありがとう、来てくれて。」

遥斗「別に・・・」

亜也「私さ、本当は先輩が、来ないと思ってた。
   来ない方がいいって。」

遥斗「何言ってんだよ、お前!」

亜也「私ねぇ、歩けなくなっちゃうんだって・・・」

とうとう、この時初めて、直接遥斗に、病気のことを言ったことになる。告白、ってとこか。

亜也「人間だけが欲張って生きようとするって。
   やっぱり欲張りかな?
   無理に生きようとするのは・・・。
   間違ってるかな?
   過去に戻りたい!
   タイムマシン作って、過去に戻りたい!」


亜也は、かつてはバスケット部の先輩にあこがれていた。
夏の花火では嬉しかった。
でも、動物園の誘いに、来てくれなかったのは、
「病気である自分と、長く付き合ってもらえるだろうか?」
という不安を抱いていた、と思う。

そこで登場した遥斗。

急接近して、でも、肝心なところは、押さえていて、
亜也の心の支えとなっていて。
そして、病気と、その治療への理解を深めていく。



最後のテロップ画面。

タイムマシンを作って過去に戻りたい

こんな病気でなかったら
恋だって出来るでしょうに
誰かにすがりつきたくてたまらないのです


posted by わて at 23:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

TVドラマ「1リットルの涙」第1−2話

第1話 ある青春の始まり


特別じゃない
ただ特別な病気に選ばれてしまった
少女の記録−−−−−


これがオープニングのテロップ画面。
このドラマは、YouTubeである程度見ていたが、
DVDで全編を見たくなっていた。

「タイヨウのうた」「クローズド・ノート」「天使の卵」と、人の死が
ストーリーに組まれている作品を見てきたが、「1リットルの涙」も、
不治の病と戦う少女の物語であることはわかってみることになる。
悲しい結末を前提に、その生きる姿を、健康である私たちが見て、
涙を流すことで、メッセージを味わうことができるだろう。


高校の入学式の日、家の前で記念写真を撮ったところ。
あどけない、笑顔が印象的だ。
vlcsnap-127388.jpg


花ならつぼみの私の人生
この青春の始まりを、
悔いのないように大切にしたい



これが、最後の字幕のエンディングテロップ。
入学式で顔の怪我、そして少しずつ、
思いがけない症状が出てくる。

勉強ができて進学校に入学、1学期の学級委員、校内の合唱コンクールでは指揮者、(あこがれの先輩のいる)バスケ部でも活躍と、青春を謳歌している。これから後の出来事とは対照的になってくる。


TVドラマでは、最後にエンディング文字のスクロールがあるが、
その時に映されるのが、実話の脊髄小脳変性症だった「木藤亜也」さんの写真や寄せ書き、そしてその病気が進行してゆく写真で綴られる。

これがTVドラマの毎回最後に出てきて、視聴者をひきつけるのだろう。


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第2話 15才、しのびよる病魔

聡明な亜也が、病院の同じ主治医が担当する患者の病状を見て推測。
それとなく母親が、自分の病気の正体を隠している時に気付き始めた。

その「私の病気って何?」と尋ねた時の顔。
vlcsnap-129605.jpg

この台詞は、まだ病気のことがわかっていないのだが・・・。

不安がよぎった気持ちのまま、第3話へと続く。



そして、最後のテロップ画面。

病状の進行が早まる前の前触れ。
両親が、本人に病気のことを話すまでの、家族の想い、
それを認めたくない家族の気持ち、本人の気持ち。
ストーリー展開は大きくないものの、心情の変化がたいへん大きい。

そして、この病気は、思考するための脳の活動には、
何の影響もないだけに、聡明な亜也は、
隠し事、周りの状況から、自分の病気について、
少しずつ自力で知ってしまう・・・(第3話の中で・・・)。


お母さん
私の心の中にいつも
私を信じてくれているお母さんがいる
これからもよろしくお願いします
心配ばかりかけちゃってごめんね

posted by わて at 00:19| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月17日

邦画「クローズド・ノート」を見て

沢尻エリカ・竹内結子 共演の作品、「クローズド・ノート」を観た。

見た後に、ホームページがあることに気付いた。
http://closed-note.com/index.html

「伊吹先生の日記」が全ページ掲載されている。
これは、すごい!
映画の中では、ほとんど原文そのままナレーションとして
入っていたが、エピソードなどは、原文を読むのではなく、
シーンの説明だけだった。
それが、文字となって、すべて読める。
そして、破られた最後のページも・・・。

最後のページは、4年2組の3学期の最後の日(3/22)に、
最高の幸せを日記に記した。
タカシへの想いを記述した。
先生としてではなく、一人の女性として。

そしてその後バイクで事故死・・・。


さて、この映画の感想だが、終り方は見事。

そして、感心したのは、日記に連動して、香恵(沢尻エリカ)は
行動を起こす。そして、伊吹先生の行動と同じく重なり、
伊吹先生がタカシを想う気持ちと、香恵が石飛への想いに重なる
ところ。

特に、タカシがテストの答案用紙にデッサンをしたところ。
答案用紙をタカシから返してもらうことができず、
伊吹先生は児童の答案を紛失したことになってしまう。

それを壁に貼っていた、石飛の作業部屋から、香恵が答案を見つける。
その瞬間が、自分が恋する人と、盗み見している日記の持ち主とが
一致した時の、なんと言うか、驚き。
そして、同じ人を愛してしまった嘆き。

また、石飛がその人を愛している限り、自分の気持ちが通じない・・・。

かわいそう・・・。



沢尻エリカより竹内結子の方が、主演ぽく思えたので、
少し残念。
だが、沢尻エリカの幸せそうな、自転車二人乗りシーン。
これは、「シュガー&スパイス」「1リットルの涙」
「(自転車ではなくバイクだが)タイヨウのうた」と共通。

また、日記のマネをして、お弁当の差し入れをするところ。

最後は、伊吹先生に負けないくらいの小学校の先生になる決心を
するところ。少しまじめ過ぎるかなと思ったが、
タカシに対する想いも多少あり、縁があって伊吹先生の
素晴らしい教育熱心で、素敵な先生である憧れに浸ってしまったので、
そうなるのも当然か。

最後は、すごくすがすがしい気分で見終えることができた。

主人公の一人(伊吹先生)の死がわかるのが最後で、「死」があった
のにも関わらず、こんな気持ちになるのは、
映画としては珍しいと思った。

沢尻エリカも、マンドリンギターを熱心に弾いているところが
あったし、個展で演奏して欲しい胸を石飛に頼まれ、
困ったけれども引き受けたり、カラオケに遊びに行かず、
学校にこもって練習に専念したり。

乙女心の綺麗な部分が、素直に表現できている映画だと思った。

次に期待したい。


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LOVE & TRUTH

YUI 作曲/作詞/唄


こんなに想っている 時間は止まってくれない
空っぽの心は あなたの気持ちを まだ見つけられない


同じ絵を二度と描くことは出来ないのに
アタシの感情は ただ繰り返してばかり


“あいのうた”を聴かせてよ その横顔 見つめた
あなたのこと知りたいよ もう出逢ってしまったの


どんなに寂しくても また会える気がしているから
理由なんていらない 引き返せないことを知っている


このままじゃ忘れ物になってしまうでしょ?
アタシの感情は 涙の奥 輝いた


“あいのうた”を聴かせてよ その横顔 その先に
あなたが今 見つめている ひとがいると わかっても


翼をくださいと 信じて歌うように アタシだって誓うよ
過去も全部 受け入れるって決めた


“あいのうた”を口ずさむ その笑顔に 触れたい
あなたが今 見つめている ひとがいると わかっても


“あいのうた”は終わらない もう出逢ってしまったの
・・・終わらない ・・・LOVE & TRUTH

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posted by わて at 23:50| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「孫子の兵法のことがマンガで3時間でマスターできる本」

「孫子の兵法のことがマンガで3時間でマスターできる本]

を読んだ。

 田中豊・安恒理 著
 明日香出版社
 ISBN 4-7569-0521-8

上司の勧めで、「孫子の兵法」のマンガを69巻読破したら、
という冗談半分の話だが、ビジネスの話に絞っている方が
手っ取り早いので、コレを選んだ。

他人との交渉に使える「話術」を、「攻める」「守る」などの戦国の
時代のことに置き換えて考えてみると・・・ということで読んだ。
ビジネスの教訓として、学ぶところが多い。
この本には、100種類の事例が、マンガと一緒に紹介されている。

しかし、印象に残ったものだけピックアップしようとしたが、
ほとんどがいい例で、100個のすべてを紹介することになる。

そこで、この本の弱点として、3時間でマスターすることが目的と
なったため、原本の「孫子の兵法」に書かれている、登場人物や
その出来事を詳しく触れることなく、ビジネスの教訓のみが、
具体的事例と共に、淡々と説明していた。

確かにわかりやすいが、「三国志」や「史記」などの古典に少し
触れることができた、という読み応えには程遠い。
また、他の本、あるいは漫画などを探すことにしよう。
posted by わて at 00:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月09日

邦画「ハチミツとクローバー」を見て

「ハチミツとクローバー」を見た。
「純愛やで」とか、「原作が漫画たで」
くらいで、あまり事前知識は特に無しで、一気に見た。

題名「ハチミツ」と「クローバー」のそれぞれの意味が、
どこかで出てくるだろう、と思っていたが、
いつまでたっても出てこなかった。
川沿いで、四葉のクローバーを探すところくらいか、
ハチミツに関しては、全く出てこなかった。

Web検索していると、公式ホームページに回答があった。
http://www.hachikuro.jp/site.html
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原作者の羽海野チカが作品を書き始める前にスピッツのアルバム
「ハチミツ」とスガシカオのアルバム「CLOVER」を聴いたことによって、コミックのタイトルが決まったのはよく知られている。
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何と・・・。全編見終わるまで、ハチミツを探し続けてしまった・・・。

さて、美大生5人の、5人5様の「片思い」物語と言うことで、
確かにその心の動きをとらえている部分に注力して読み取っていった。
しかし、どうも(主に、物語の流れと、心の言葉をナレーションで語っていた)主人公の竹本に対し、演技が下手と感じたのか、ハグちゃんに告白することができなかったことで、竹本自身が振り回され、思い悩んでいた部分のところは、残念ながら彼の恋する気持ちに共感をすることができなかった。

また、物語の構成としては、森田役(伊勢谷友介)と花本はぐみ役(蒼井優)の天才的芸術センスに追いつかない存在、ということを言いたかったのだろうが、僕には美術センスがないのか、最初のイントロの人物紹介的エピソードでは、それらを感じることができなかった。

原作がマンガで、映画に仕上げるために、短時間で登場人物のポジショニングを語り終えることができなかったという感じに思えた。
仕方がないのかなぁ。

さて、ハチミツ探しは完了として・・・。


黒い猫が、複数回出てきた。
はっきり写らず、少しボヤッと。
その共通点は、何だろう。
一回見るだけではわからなかった。
でも、見直す時間がなかったので、カンニングし、Googleった。
すると、
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質問:
CG処理のような黒猫が何回かでてきたのですが、
最後までみても猫の意味がよく分かりませんでした。

回答:
現実と非現実を行き来する「絵に描いた猫」。
リアリズムとファンタジーの両方に立脚させたい、
というはかない願いが込められた猫です。
はかないから、あの猫はあんなにモヤモヤしているらしいです。
あと別々の場所で撮影していても、ランダムに猫が現れる事によって、
自ずと猫の行動範囲に見える、ひとつの街の中の物語に見える、
という効果があるようです。
そんな事がDVDに付いてきたブックレットに書いてありました。
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とのこと。

んー。
今度、この映画のことを話題にする時には、ネタにできるが、
再度見る機会ができる時までは、この解釈にしておこう。
わざわざ見直す時間もないし・・・。



ところで、話を戻すと「純愛」を追いかけるために「ハチクロ」を見た。
これまでのDVD鑑賞の中では、「純愛」「人の死」「音楽の価値」なんかを考えてきたけれど、ハチクロでの「純愛」は少しテーマがずれてしまったような印象で、十分に制作者の意図するところを味わうことができなかったように思う。

伊勢谷友介(ストーリーでは天才肌の先輩美大生)が、以前に見た「クローズド・ノート」で登場する、イラストレーター石飛リュウ役と、ダブった。

見る順番が、本当の映画の公開とは逆だ。
「クローズド・ノート」の製作側は、意図通りにイメージを作ることができたと思う。

こういう訳で、残念ながら、余り理解できずに、見終えた感じだった。
一回で、読み取れるようになりたいものだ・・・。

よし、悔しいままだが気にせず、次のドラマ、映画、本に進んでいくとしようかっ。
posted by わて at 22:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月07日

邦画「パッチギ!」を見て

最近、マイブームとなっているDVD鑑賞だが、
次の作品を見るきっかけを、「沢尻エリカ出演」ということにしていたので、「パッチギ!」を選んだ。

Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%81%E3%82%AE!
の中で概説している通りのストーリーであったし、感じたものはより一般的だった。一方、先日まで「純愛」をテーマとして探してきた映画とは異なるものであり、日朝の国際問題をテーマとしているところが強く出ていた。最後まで見た感想は、「喧嘩ばっかりやなぁ」てな感じか。
舞台が、自分が生まれた1968年、そして舞台は京都。

関西(特に大阪)は、朝鮮高等学校が他の地方より、確か多いはず。
日本名と韓国名の二つを持つ友達も多少いて、あまり抵抗が無かった。
偏見も、昔の人ほど無かった。

しかし、日本が引き起こした社会責任を、ストレートに訴える部分は、
この映画が直接的に訴えていると思う。
映画を見ている人も、見ていない人も、少しは頭に入れておいた方がよいだろう。

詳細は、こちらが手っ取り早い。
http://www.pacchigi.jp/first/keywords.php



恋が芽生える彼(役名:松山康介)と彼女(役名:リ・キョンジャ、沢尻エリカ演)は、最後に車でデートに行くシーンが印象的。
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日本人の朝鮮半島に関する無知に対する指摘が露呈しているが、この映画では
松山のキョンジャへの想いが、国境を超えていることを
しっかりつかむべきである。

恋する相手なら、他の何もが見えていないところ、
辞書を買って、あいさつや電話をかけるところ、
「イムジン河」の歌詞の意味をしらべるところ、
一生懸命フォークギターをマスターするところ、
アンソンのお別れ会が開かれている公園で、
キョンジャと会いに行きたいばかりに、
状況も知らずに参加していくところ、そして
戸惑いながら、ラジオの音楽勝ち抜き大会で「イムジン河」を
歌いぬく、松山。
どれもが純粋だった。

音楽に対しては、やはり「イムジン河」の曲の強さか。
詳細はこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%B8%E3%83%B3%E6%B2%B3

発売中止になったようなこの曲を、全面に出して映画の中で表現している。
社会問題を正面から捉えている姿勢が素晴らしいと思った。

vlcsnap-198349.png


「イムジン河」
朴世永原詩・松山猛訳詞・高宗漢作曲
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イムジン河 水清く とうとうと流る
水鳥 自由にむらがり 飛び交うよ
我が祖国 南の地 想いははるか
イムジン河 水清く とうとうと流る

北の大地から 南の空へ
飛び行く鳥よ 自由の使者よ
誰が祖国を 二つに分けてしまったの
誰が祖国を 分けてしまったの

イムジン河 空遠く 虹よかかっておくれ
河よ 想いを伝えておくれ
ふるさとを いつまでも忘れはしない
イムジン河 水清く とうとうと流る

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もう一つ、この映画で気に入ったところと言えば、キョンジャ(沢尻エリカ)がフルートを演奏しているところ、そして松山がフォークギターを弾いているところ。楽器演奏を習得する部分は、大変な努力が必要だが、そこを超えて、好きな人に近づこうと言う部分は好印象だ。

沢尻エリカが楽器に挑戦しているところは、その他の映画・ドラマでも言えるところだ。まてよ、「シュガー&スパース」では、楽器演奏なかったなぁ・・・。

また、どんな映画でも見られることだが、年頃の男役の台詞で「ギターが弾けたらモテる」というフレーズは、ここまで来ると、決まり文句みたいだが・・・。いつになったら、この(楽器は難易度が高いという)壁は崩れるのだろうか?

(映画の評価は、ここでおしまい。)


最後に、少し妻から純愛では「はちみつとクローバー」というものを聞いたことがある、を勧められたので、いつか見ることとする。

あまり、テレビや映画を見ない僕なので、少し古いものでも、何でも新鮮に見えてくる。貪欲に取り組んでいこう。

posted by わて at 23:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「音楽ビジネス仕組みのすべて」を読んで

オリコン・エンタテイメント株式会社 発行
湯浅政義 (ゆあさまさよし) 著
「音楽ビジネス仕組みのすべて」
ISBN4-87131-067-1

この本の中で著者が、今後の音楽産業を考える指針として、「マーケティング・マイオピア」という理論を言葉を説明しているところがあります。ハーバード・ビジネススクール名誉教授のセオドア・レビット(Theodire Leviit)氏が1960年に発表した同名タイトルの論文中で使用した言葉だそうです。

以下引用
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過去に様々な産業で起きた企業の盛衰を考え合わせながらこの論文を読むと、それがあまりに示唆と暗示に富んでいることに驚きます。その冒頭の一節を訳してみます。

「すべての主要産業は、一度は成長産業だったことがある。しかし、現在成長の熱狂の波に乗っている産業も、衰退の兆候が顕著に認められるものがある。また、成長の真っ只中にいると思われている産業が実は成長を止めてしまっていることもある。いずれの場合も、成長が脅かされたり、鈍ったり、止まったりしてしまったりする原因は、市場の飽和でなく、経営の失敗にある。」

 レビット教授のいう「マーケティング・マイオピア」とは、特定の産業や企業がマイオピア(近視眼)に陥ると、それぞれのマーケティング上の氏名を狭く解釈しすぎて、変化への対応を失ってしまうことを意味します。

上記引用に続けて、レビット教授は、次のように指摘します。

「鉄道が衰退したのは、旅客と貨物輸送の需要が減ったためではない。それらの需要は増大してきた。今日、鉄道が危機に見舞われているのは、それらの需要が、鉄道以外の手段(自動車、トラック、航空機、さらには電話)で満たされているからでなく、鉄道会社自体がそうした需要を満たすことを放棄したためである。鉄道会社は、自社の事業を兪輸送事業でなく、鉄道事業と考えたために、顧客を他に追いやってしまったのである。」

 つまり、レビット教授は、アメリカの鉄道産業が衰退したのは、その事業領域を”輸送産業”ではなく、”鉄道産業”と狭く定義し、輸送を目的と考えず鉄道を目的と考えた、つまり顧客志向(customer-oriented)ではなく、製品志向(product-oriented)で考えてしまったために、その後の多様な交通機関の発達に対応できなかったと指摘するのです。
 同様にレビット教授は、アメリカの映画産業が危機に陥ったのは、テレビの発達によるものではなく、自らがマイオピアであったためである。つまりハリウッドは映画産業を”映像エンターテイメント産業”ではなく、他のもので代替などできない映画という特殊な商品を作る産業と定義してしまったために、その後のテレビというメディアの発達に敗北した、と指摘しています。





 その模範解答は、「当時のハリウッド映画産業人たちは、自分たちの仕事の本質は、映像メディアを通じて人々にエンターテイメントを供給することであるというビジネスコンセプトが欠落し、単に映画館で見せるための映画という商品を作ることが自分たちの仕事だと考えていた。したがって、テレビも映画と同じ”映像エンターテイメント”だという本質を見抜くことはできず、新勢力のテレビを自分たちの産業に取り込めずに敗北した」となるはずです。

引用終わり。
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この後には、任天堂が花札やトランプなどの商品を売るビジネスではなく、ゲームエンターテイメント・ビジネスとして発展してきた成功例も挙げていました。


この本では、前書きの「はじめに」には、

「アメリカではコンサート・ビジネスをはじめレコード・ビジネス、出版ビジネス、マネジメント・ビジネスなど、ポピュラー音楽ビジネスに関する入門書・解説書・研究書が多数出版されているのに対し、日本では音楽関連の書籍というとクラッシック関連が大半で、ポピュラー音楽関連書、特にビジネス書はごく少ない」

とあります。この文には、たいへん共感しました。

ポピュラー音楽に対する、日米の「社会的認知度」の差を反映しています。

この本は「アメリカ音楽ビジネスの概説書」と言えますが、音楽業界で働く以上、この知識をしっかり持つのと、持たない従業員では、会社やこの業界で働くビジネスセンスで、差がでてくるのではないかとおもいます。

現在、楽譜のことを調べる機会があったので、本書で見つけた、アメリカ国内での著作権処理に関しての記述を引用します。

以下、多少省略して引用。
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●一つの楽曲しか掲載していない楽譜=ピース (piece)

                  または、シート・ミュージック
                      (sheet music)

 通常、それらに関して楽譜出版社が著作権者に払うロイヤルティ
                 =小売価格の 20%
 
 ソングライターに支払われる使用料(ロイヤルティ)
                 =その50% (つまり小売価格の10%)



●複数の楽曲を収録した楽曲集=フォリオ (folio)

 フォリオに含まれる曲について、
 楽曲使用者が出版社に支払うロイヤルティの総額
              =フォリオの小売価格の 10〜12.5%

 フォリオに収録された曲の著作権者が受け取るロイヤルティー
              =フォリオ内の曲数に応じて比例配分


 フォリオ
   (1) ミックス・フォリオ (mixed folio)
      別のアーティストによって人気曲となった
      複数の有名曲を集めた曲集

   (2) マッチング・フォリオ (matching folio)
      特定のアルバムに収録された曲を集めた曲集

   (3) パーソナルティ・フォリオ (personality folio)
      特定のアーティストの写真がジャケットに印刷されている曲集

●パーソナルティ・フォリオ
プリンテッド・ミュージック・ロイヤルティが著作権者に支払われる他に、アーティストの名前と肖像を使用する対価として、追加的にアーティストに支払われるロイヤルティー
                =フォリオ小売価格の5%

●プリンテッド・ミュージック・ロイヤルティ (printed music royalty)
 楽譜出版だけでなく、書籍や雑誌で歌詞を掲載する場合、使用者側は
 プリンテッド・ミュージック・ロイヤルティを払う
 (特定料率に販売部数を乗じて算出ではない)

    数語の歌詞を使用する場合 = 50ドル

    楽曲の歌詞と絵やイラストなどで成る書籍での全面的な使用 
                 = 2,500ドル

    書籍での歌詞掲載     = 数百ドル (1行あたり)

------------------------------------------------------------

音楽は、著作権ビジネスなしでは語れないわけで、そこに映像が加わると、非常にビジネスを構築することが難しいと推測します。

YouTubeのように、ある程度、法を逸脱したところから初めて、
追いつかないようにし、その後に法制化された時に使用料を払う、
といったようなやり方が、今後も出てくるような気がします。

このような部分で、先見性を持ってビジネスを始めることができた場合、成功したといえる人になれるのだと思います。
posted by わて at 18:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月06日

TVドラマ「タイヨウのうた」挿入歌「Stay with Me」の歌詞

Stay with me

作詞:MARIKO NAGAI
作曲:COZZi
唄:Kaoru Amane (沢尻エリカ)

会いたい気持ち溢れたら
この想いが上手く届くのかな?
小さな窓に現れた
あなたを見るだけで嬉しくなる

あの日にそっと置いて行った
涙の粒 抱えたら
ねえ 夢を奏でた

stay with me あなたは私だけの大きな光
stay with me あなたとずっとずっと
手をつないでいたい
そして明日へ続くその道を歩いてゆこう

時間の箱に閉じ込めた
つばさをあなたが風に乗せたの
ふと舞い降りた夜の街
もらった勇気で歌い出せたんだ
頑張ってるあなたに
負けないようなスピードで
ねえ 輝けココロ

stay with me 私に聞かせてほしい 悲しみの訳
stay with me あなたとずっとずっと眺めていたいな
月と太陽とそして二人に出来ることを

stay with me あなたはきっときっと もう一人の私
stay with me あなたとずっとずっと
手をつないでいたい
そして明日へ続くその道をあるいてゆこう
------------------------------------------------------------

ドラマ中で、この曲ができた頃を推測したい。

すでに第1話では、
自費制作の音楽CDを出し、
デビューのためのレコード会社への
デモテープ(実際には同じ音楽CD)送りつけもやっていた。
レコード会社からの「不採用」の通知が来ていた、あれである。

ストリートで歌おうとして、窓から抜け出そうとしていたところから
ドラマは始まる。

この曲は、その時にはできていた訳だから、
「あなた」とか「会いたい」という対象は、4年前の病院で見た
孝治がギターを捨てるシーンや、猫を助けるシーン、
バイクのエンジンを切って、押しているシーン、
つまり、恋抱くのは、孝治が対象となっていたのではないか?

 「ふと舞い降りた夜の街
  もらった勇気で歌い出せたんだ」

孝治のギターを拾ってから、音楽を知り、ギターを覚えて、
コードを覚えて、作曲できるくらい上達して。

(後からお父さんの話よりわかるのだが)ギターを手にした頃から、
生き生きとしてきたようだ。

つまり、結論だが、この歌詞を読み返すと、
この時期に、これだけの表現ができてるのは、少しでき過ぎ。



ところで、レコード会社から「不採用」となるのは、
(工藤の振る舞いからの推測だが)歌い方がダメ、ということ。
メロディーと歌詞は評価された、とみなせる。

でも、薫がストリートで歌いだしてからは、輝きだした。
人前で歌うと、「天性の素質」で、とてもうまく歌えるようになる。

もう少し、ドラマ中のストーリーと一致しているかと思ったが・・・。
でも、十分ドラマ仕立ての完成度は非常に高く、僕は満足している。

僕は「Stay with Me」よりも「タイヨウのうた」の方が好きだ。
歌ができたきっかけも綺麗だし。

いずれの曲も、19〜20才までの命となる病気(XP)の胸中で、
ラストスパートを駆ける乙女の、
音楽に賭ける気持ち、
そして、一番気にしていた、
運命の人(拾ったギターの持ち主である)孝治に出会い、
デビューの寸前までで実現しなかったが、
彼に恋する気持ちが最高潮のところで、
人生を終えることとなった、
ハッピーエンド?の
ドラマとして、見ることができた。

僕の心に、いつまでも残るドラマだろう。
また、忘れたことに見直してみたい。
http://www.youtube.com/profile?user=1cikini&view=videos
posted by わて at 00:06| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月05日

「タイヨウのうた」同名挿入歌の歌詞

タイヨウのうた

作詞:MAIKA SHIRATORI
作曲:MAIKA SHIRATORI
唄:Kaoru Amane (沢尻エリカ)


ふるえている 私の手に
はじめて君が触れて
優しい気持ち あたたかさに
やっと気づいたんだ

閉ざした窓 開ければ
新しい風が吹いた

笑って 泣いて 君と出会えて
見える 世界は 輝きだした
ひまわり揺れる タイヨウの下で
感じていた 風を 君を

信じること 迷うことも
立ち止まることも全部
私が今 ここで生きている
答えかもしれない

モノクロの毎日が
色づいてゆくように

笑って 泣いて 君と出会えて
続く未来は 輝いていた
ひまわり揺れる タイヨウの下で
私のまま 明日を歌うよ

限りある日々を 止まらない時間を
どれだけ愛せるかな? 愛せるよね
君がいれば 光さえも
そらさないで

笑って 泣いて 君と出会えて
続く未来は 輝いていた
ひまわり揺れる タイヨウの下で
私のまま 明日を

ありがとう 伝えたい 今なら言えるよ
過ごした季節も 忘れはしないよ
ひまわり揺れる タイヨウのように
私のうた 君を 照らすよ

私のまま 君を・・・
------------------------------------------------------------

さて、このドラマの中で、この曲ができた時期を追いかけたい。
それは、第5話。

孝治が音楽プロデューサーの工藤に会いに行き、
麻美とゴーストライターの話を聞き出し、
薫の夜の、ストリート演奏のところに戻ってきた時。

麻美の告白と合わせ、
「二つ嬉しいことがあった。」と行ってもらった後、薫が

 「いいのが思いついた。」

これが、このドラマ中で、曲が書け始めたときである。

歌詞を追いかけると、そのタイミングの薫の心境が、
しっかり刻まれている。ドラマを(DVDやYouTubeで)見直すことは
ないが、この曲を聴くと、やっぱりこの時のシーンが
思い出される。

  生き続ける希望、あるいは追いかける夢さえなかった薫が、
  孝治によって、心を開かされ、
  音楽(歌をうたうこと、ギター)のすばらしさを知り、
  デビューする喜びを味わい、
  人を信じ、人を愛し、
  夢を追いかける、歌を人前で歌うすばらしさを知った。  

  「ありがとう 伝えたい 今なら言えるよ
   過ごした季節も 忘れやしないよ」

  希望を与えてくれて、ありがとう。
  この夏の出来事を忘れない。(結果として、最後の夏になる。)

カーステでこの歌詞を味わいながら、
ドラマの数々のシーンを思い出した。

そして、Amane Kaoru こと、沢尻エリカが、
歌手である(あった?)こと、
2006年のドラマ放映時にはヒットした理由も理解できた。 


得るものが多かったこのドラマを見た僕としては、
この曲の存在は非常に大きい。
忘れられない曲となるだろう。
posted by わて at 23:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月03日

「タイヨウのうた」全10巻を見て

時間をかけてしまったが、

 1. 夢を追い続けることの大事さ、

 2. 人を愛することの大事さ、

 3. 音楽(このドラマでは「楽器」「ギター」「バンド」)が、
   人に影響を及ぼす大きさ、

 4. 命の尊さ、

をあたらめて、テレビドラマの形で知ることとなった。


 1. 夢を追い続けることの大事さ

は、今、自分がやりたい仕事をしているか、
将来の自分の糧になることをしているか、
と言うことと関わっている。

なんとなく、時間が過ぎてしまっている仕事であれば、
それは糧でもなんでもない。
時間の浪費だ。

夢を持ち続け、理想としたいものや、なりたいものに
どうしたら近づくことができるのかを考えるべきだと思う。



 2. 人を愛することの大事さ、

最終回の、薫が死んでしまってからの、ナレーションで、
「愛する人のいない人生に、いったい、何の幸せがあるんだろう。」
とある。
最愛の妻に恵まれ、いい人生だと思っているが、
これから年をとって、その年に応じた愛し方をするべきだと思うし、
それを考えることを放棄するのは、罪だと思う。


 3. 音楽(このドラマでは「楽器」「ギター」「バンド」)が、
   人に影響を及ぼす大きさ、

職業柄、仕事では常に音楽に触れている。
そこでビジネスを考えている。
大変恵まれているが、一方で、それに溺れて、
音楽に囲まれているだけで、満足してしまうことではいけない。

まだ、音楽の影響を受けていない人、
すばらしさを感じたことのない人に、
是非とも、味わってもらうための、
開拓者精神が常に備わってなければならないと思う。


 4. 命の尊さ、

これは、テーマとしては大きい。
親戚が亡くなりお葬式に参ったり、
母が胃癌で手術したりと、
「死」というものに向き合うことが出てきた。
それまで僕は、病気をしない、健康優良児だったので、
漠然としか感じることがなかった。

これから、自分の健康の心配をすることで、
体力の衰えや、身体の機能の低下を感じることで、
少しずつ、このテーマについて向き合えるのだと思う。

もっと、人の話を聞いたり、新聞や書籍で知っていくべきだと思う。

このテレビドラマでは、主人公の薫と孝治の間(恋人同士)の
心を動きを観察することで、入り込むことができた。

自分の恋の相手で体験することはもうないけれど、
妻など、自分との関わりの深い人であればあるほど、
深刻に考えるのだろう、と思う。

そういう意味では、ドラマで「死」や「失恋」に直面する人の心動きを
疑似体験しておくこともよいと思った。

そういう意味で、「一リットルの涙」は、見ておこうと思った。

ところで、このドラマで、楽器がよく出ていた。
気がついたものとして、ベースアンプにCUBE-30BとD-BASS、
キーボードにVK-8があった。ステージには、モニタースピーカーSSM-151があった。

身近な楽器が、練習会場となった民宿「みうら」の2階と、Moon Childがバンドフェスティバルで演奏したステージにあったことが、とても嬉しかった。
posted by わて at 23:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月01日

「タイヨウのうた」10(最終回)

第10回(最終回)

 「声は・・・
  手術しても、歌えるんだよね、先生!」

 「発声用の、特殊なバルブを付けた、
  気管内チューブを入れて、
  気道を確保することになる。」

 「それって、もう歌えないってこと?
  そんなの絶対にいや!」


麻美が、

 「あれからいろいろ考えたの。
  歌の神様は、わたしにたった1曲しか授けてくれなかった。
  "Wish" が私のすべてだった。
  私には、もう曲は書けません。
  でも、歌うことまでは辞めたくない。
  音楽が好きだから。」

 「誰の歌でも歌えるということか?」

 「はい。」

 「例のファーストコンサート、
  一月後まで延期しておいた。
  寝る暇なんて、無いと思え!」

 「それから、一つだけお願いが・・・」

ここは、安易に推測できる。
ムーンチャイルドのデビューをサポートして欲しい、
とか何か。


病室で、孝治が薫に話しかけた、

 「何してんの?」

 「失くしたいもの、数えてた。
  お父さん、お母さん、美咲、榎戸先生、
  孝治、ムーンチャイルドのみんな、ギター、歌。
  生きているだけでいいって、思ってたのに、
  何か気付いたら、こんなに大事なものがあって、
  命って、自分一人のものじゃないんだよね、
  みんなとつながっているんだよね。
  孝治、どうしたらいいと思う?
  一人じゃ決められない。」

この時は、まだ迷っていただろう。
薫も、孝治も。

工藤が直接病院に面会に来て、そのときのメッセージ、

 「一月後に、麻美のファーストコンサートが決定した。
  正直な告白が、視聴者の共感を呼んだんだ。
  そこを、ムーンチャイルド、初披露の場所にしたい。」

 「デビューってことだよ。俺たちデビューできんだよ。」

 「麻美の提案なんだ。
  いいタイミングだと思っている。」

 「良かったね、薫ちゃん、夢がかなうね。」

ここでは、判断できない。
みんなには、気管の切開手術と、命の保証はないことの、
どちらを取るかの判断をしていないから。

病院の屋上で、薫と孝治は、二人で迷っている。

 「ねえ、孝治。
  夢をかなえて死ぬのと、
  夢を持たないで、生き続けるのと、
  どっちが正しいと思う?」

 「どっちが正しいとかじゃなくて、
  どっちが、後悔しないかじゃないかな?」

この言葉には、もう時間が無い、後悔をして欲しくない、
という孝治の本当の気持ちが、現れている。

そして、薫は決心した。
自分の余命と、夢をかなたいことの、大事さを、
後悔しないことの、大事さを。

 「私は・・・
  歌いたい・・・
  ・・・歌いたい。
  わがままかな?」


バンドのメンバーに、薫の決断を説明する。

 「私ね、今度は呼吸器に障害が出ててね、
  手術しないと、命の保証はできないって、
  でも、手術したら、歌えなくなる。
  私は、命よりも、夢を選んだ。」

 「連れてってやりたいんだ。
  薫を、スポットライトという、太陽の下に。
  だから頼む、力を貸してくれ。」


みんなは賛成してくれる。

 「薫ちゃんに出会えたから、俺たちここまで来れた。
  何の、とりえも無い俺らがさ。
  だから今度はさ、
  俺たちが、薫ちゃんを支える番。」

いいやつらだ。バンドメンバーはこうでなくっちゃ。


デビューステージの前日に、デートに誘われ、
初めて、美咲のスカートを借りて、
見とれる孝治。

(誘われた)デートで、二人きりになるのは初めて。
今度はちゃんと会えた。
(結果として、最後のデートとなるが・・・)

一生懸命(スカートを借りてまで)おしゃれをしてきた。
でも、薫はその自信がなかった。

 「やっぱり着替えてくる!」

孝治も、そんな乙女心を、読むことはできなかった。

 「待てよ、似合うよ。可愛い・・・」

 「だから、私は何だって似合うの!」

強がる薫。
「可愛い」と言われて、照れ隠しだと思うが。


 「ごめんな、満月じゃなくて。」

(ある意味、土壇場で)こんな優しい言葉をかけるのは、
僕にはできない・・・。

 「いいよ、いつだって月は満月だし。
  それに、明日は、タイヨウが見れる。
  スポットライトっていう、タイヨウ・・・」

(ここで、ステージの前日だってことがわかる。)

 「緊張しない?」

 「全然!だって、一人じゃなし。孝治がいてくれる。
  ユウタがいてくれる。リュウスケがいてくれる。
  ハルオがいてくれる。」

 「孝治、私、自分の病気を恨んだことはあった。
  泣いたこともたくさんあった。
  生まれてこなきゃって、そう思ったこともあった。
  でも、今は、心から思う。
  生まれてきて良かったって。」

そう。難病を持って生まれてきた人が、
この台詞を実際に口にすることって、すごい重要。
重みがある。

最後の方のシーンでは、薫は、
たくさんの人に感謝の言葉をかける。
もう実は、先が短いことを気付いている。

たくさんの人からの愛をもらい、幸せを感じている。
それに感謝しているのだ。

 「歌に出会えて、
  孝治に出会えて、良かった。」

 「俺も。
  音楽に出会えてよかった。
  薫に出会えてよかった。」

キス・・・。
これで2回目だね。


ライブステージの出発前。

 「美咲、
  今までありがとう。
  子供の時から、ありがとう。」

 「何言ってるの急に。」

 「私の知っている世界は、
  ほとんど美咲が教えてくれたんだよね。
  もしもね、私に何かあったら、
  今までどおりに、勝手に上がりこんで、この部屋使っていいから。
  その方が、お父さんも、お母さんも、寂しくないと思う。」

 「何言ってるの!
  コンサートの前じゃなかったら、
  思いっきりひっぱたいてやるんだから。
  わかってるよ。
  だから、
  薫は、安心して、思いっきり歌ってきな!」


ライブステージ、控え室で。

 「みんな、ありがとね。
  すごい、いい夏だったよ。
  私、忘れないから。」

 「薫、来年はもっといい夏にしような。」


円陣を組んでいる時、薫が咳き込む。

 「俺、榎戸先生呼んでくる!」

薫はそれを止める!

 「待って!
  大丈夫だから。
  行かないで!
  お願い。
  歌えるから。」

もう、必死。命がけで、ステージに立ちたいと、
そう思っている。
バンドのメンバーは、それを感じ取り、
薫を止めることをしない。

工藤も、顔色の悪い薫を見て、
一度は止めるが、
薫本人と、孝治に確認し、舞台に行かせる。


ステージが上がる前に、薫は、咳き込んで倒れてしまった。

これは、語幹で、最後の台詞と悟る。

 「孝治・・・
  もう少しだったのに・・・
  私、
  やっぱり、
  タイヨウに嫌われてるのかな?」

 「そんなことないって。
  そんなことない。
  もしそうだとしても、
  嫉妬してんだよ。
  いろんな才能を持って生まれてきた薫に。
  たくさんのやつに、愛されている薫に。」

そして、最後の言葉。

 「そっか。
  孝治・・・
  ありがと・・・」


薫は、死んでしまっているが、(薫の声で)ナレは続く。
物語(ドラマ)だから。

ナレ「夢の無い人生に、いったい、
   何の意味があるんだろう。
   愛する人のいない人生に、いったい、
   何の幸せがあるんだろう。」



  「薫!薫!返事しろよ!
   お前そんな、弱くねえだろ!
   薫!
   ふざけんなよ、薫!
   ここで終っていいのかよ!」


そして、死んだ後でも、ナレは、薫の感情を表現してくれている。


ナレ「たとえかなわなくても、
   たとえ一瞬でも、
   私は精一杯夢を見て、
   精一杯、人を愛した。
   だから、私は不幸なんかじゃない。
   かわいそうなんかじゃない。
   誰よりも、幸せだったんだよ。」

 「薫。薫。
  俺言ったよな。
  お前がいなくなったら、泣いて泣いて泣きわめくって。
  でも、でも、絶対泣かねえぞ。
  お前と出会って、幸せだったから。
  楽しかったことばっか、思い出してやる。
  思い続けてやるからな!」


一生懸命生きることは、大事なこと。
命が短い、と自覚して生きている人から言われるのは、
説得感がある。

僕にとって、
それがドラマの主人公で、
それも人気女優の沢尻エリカで、
演技もたいへん上手で完璧だと感じた。

かつ、僕のたいへんお気に入りの女優だし。

このテレビドラマが教えてくれたものは多い。
まだまだ僕は、残った時間(人生)がたっぷりあるのに、
甘えてゆっくり生きたり、
だらだら生きたり、
そんなことをしていたら、
限られた時間しかない病の人に、どんな顔ができようか!


夢を見つけること、
一生懸命、夢を追いかけること、
の大切さを教えてくれた。


週末の余暇の合間に見ようと思ったテレビドラマのDVDだが、
とても価値あるものを見た。

ドラマに戻る。

最後、薫が死んで、孝治がさびしく民宿で働いている時、
工藤が訪れ、

完成したムーンチャイルドのCDを見せて、

 「どうして?」

 「ボイスチェック用のを、残しておいたんだ。
  名曲だ。
  埋もれさせるのは惜しい。
  だからと言って、他の誰かに歌わせようとは思わない。
  だから、発売しようと思う。
  君の了解が欲しい。」

 「薫も喜ぶと思います。」

 「この曲は売れる。
  彼女はいつまでも生き続ける。
  たくさんの人の、心の中で。」

そう。
この「タイヨウのうた」の詩は、とても当時の薫の心境を
しっかり刻んでいる。
こうなれば、コンサートに足を運んでくれた人も、
麻美のファンも、湘南にいる、地元の人も、
イタ飯屋に来る客も、
みんな、みんな、ファンになってくれる。

そして、みんなの心に、薫の気持ちが刻まれてゆく。
薫が感じた、残された命を大切に大切にし、
孝治と、音楽とに、精一杯尽くして過ごしていたことを。


 「薫、
  たっくさんの人が、聴いてくれているよ。
  良かったね。」

僕もCDを買った。


 榎戸先生は、一般の患者を診ている。
 (つまり、薫の診察に専念することは、終った。)

 予備校で、ヘッドホンしてCDを聴いている。
 (次の夢を追いかけるため、勉強している。)

 そばの配達で、ヘッドホンしている。
 (親の後を継ごうとしている。)

 そして、孝治は、ギターを持って、歩いている。
 (工藤が与えてくれた、ギタリストになる夢を実現するために。)


いいテレビドラマだった。

現在、YUIが演じている、映画版「タイヨウのうた」を見ることを
ためらっている。
歌手として沢尻エリカのイメージを、上書きしたくないこと。

もう一つ、沢尻エリカ主演のテレビドラマ、「1リットルの涙」も
見たいと思っている。しかし、「タイヨウのうた」と同様、
命が短い女の子を演じる「お涙ちょうだい」ドラマだということは
わかっている。

沢尻エリカの、もう一つの側面を見たいし。
でも、違うイメージで、曲げたくないし。

今、いいドラマを見た、というだけで、記憶から薄くなるまで、
時間をかけてみよう。

「タイヨウのうた」の一つ一つのシーンと台詞を追いかけた。
音楽に関して、命に関して、愛情に関して、大切な台詞が
たくさんあった。

テレビドラマを見ることは、まあ娯楽だ。
でもこの中に、実際では体験できなかった、心の動きがあった。
何回も反芻して、味わい、実生活に役立てたい、本当にそう思った。

感動を与えてくれて、本当にありがとう。

(第10話、最終回おわり)
posted by わて at 21:31| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「タイヨウのうた」9

第9話

雑誌記事が出て、外に出れなくなった時に、薫が孝治にかけた言葉。

 「ちゃんと見張っててね。
  みんな、練習サボんないように。」

デビューして、みんなを信じているから出た言葉。

そして、孝治が工藤に直訴しに行った時の言葉、

 「俺が辞めたら、考え直してくれますか?
  どうしても、薫の夢、かなえてあげたいんだ。
  それが、俺の夢だから。」

自分の夢は、薫の夢。
この台詞が美しい。

でも、僕の「希望」は、「妻の希望を叶えること」と思ったことが
あるし、今でもそう思っているなぁ。ほんなら、僕でも言えるわ!


デビューを白紙にする旨の交渉ができず、電話で薫にかけた言葉、

 「何もできなくって、ほんとにごめん。」

薫は返す。

 「ギターのコードってさ。
  覚えんの難しかったよね。
  でも、諦めなかったから、弾けるようになったんだよね。
  諦めない限り、夢は消えたりしないんだよ。
  誰にも、取り上げられたり、しないんだよ。

  だから、次がんばろー。
  たった一回、チャンスがつぶされただけじゃん。
  それだけのことだよ。」

強い。

 「薫、どうせなら次はさ、
  もっと、でっかい夢、追っかけような。」

孝治の想いが、薫をジーンとさせていることだろう。

2人とも、強い。
そして、ギターがうまくなりたかった話を盛り込んでいるところが、
僕にはとても嬉しかった。


薫が美咲に話した言葉、

 「私さ、めいいっぱい生きてやるから。
  あと1年かもしんないし、
  半年かもしれない。
  でも、誰にも負けないくらい、
  精一杯生きてやる!」 

 「私、薫が親友だってこと、すごい誇りだよ。」

こんなこと、本人の前で言えることって、本当に少ないと思う。



麻美が、香るが入院中に、面会に来た時、

 「私だったら、飛び出せなかったかもしれない。
  でも、あなたは飛び出した。
  何もためらわず、太陽の下に。
  孝治のために。
  私の負けね。
  もう私には、孝治を想う資格なんて無い。」

 「麻美さん・・・」

 「あなたは、孝治のために、命を投げ出そうとした。
  私には、何ができるかな?
  二人を助けるために。」

この決心は、すごい。
孝治の取りやいで、負けを認め、
そして(警察の取調べを受けて拘束されている)彼を
救い出すことを決意した。

命がけの行為に負けないくらいの勇気を出して、
過去の告白をする、緊急会見も考え出したのだと思う。

同時に、残り少ない命を大事にしてあげようと言う、
麻美から、薫に対しての、最大の(そして最後の)奉仕だろう。


 「それじゃあ、交渉成立ってことで。」

推測だが、雑誌のライターにお金を払い、
作り話だということにして彼を釈放してもらうことを、
お願いしたのだろう。


特別番組で、立花麻美が緊急会見をした時のこと、
孝治は車で、薫は病院で、テレビを見ていた。

 「難病をかかえながらも、まっすぐ前を向いて生きている、
  とても強くて、素敵な女の子と一緒に。
  私が入り込むスキなんて、どこにもありませんでした。
  今回のことは、私の身勝手さが原因です。
  彼や、彼の大切な人にも、迷惑をかけました。
  本当に、申し訳ございませんでした。」

雑誌記事を見ている、麻美のファン、そして、ムーンチャイルドの
ファンが、共感するのは、納得できる。
このシナリオは、よくできているな、と思った。


孝治が釈放され、薫に病室で再会できた時の言葉、

 「訴え、取り下げられた。
  たぶん、あいつが、麻美が取引したんだと思う。」

 「あのインタビュー・・・
  麻美さん・・・
  辛かっただろうね。
  本当のこと言うの。」

 「どうかな、
  麻美は、これで楽になれたのかもしれない。」

 「楽に?」

 「あいつは、嘘の自分で生きていくことに、
  ずっと苦しんでいたから。」

 「そっかぁ・・・」

麻美のことが、一番良く知っているのは孝治だから、
視聴者には、ここで伝えておいたのだろう。



 「孝治・・・
  もう会えないかもしれないと思った・・・
  もう離れたくないよ。」

切ない気持ちが伝わってくる。
いい演出だねぇ。


麻美が、工藤に対して言った言葉、

 「あれが、私の引退会見?」

 「強くなったな。
  君は、何かにおびえてびくびくして、
  自分でその魅力を封印していた。
  今の君は、いい顔をしている。」

 「君のファンから殺到したメールだ。
  君の潔さが、共感を得たんだ。
  それから、ムーンチャイルド宛にも、こんなに!
  デビューを心待ちにしている、という内容ばかりだ!

  君にも、歌い続けて欲しい。
  俺のそばで。」

これば、プロポーズ?
まあ、このドラマの流れには、大きく関わらないけど・・・。
少し極端かな?と思った。


薫と孝治は、病室の中から、

 「ここから(ギターを捨てているところ等の
  一部始終を)見てたんだ。」

 「うん。見てた。」

ナレ「月があまりにも綺麗だから、
   あなたの音色が、あまりにも優しく届くから、
   いつまでも聴いていたいと、思ってしまう。
   いつまでも、永遠にそばにいたいって、
   そう思ってしまうよ。」

ここで、咳き込む!
最終回へは、いいつなぎだ!

(第9回おわり)
posted by わて at 02:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月28日

「タイヨウのうた」8

第8話

バンドフェスティバルが終って、ギター片手に旅に出てしまう、
民宿の親父(竹中直人)。そこで、薫の台詞、

  「気持ち、わかるような気がする。
   すごい、楽しかったもん、あの夜。
   ずうっと歌ってたいな、って思った。
   一回きりじゃなくて。」

ここから、バンドフェスティバルが過ぎても、
ムーンチャイルドは、バンドを継続することになる。
ここから、音楽、そしてバンドに関するストーリー展開が
多くなる。
僕は、共感するシーンが多くなる。


榎戸医師の診察時に、

  「今は、バンドのボーカルだし、責任があるって言うか、
   だから、何かやってたいの。」

  「先生、私、あとどれくらい生きられると思う?
   10年も生きたいと、そんな欲張りは思わない。
   でも、一日でも長く生きていたいと思う。
   歌ってたいから。
   だから・・・」

残された人生をどう送れば良いか迷っていた薫が、
夢を追いかけて輝き始めている言葉。

工藤がかおるに対してのの台詞で、

  「君の友人が言っていた。藤代君だったかな、
   君には、天性の素質がある。
   聴く者を惹き付けずには止まない、天性の素質がある。

   他の4人も魅力的だった。
   ギター以外は技術はまだまだだが、
   ステージの上で、
   あんなに楽しそうに演奏するバンドは始めて見た。」

ドラマだとしても、とても良いほめ台詞だと思う。
演奏能力ではなく、楽しく歌っている姿を評価して、
プロデュースしてデビューさせたいと思うほど、
魅力で気だったこと。

それは、一生懸命努力して練習し、
一生懸命メンバーのことを想って、
離れたメンバーが戻ってくることを、
ずっと信じていた、という背景があるだけに、
なおさら美しいストーリーだと感じた。


次に、(麻美に対しての)工藤の台詞、

 「雨音薫は、XPという難病に冒されている。
  太陽に当たれず、長くは生きられない。
  運命から逃げず、未来だけを見つめて生きる、
  彼女の歌には、そんな強さがある。
  俺は、その強さに魅せられた。」


孝治と薫は、ムーンチャイルドがデビューできるという話を
口止めされていたが、その話がばれた時の、孝治の会話で、

 「薫は、俺らのことを思って、
  (デビューを)断ったんだよ。
  デビューして、もしうまくいっても、
  長く続かないと思って。
  残された、俺らのことを考えて、断ったんだ。
  薫は、俺らの将来を無茶苦茶にしたくないから、
  自分の夢を諦めたんだ。」

 「ふざけんなよ!何が俺らのためだよ。
  俺らのことを考えてんなら、相談しろよ。言えよ。
  俺たちバンドだろ?
  仲間だろ?
  違ったのかよ!」

そう、信頼関係がなくなれば、バンドなんで、続けられなくなる。

 「結局薫ちゃんはよ、俺たちのことを信じてなかったんだよね。」

 「そんなんじゃない!」

 「じゃあ、どうして孝ちゃんだけが知ってんだよ。」

 「おれ、ショックだな、マジで。」

 「俺も」

 「俺も」

 「こんなんだったらよ、バンドなんか解散しちまおうぜ。
  やってる意味、何にもなくなってるんじゃん。」

そう。
悩んだら、メンバー全員で、知恵を絞るのがマナー。
孝治と薫が、恋人同士だとしても、それはマナー違反。
それを知らせてくれた。


 「みんないい奴だもん。
  私がやりたいって言ったら、
  みんないいって言ってくれるに決まってるから。
  だから、言えない。
  これで良かったんだよ。
  ユウタとリュウスケは、来年大学に行って、
  ハルオはそば屋さんを継ぐ。
  それがいいんだよ。
  みんなには、未来があるんだから。

  楽しかった。
  本当に、楽しかったよ。」

薫は、少し、なげやりになる。
孝治は、言葉に詰まって、優しい言葉も掛けられない。


薫と麻美との会話で、

 「そうよね、歌えるわけないよね。
  あなた、病気なんでしょ?
  だったら、孝治のことも諦めて!
  だって、そんなんで孝治のことを幸せにできない。
  あと何年、孝治と一緒にいられるの?
  私だったら、身を引く。
  それが、愛情じゃない?」

ひどい台詞だと思った。

薫は大きく目を開き、今言われた台詞に驚いている。
いや、他人に自分の運命の話をされて、動転している。
そして、自分がどれだけ孝治のことを想っているか、
それだけは、自信があった。だから、次のように
言葉を返した。

 「私は、孝治に守ってもらってばかりで、
  10年後、きっと一緒にはいられないのに。
  10年後、そばに居られないなら、
  私は、今、100年分、
  それくらい愛してあげようって思う。
  今を精一杯!」


 「どうして?
  どうしてそんなに強いの?」


 「強くなんかない。
  いつも迷って、間違ってばかりで。
  でも、音楽に出会えて、孝治と出会えた。
  私には、どっちも必要だって、
  はっきりわかった。」

(孝治が捨てた)ギターと出会えて、
(たまたまギターを始めることとなって、
一生懸命になる対象ができて)音楽があって、
そして、運命の出会いとして、
その孝治と知り合えることができた。
そして、今では想いを寄せることができ、
そばにいる。

麻美の反撃、

 「孝治を返して!音楽があればいいじゃない!
  私から、何もかも取り上げないで!
  お願い・・・お願い・・・」

 「私は・・・
  あなたが好きです。
  だから、そんなこと言わないで。」

ここの「あなたが好きです」の意味が、まだつかめない。
今後の課題です。


孝治と薫の2人の会話で、

 「あたしが、居なくなったらどうする?」

 「相当泣くだろうな。」

 「それから?」

 「泣きまくって、この世の中とか恨んで、
  やっぱり神様なんか居ないって思って、
  もう、その後は、わかんねー。
  先のことより、今が大事。
  今は、目の前に居る、お前が大事。」

 「良かった!
  私も、孝治が大事。
  今が大事。」

 「私、みんなに話したい。
  私の気持ち、ちゃんと伝えたい。」

薫は麻美に会った。
そして、孝治の、麻美に対する想いが無いことの確信もできた。
「勝ち」を感じたってところか?

でも、ずっと先を考えるのではなく、
今、目の前で生きている、薫のことをしっかり考えてくれている
という想いが、嬉しかったのだと思う。


以下、みんなの前で、素敵な言葉が、いっぱい出てくる。
音楽が好きだから、みんなを信じているから・・・。

 「私、バンドがやりたい!
  私、いつ歌えなくなるかもしれないし、
  いつ・・・
  でも、バンドがやりたい!
  みんなと一緒に。
  失敗するかもしれないし、
  後悔させちゃうかもしれない。
  でも、私のわがままに付き合ってください。
  お願いします。」


 「いやだよ!
  わがままになんか、付き合ってられないって。
  薫ちゃんの夢になら、喜んで、付き合うけど。」

 「みんなー!
  ありがとう!」

 「お礼を言わなきゃならないのは、本当はこっちって言うか、
  薫ちゃんに出会わなかったら、
  俺らずっと中途半端なままだったと思うんだよね。」

 「適当に大学行って」

 「いやいや、そば屋継いで」

 「中途半端なままより、
  一生懸命やって失敗した方が、
  ずっとカッコいいと思うからさ。」

いい台詞ばかりだ。

いま、僕がサラリーマンをしているが、

 「何もしないより、一生懸命やって失敗する方がいい!」

というのは、会社生活をしていても言える。
時間に流されて、働くことはできる。
人に指示されて、従っているだけでも、
給料はもらえる(減るかもしれないけど・・・)。

でも、一生懸命アイデアを出して、
これでもどうか、これでもどうか、というアイデアを
吟味して、検証して、どうしたら、この苦境を乗り越えて
行くことができるのか、ということを四六時中考えた後に
実行して失敗する方が、得るものは多い。

何もしなければ、人間は成長が止まってしまう。
会社は、それくらいのお金を費やしても、
賄ってくれるくらい太っ腹(のはずだ)。
それをしなければ、給料は、他の人に回される、ということだ。




さて、ドラマに戻ろう。

レコーディングが始まった。
後からわかるが、工藤がいつ薫が病気になるかが
わからないので、今の薫の歌声を録音しておいたもの。
最終的には、これがCDになっていく。

公算があるというのは、かおるが死んでしまっても、
素晴らしい歌と、彼女が病気だという背景に、
「売りこめる」という自信があったのだろうか?
少し残酷だが・・・。

録音途中のナレーションで薫の声、

 「何もかもが、こんなにうまくいくとは。
  本当に、夢みたいだった。」

 「夢が、いつか覚めるからこそ、
  輝いて見えるものだったんだね。」

これで、第8話が終わり。
後2回あるので、その間の波乱万丈を思わせるクロージング。
posted by わて at 01:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月27日

「タイヨウのうた」7

第7話

民宿「みうら」の主人が、

 「俺も昔バンドを組んでいたんだぞ。
  でも、これからってところで、解散しちゃった。」

 「どうしてですか?」

 「みんな、自分の演奏のことしか考えていなかった。」

 「バンドって言うのは、みんなでやるからバンドって言うんだ。
  仲間を信じてこそ、バンドなんだ。
  あのころ、そんなことに気付かなかった自分に後悔している。
  孝治は、必ず戻ってくる!
  お前たちが信じ続けている限りな!
  だから、孝治が帰ってきたら、
  あっというくらいの演奏を見せ付けてやれ!
  俺たちはよ!孝治が帰ってくるのを待ってたんだぞってな!」

管理職になって、いかに部下のモチベーションを上げるのかが
課題になるが、これくらいの演技ができるくらいじゃないと、
本物ではないだろうなぁ。

さて、音楽のことについては、僕はうるさい。
バンドは、とても素敵な活動だということは、痛いほどわかる。
自分も、意見の食い違いで、バンドを辞めた一人だし、
引っ張っていく人がいないと、心細い。
この映画は、そういった、バンドのすばらしさ、
そして、バンドは、メンバーとの信頼関係が大事だってことを、
改めて教えてくれた。


その後、茅ヶ崎駅で、ピンクの防護服を着て、孝治を探すビラを
配っている薫に、たまたま会う。

どうしてここがわかったのか?
どれくらい一生懸命探したのか?

タイヨウの下にいることはできない薫が、
(ある意味命がけで)真昼に自分を探すことが、
どれだけ大事なものと思ってくれているのか!


孝治を探している薫が、座り込んでしまい、
それを見ていた孝治は心配になって、歩み寄った。
少し前の瞬間には、
本当に別れようとしていたけれど。
恐らく、孝治は、炎天下(30度)にいて、薫が病気になって
しまわないかという、心配からだろう。

  「探したかった。

   何も言わなくていい。
   でも、伝えたいことがあったから。

   みんな頑張ってるよ。
   バンドフェスティバルまで、あと3日。
   みんな、すごく頑張ってる。
   孝治が戻ってくるって信じて。

   いい加減気付いたら!
   自分がどんなに幸せなのかって!
   今度は、孝治がみんなを幸せにする番なんだよ。

   どうせ食べてないんでしょ?
   形は悪いけど、味はおいしいはず。」

薫が作ってくれた、おにぎり。
お金を持っていないことも知っている。
でも、手作りのおにぎりほど、嬉しいものはない。
喜べよ!孝治!!!

  「何でこんなことすんだよ。
   何で怒んねえんだよ。
   俺は、お前から逃げたのに。」

  「私も、一度孝治から逃げた。
   だからこれでおあいこ。
   待ってるから。」



本当に帰ってきてもらえると信じているから、
その日、連れて帰るようなことはしなかった。
結果として、バンドフェスティバルの当日まで、待った。

工藤から、薫の電話で、

  「立花麻美を探しています。
   藤代孝治も一緒じゃないかと思って。」

  「孝治は、今夜バンドフェスティバルに出るんです。
   だから、麻美さんと一緒なんてことはありません。」

薫は、孝治が来てくれると信じている、ということ。

バンド演奏の前に、孝治は麻美と会った。
「一緒に(過去へ)逃げよう!」と約束したから。
麻美は、孝治がその約束を守ってくれたのだ、と思ったのだろう。

  「どこに行こうか?」

  「未来。
   過去に逃げるのは、もう辞めよう。
   もう、昔には戻らない。
   あの頃には、戻らない。」

  「一緒には、行かないって事?
   雨音薫、あの子のため?

   そうなのね?」

  「あいつに会えて、わかったんだ。
   人生は、本当に一度きりなんだって。
   だから俺は、前だけを見て、生きて行きたい。
   麻美にも、そうしてもらいたい。」

  「書けないのに、孝治にまで見放されたら、私・・・」

この後、いい言葉を言ってあげている。
昔の彼女。傷つけることをせずに。

  「見放すんじゃないよ。
   見守りたいんだ。
   音楽の楽しさを教えてくれたのは、麻美だろ。
   麻美が、音楽を嫌いになれる訳が無い。
   音楽も、麻美を嫌うわけが無い。
   麻美なら、大丈夫。
   みんなが待ってるから。」

2人の女性を天秤に掛けることは難しい。
でも、一人一人を大事に想ってあげている孝治は、
とても器用だと思った。

そして、音楽が、心の支えとなる部分も、
しっかりと押さえているところが、感心した。

バンド出演直前、薫が孝治にキスをした。そして、

  「遅いっ!」

どんな気持ちだったのか?
薫は、孝治への感謝の気持ち、
そしてぎりぎりまで待った甲斐があった、
信じていて良かった、
という嬉しい気持ち、
その姿勢、期待に応えてくれた、
という気持ちだろう。


薫の頭の片隅には、麻美がいたに違いない。
工藤が麻美を探している時には、
そう言っていた。
バンドフェスティバル会場に居ないということは、
孝治が麻美と居るかもしれないという不安があったに違いない。

でも、孝治は来た。
来てくれた。
みんなのために、そして自分(薫)のために。

その気持ちが、一気に爆発して、キスしたんだと思う。

孝治は、ほんのわずかだが、にやけていた。
そら嬉しいわな。


ところで・・・
このドラマは、キスシーンが無い。
確か、10話通して、この1回きり?!もう1回あったかも(忘れた)。
とにかく、手をつなぐこともない、純粋な、純愛ドラマだ。


演奏前のMCで、薫は、

  「最初の曲は、みんなに出会えたから、
   大切な人に出会えたから
   書けた曲です。聞いてください。
   タイヨウのうた」

そして、このバンド演奏を、工藤が見ている。
電話で、「バンドフェスティバルに出ているから。」
ということで。
麻美、いや孝治、いや薫に会うために。
以前、孝治から、

  「薫の歌っているところを見てやってください。」

と言われていた。そのチャンスだと思って、
薫の歌を聴くために。


 「みんなで一つになった夜。
  それは、満月みたいにでっかく輝いて。
  どんな宝石をもってよりも、
  誇らしく思えたよ。

  それがもうすぐ、
  汚されるとも知らず。
  とっても、誇らしく思えたよ。」


誇り、という言葉がよく出ている。
バンドをやる。
メンバーを信じる。
そして、楽しむ。
精一杯演奏する。
メンバーの存在、メンバーの演奏を誇りに思う。

とても素晴らしいことだ。

このドラマが、音楽、楽器演奏の良さを、訴えているドラマだと
本当に思った。


一方、僕は、友達を誇りに思う、ということは、
あまりチャンスが無い。

会社でも、同期入社社員(仲間みたいなもの)が、
いい仕事をした時は、誇りに思うことがある。
それは、気心知れた、友人である、
と確信している時だけだろう。

残念ながら、僕にはそのチャンスは、少なかった。
それを思い知らせてくれたシーンの多い、ドラマだった。

(第7話おわり)
posted by わて at 22:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月26日

「タイヨウのうた」6

第6話

---
孝治が、薫のギターの代理をするようになってから、
バンドが結成、
少年院時代の旧友に会い、
薫が襲われ、孝治の過去を説明するようになるところまで。
---



 「ギターできなくなったおかげで、
  ネイルできるようになったし。
  可愛いでしょ。」

この考え、とても「強い」。
何回も言うが、このドラマから得られるものは、

 「逆境に立たされている人は、強い。」

ってこと。
女の子が、一番大好きなギターができなくなって、
その代わりにできる、一番したいこと、
つまり「ネイルをする」なんて、
強がりかもしれないけど、
こんな考え方ができるところが感心する。

そして、このストーリーには、
(大好きな)孝治にギターを任せるんだ、
という決心も入っていて、とても気持ちいい。


 「悔しいけど、似合ってんジャン、そのギター。
  その子もきっと喜んでるよ。
  元の場所に帰れて。」

 「これはお前のギターだよ。
  俺が弾いても、お前のギター。」

 「だったら、絶対間違えないでね!」

憎たらしいけど、可愛いじゃん!

このシーン頃から、バンドに関するシーンが多くなる。
職業柄、音楽に対する思い、バンドに対する思い、
バンドメンバーと一致団結する大事さなど、
当たり前だけど、僕が今まで経験したことのある多くの悩みを、
ドラマが様々なシーンで語ってくれている。

「タイヨウのうた」を恋愛映画として見ていた。
しかし、音楽に対する熱意を、誠実に現してくれているドラマだ、
と感じた。

そして、それに共感し、女優兼歌手としての "沢尻エリカ"
いや、ERIKAが「雨音薫」の名前で、
「タイヨウのうた」「Stay with Me」のシングルを
リリースしているところの理由がわかったような気がした。

この後、僕は、このシングルCDを買った。中古で105円だけど。


 「すごく歌いやすかった。」

 「ギターが無くても、歌えた。」

 「本当は、不安だったんだよね。
  歌う楽しさが、半分になっちゃうんじゃないかって。
  でも、2倍は楽しかった。
  ありがとね。」

薫は、好きな人に命を助けられ、
その彼にギターで伴奏してもらう。
何物にもかえがたい、幸せを感じたに違いない。

 「俺も楽しかった。俺やっぱ、ギター好きだわ。」

孝治も、本音が出てくる。

 「ほんと、ありがと。こいつを拾ってくれて。」



ところ替わって、バンドの準備をする友人たち。
ぎこちない楽器を使う姿を見て、孝治と薫は、
自分が始めてギターを手に入れた時のことを思い出す。

楽器に対する憧れと、うまくなりたい!と思う気持ちが
とても大事だということを教えてくれるシーン。

余計だが、楽器が弾けたら、女の子にもてる、
ってところも重要かも・・・。


薫にバンドフェスティバルに出場したいことを話す時、

 「何でみんなそんなに一生懸命になってるの?」

 「今年で最後だし、あいつらと一緒につるんでられるの。
  来年、ユウタとリュウスケが大学受かったら
  みんなバラバラになるし。
  それに、みんなでひとつのことをするの、初めてだし。」

本当は、薫の夢をかなえるためなんだけど。

楽器を練習するため、
 はがきの宛名書きをし左手を訓練、
 なべを磨き、弦をはじく訓練、
 両手で包丁さばきをしてドラムの訓練。

とてもドラマ仕立てで、うそっぽい。
けど、楽器って、実際普通の人なら敷居の高いものだし、
だからそれができる人が「もてる」と考えるのは自然。

その後に、

 「楽しそう。私もああだったな。初めてギターを触った時。」

 「ねえ、孝治は何でギター始めたの?」

孝治は答えない。
推測だけど、麻美のことを今言う訳に行かないから、
と推測した。


孝治の台詞で、

 「ムーンチャイルド。
  XP患者のこと、そういう風に呼ぶ国もあるだろ。
  病気のこと、病名じゃなくて、
  そういう綺麗な呼び方で呼ぶって。
  すげー、前からいいなって思ってて。」

薫への想い、そして、薫は、
そこまでXPの病気のことを調べてくれてるんだ、
という孝治の優しさに、感謝していることだろう。

そして、その裏では、もう残り少ない薫の命のために、
一生懸命燃え尽きてやろう、という意気込みも、
含まれているに違いない。

これは、バンドフェスティバルに出場したいことを話す時にも、
薫は同じことを感じているに違いない。


練習を終えて・・・。

 「結構楽しいんだよね。
  私って、みんなで一つのことを頑張るって、初めてだからさ、
  だから、結構楽しい!」

以前、孝治が言ってくれた台詞を繰り返した。
理解したようだ。この瞬間に。

 「なあ、他に何したい?」

こんな台詞は普通でてこないだろう。
でも、必死で薫のことを考えたら、想っていたら、
限りある時間を、できるだけ幸せに感じて欲しい、
という孝治の想いが、伝わってくる。

自分にも、これくらいの力が欲しいと思う。
その次に出てくる言葉も、いい。

 「今まで、やれなかったことでやりたいこととか、
  行きたいとことかあれば、連れて行きたい!」

 「それって、デートのお誘い?」

 「いや、そういうのじゃないんだけど。」

辛い台詞を、言う訳に行かないし。
でも、デートは誘いたい。
孝治はもう告白はしたんだし・・・。

 「わかってるよ。ありがと。」


 「でも、孝治はもう連れて行ってくれたよ。
  タイヨウの下に。
  それに、ギターも弾いてくれてる。
  これ以上望むのって、何か欲張りじゃない?」

 「欲張れよ!
  薫は、もっと、欲張って良いんだよ。」

この台詞は、僕は既にパクッて、使ってみた。

昨日、妻へ、

 「もっと、わがままになれ。」

と言った。

 「どうしたら、わがままになれるの?」

と聞かれたので、

「言いたいことを、思ったその時に、すぐに口にすること。
 欲しいものがあったら、すぐそれを欲しい、と言うこと。
 ためらわずに。」

欲の無い、妻に対して、精一杯の優しさをかけてあげたい、
と思った。
なぜなら、そんな稼ぎは多いわけではないし、
いつも我慢してくれていると思っているから。

また、もう一つ、

 「もっと稼いで来て!とか言ったら!」

と冗談半分で言った。

こればかりは、妻は遠慮した。
なぜなら、そんなことは絶対言えない彼女だ、
ということを知っているから。

ドラマに戻る。

 「あそこから、月が見てみたい。」

 「いいよ。いつ?」

 「明日。」

 「気、早いな。」

ここに、わがままが出ているところ、
素直でいいと思う。

しかし、旧友が邪魔しに来て、「灯台から月を見る」
という初デートは流れてしまう。
いつになったらデートができるんだ・・・

昔の友達とけんかをし、みんなに訳を話し、
一人になっている孝治に近づき、話を持ちかけた薫。

 「何の理由もなしに、
  人のことを傷つける人じゃないでしょ、
  孝治は。
  もしかして、関係ある?立花麻美と?
  ずっと気になってた。
  ギターに刻まれてた"A"。
  孝治がギターを捨てた理由。」

ここで、初めて過去を話す孝治。

 「4年前、あいつが襲われているところ、助けようとして、
  そいつらを。」

 「やっぱり、あの"A"だったんだ。」

 「ただの幼馴染って言うのも、本当は嘘なんでしょ?
  だって、本当に守ったんでしょ?

  今でも、(麻美のことを)想ってる?」

これが、今回一番知りたかった事実。
こんなに、孝治に影響を及ぼしているのが、麻美とすれば、
「今でも想っている?」かどうかは、薫にとっては重要。
 

 
 「だったら、何で今さら会いに来るの?」

そう。そこが知りたい。
でも、孝治は、こんなこと、薫にいえる訳が無い。
推測だが、

 「麻美は、まだ孝治のことをずっと想っていて、
  次の曲の詩がかけないから、
  (昔一緒に音楽を楽しんだ)孝治と一緒にいれば、
  書けるような気がしている。
  だから、僕に会いに来てたんだ。」

でも、薫にはそんなことは言えない。

孝治は、少年院の過去、そして麻美の疑惑があることを
胸に畳んで、薫から逃げようとする。

ここから、孝治の葛藤が始まる。
バンドのメンバーとして、
練習しなければならないのに、
薫のそばにいてあげなければならないのに、
逃げてしまう。

 「もう、俺のこと信用できないんだろ?」

 「そんなんじゃ・・・」

 「俺は、お前にはふさわしくないよ。
  俺なんかといたらさ、
  お前の時間が無駄になるだけだよ。」

 「そんなことないよ。
  私は、孝治といたい。
  一緒にいたい。」

ここで、日の出の時間の、薫のケータイのアラームがなる。

 「孝治。
  卑怯だよ。
  こんな風にして、私から逃げようなんて、卑怯だよ。
  ねえ、何か言ってよ!」

夜が明け始め、諦めて帰り始める薫。
時間切れとなった。
なるほど、薫から逃げて、時間切れになるまで粘った、
ということなら、卑怯だよね。


薫が家に帰ってから、

ナレ「本当は、抱きしめたかった。
   ずっと、そばにいたかった。
   あなたの心が、答えてくれるまで。
   あなたが、私にそうしてくれたように。」

ナレ「本当は、抱きしめたかった。」


このシーンで、早朝に麻美が孝治と抱き合っている。
視聴者の感情は、絶対「薫」側に立っていると思うし、
その時に「麻美」と抱き合っているなんて!

自分も、同調して、少し麻美に怒りを感じた。
そして、(朝日が出る前に帰らなければならない)薫へ同情した。

(第6話おわり)
posted by わて at 23:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「タイヨウのうた」5

第5話


音楽プロデューサーの工藤から電話があったことを、
真っ先に知らせたいのは、孝治だった。


孝治本人に会ってからも、

  「一番最初に聞いて欲しかって・・・。」

と薫は、自分に正直な台詞。
さらに追い討ちをかけ、

 「ほら、孝治は、一番最初にCD買ってくれた人だし。」

と、照れ隠しに言う。
これは孝治は、惚れられていることに気付くであろう。

なぜかという疑問に対し、孝治は

 「この前の路上ライブが、うわさになったんじゃない?」

 「そうとしたら、みんなのおかげだね。」

 「お前の実力だよ。」

いい会話だ。
孝治も、薫が心を開いてくれていることが嬉しいようだ。


孝治が、東京の工藤に会いに行ったときのこと。

 「薫は、歌うことが好きで。
 聴く人が増えれば増えるほど、輝きを増すというか・・・
 とにかく、不思議で魅力のあるやつなんです。」
 だから、お願いします。
 ちゃんと、薫自身のことを見てやって下さい。
 コーストライターとしてではなく・・・(後省略)。」

孝治が、薫のことを大事に思っている部分が強く出ている。

ここで、工藤は、雨音薫の曲を誰のために使おうとしているかを
孝治に悟られる。

 「君か。」

反対に、麻美が、誰のことを想って、(孝治のことを想って)
Wish(デビュー曲、兼現在のヒット曲)を書いたか、も悟られる。



 「(ギターに "A" と)刻むくらい、コードが好きなのに、
なんでギターやめちゃったの?」

ギターを辞めた理由と、
ギターに刻んだ麻美のイニシャル "A" に関する質問が、
薫から尋ねられ、孝治は相当辛いに違いない。


 「ごめん。俺が余計なことをしなければ、
  ゴーストライターからでも
  デビューできたかもしれないのに。」

 「いやだよ。あれは私の歌だもん。」

自分の歌、そして歌を歌うことの強い思いが表れている。


 「私、自分の夢がわかったような気がする。
  私は私の歌を、
  私の歌いたい場所で、歌う。
  それだけでいい。」

 「薫、お前ってなんか、すげーよ。
  すげー。
  強い。」

夢がかなうかもしれない時に、
それがかなえられなくなったことがわかってから、
すぐに気持ちを切り替えることができること。
それが、孝治には「すごい!」と思ったのだろう。
僕もそう思う。

「逆境を持っている人は、強い。」である。


心を開いていく薫に対して、
孝治も、心を開いていく、

 「知り合いがいるんだよ、音楽の世界に。」

(と、麻美の話を告白する。)

 

 「今日は二つ、いいことがあった。
  孝治が、わざわざ東京に行って、
  工藤さんに会いに行って話してくれたこと。
  それに、誰にも言っていない秘密を、
  私だけに話してくれたこと。
  今日はいい日だよ。」

孝治の、薫に対する想いが本人に伝わって、
それを感じ取った瞬間。


しかし、ここで重要なことがある。
ギターに刻まれた、Aは、麻美のイニシャルだということを、
薫は、この時に察したに違いない。


それほど、当時は疑惑を感じていた。
今でも、孝治は麻美への想いがあるかもしれない、ということを。



 「いいのが思いついた。」

といって、ギターを弾き始める。
これって、薫が想いを寄せて、その気持ちが高まった時に、
思いついた曲、ってこと。
これって、孝治にしては、
むちゃくちゃ幸せじゃない?
だって、自分のことを想って、
曲を作ってもらったわけでしょう!

結果として、
これが「タイヨウのうた」の作詞作曲のきっかけとなる。


 「自信作なんだよね。今までで一番良いみたい。」

 「太陽からいつも逃げてばっかだったけど、
  もう一度太陽の下に出られた。
  そしたら、太陽がすごく綺麗に思えて、
  他にもいろんなこと、気付けた。
  この曲が書けたのは、孝治のおかげかも。」

またまた。こんなこと言われたいよね。

タイヨウ=孝治。
この比喩が、きっちりはまっている。

その後の孝治の顔も、否定せずに、受け入れている。
確実に、2人の想いが近づいている。


曲が完成し、
初めて孝治に作曲した歌を披露している時、
悲しいかな、神経症状が悪化して、
左指が動かなくなり始めた。
この悲しみは・・・大きい。


榎戸先生の前で、症状発覚を知らされ、

 「足なら良かったのに。」

そうだろう。
ギターが弾ければ、何とかなったのに、
もう音楽をすることを辞めなければならない運命になった、
その辛さが・・・。
可愛そう。


もうギターが弾けない!

そう思った薫は、
家に帰らず、もうどうでもいいや、となり、
日の出までさまようことにしたようだ。
どこにも帰っていない。


ここで、バンドのみんなが寝ている時に、孝治が

 「日の出は何時?」

と尋ねた時、一人は新聞を探し、取っていないことに気付き、
一人はMacですぐに割り出せた。
このすぐさま日の出の時間を出せるようにしていることが、
薫を常に思いやっている行動の一部、
と捕らえることができた。(読み過ぎか?)

作詞作曲した「タイヨウのうた」が完成して、
孝治に初めて聞いてもらう時から、
どんな苦悩があったのだろう。

そして、死のうとした。

そして、第5話のクライマックスは、孝治の告白の時。

 「ギターがなきゃ、もう歌えない。」

 「そんなことないだろ。」

 「孝治に何がわかんの!」

 「私はこのギターと出会えたから夢見れた。
  生きる希望が持てたの。
  それなのに、なぜ取り上げるの!

  ギターだけじゃない。
  これから先、もっともっといろんなものが
  取り上げられていく。
  指だけじゃない。
  いろんなところが動かなくなって、
  話すことだって、
  歌うことだってできなくなる。

  おとうさん、おかあさんに散々迷惑掛けて、
  あとは死んでいくだけ。
  だから、そうなる前に・・・。」

 「馬鹿なことすんな!」

 「もう決めたの!」

 「独りで決めんなよ!
  みんな、お前に生きて欲しいから、
  お前のこと探してんだろ。
  勝手に死ぬなんてことしたら、
  絶対ゆるさねーからな!」

 「離して!
  離してよ!
  もうほっといて!」

 「ほっとけねえよ!」

 「何でよ!」

 「お前のこと好きだからに決まってんだろ!」

やった。とうとう言った!



 「俺が、お前のギターになってやるよ。

  (ギターを弾く孝治)

  この続き教えてくれよ。

  教えてくれよ。」


生死をさまよっている時・・・。


 ナレ「消えてなくなろうとしていた、
    私の小さなともしびを、
    小さな心の叫びを、
    見つけ出してくれたのは、あなただった。」

   「そして、新しい希望の光までを、私に与えてくれたね。」

   「だから、歩いてゆける。そう思ったよ。」


   「これから先、どんなつらい運命が
    私を待ち受けているとしても。」


第5話は、とても重いテーマだった。
何回も見直した。そして、男と女の両方の恋する想い、

そして、2人の心の動きを追いかけて、そして噛み締めた。

(第5話おわり)
posted by わて at 23:44| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月18日

「タイヨウのうた」4

第4話

誕生日パーティーに、防護服をプレゼントする孝治。
音楽と、孝治から逃げていく薫を、
どうかして勇気付かせるために考えた末のアイデア。
慣れないミシンを使って、徹夜して作った。
とても、かっこいいと思う。

ストーリーには隠れて、親子の愛がチラホラする。
薫と少しでも一緒にいるために、
脱サラしてイタ飯屋を経営している父と母。
それも、環境の良い、湘南の海水浴場の近く。
絶好の環境の下で。

父からの誕生日プレゼントが、ゴミ箱から取り出したCD。

 「薫には、歌を諦めさせたくなかったから。
  店を手伝ってくれるのはありがたいけど、
  夢を諦めて欲しくなかった。」

残された人生を、どう生きて欲しいかを、
一生懸命考えた父の考え、父の愛である。

次は母。
誕生日パーティーが終った後、ベッド脇で、

  「ごめんね。自由に恋もさせることができなくて。」

つらいが、女性として、切ない、母から娘への愛、想いである。


その後、5色の防護服でゴレンジャーを演じ、
薫へ音楽を再開して欲しいという説得が成功した。


みんなの熱い友情が表れていた。
そして、薫の路上ライブを開催する告知のビラ配り。

みんなが、薫の応援をしている。
命のある限り、好きなことを、一生懸命して生きて欲しい、
と思うみんなの思いが、一つになり始めている。

5人のバンドを組む前の段階でも、
みんなの、薫を一生懸命思う気持ちが現れていた。

(第4話終わり)
posted by わて at 01:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「タイヨウのうた」3

第3話

遊園地に美咲を誘って、龍介とあわせる作戦をしている時、

 「うまくいくかな?」
 「いくでしょ、ドラマだと。」

これは、受け狙いなのか?
こんなこと、ドラマでするんだろうか?少し興ざめ・・・。


観覧車に閉じ込められた後、検査をしてもらうために
榎戸先生に診てもらう。そこで話した言葉。


 「嫌われたかな?
  嫌われたい。
  だって私からは、嫌いになれないから。」

 「私は、ずっと覚悟をしてきた。
  でも、あいつのことを好きになったら、
  私ボロボロになっていった。
  すごく怖かった。
  会えなくなるのが。
  初めて、本気で死にたくないと思った。
  これ以上好きになったら、あたしどんどん弱くなる。
  ずっと、生きたいと思っちゃうよ。
  かなわない夢、見ちゃうから。」

好きだから、もっと会いたい。
でも、会っていると朝日が昇ってしまう。
切ない。でも、ここでは死ぬわけにはいかない。

限りある人生を、
もう少しかもしれない人生を、
どのように過ごしていけばよいのか。

好きになった人とは、
ずっと一緒でいられる訳がないことを知りながら、
そして、死ぬ時には別れなければならない運命を負わせることを、
孝治は、許容してくれることができるだろうか?


この後のナレーション。

  「あの日、私は始めて、自分の運命と本当に
   向き合い始めたのかもしれないね。」


これからは、ドラマらしい展開。
恋が続けば良いけど、かなわない恋ならば、しないほうがいい
と考える、薫は、音楽からも、孝治からも、逃げ始めていく。

まだ、10話中の、第3話だもんね。
まだまだ、いろんな出来事が起こりそう。

この段階では、僕はまだ、「恋愛映画」として見ている気がする。
僕は、他のジャンルの定義もしたいが、これは後述する。

第3話おわり
posted by わて at 01:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月17日

「タイヨウのうた」2

第2話

 「あなたは本気で、人を好きになったことはありますか?」

オーディションの落選通知に書かれた文字。
(後で、有名音楽プロデューサーの工藤が書いた文字とわかる。)

その意味は?
デモテープを送ったが、
歌詞は評価するに値するけれども、
歌声に、あまり感情がこもっていなかったので工藤は不採用とした、
と推測する。

本当に恋をしたことが無かった。
いや、薫は本当に恋するようなチャンス (時間、場所、相手)が
いなかった。

しかし、一つだけ想いを抱いていたことがあった。
それが孝治だ。三度目の運命で見つけた、かけがえのない人。

孝治と出会って、ギターを直してもらって、
彼にそれとなく、いやどんどん惹かれていく。
その自分に気付き、恋をしていることを意識する。

 「じゃ、先生教えて?
  どうしたら忘れられる?
  苦しいよ。」

 「忘れられないのは、まだすきってこと。
  たくさん苦しんで、答えを出すといい。
  それが生きるってこと。」

さすが、医者。こんな恋の悩みに、的確に答えてくれている。


そして、初めて薫から(孝治が)CDを買ってあげることができた時。

 「これ、お守りにするわ。初めて音楽で稼いだお金だから。」

薫は、自分の嬉しい想いと、孝治への想いを、
伝えるための精一杯の表現。
そして、五円玉の穴から、一緒に満月を見た。

 「あの日、初めて同じ月を見たね。」

 「大切な誰かと見る月が、一番綺麗だってこと。」

タイヨウや、月をストーリーに絡んでいること、
そして、挿入歌の歌詞(「タイヨウのうた」「Stay with Me」)にも、
しっかりと組み込まれている。

とてもいい演出だと思った。

それから、通勤途中では、この2曲をしっかりと聴いて、
歌詞の意味を噛み締めています。

第2話おわり。
posted by わて at 23:51| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「タイヨウのうた」1

第1話

DVDなので、毎回イントロに主題歌が流れる。
すべてのあらすじを知らないうちは、
主題歌が流れている時の、薫と孝治のデートシーンが
このドラマのあらすじにあるのだ、と思っていた。
XPの症状があるのに、太陽の下で湘南の街並みをデートする時が
あるんだ、と思っていた。

しかし、最後まで見た時、それはなかった。
おそらく、薫の空想の世界なのだろう。

 「これって、三度目の軌跡」

1回目は、4年前にギターを捨てているところ。
2回目は、ビデオに撮影された映像の中。
3回目は、駅前のストリートで歌っている時に通り掛かり。

ギターを見ると嫌気が差す。
それは、(次回以降で少しずつわかってくる)いやな過去を
思い出すから。

孝治(こうじ)と話をするチャンスができ、
ギターを拾ってからの話をする。
音楽と出会えてよかったという、それを伝えるために元の持ち主を
気にし始める。
決して、「孝治」本人を想うのではなく、(最初は)ギターを・・・。

初めて新しい曲をストリートで演奏した時、
男達が薫に絡んできたシーン。

それを見ていた孝治は、薫を助けて、バイクに二人乗りして逃げた。
二人乗り、というのは以前からの沢尻エリカの映画で定番シーン。
落ちないように、薫は孝治の腰に手を回す。

このシーンで、薫が孝治への想いが少しずつ近づいていくことを
感じさせている。

ナレーションで、

  「タイヨウはちゃんと照らしてくれてるんだ。
   本当に大切な光に巡り会うための
   最後の道しるべを。」

今まで文学的な表現に慣れていない僕でも、
タイヨウが「好きな人」の
代名詞になることは知っていた。

そして、その「光」が相手からの「愛する想い」だったり、
自分が追いかけていく「希望」だったりする。
それをかみ締めながら、このドラマを鑑賞しようと思った。

最後、ルメットをかぶった、薫の笑顔が何とも言えなく、可愛い。

第1話では、話の結末が悲しいものとは思えないほど、
幸せいっぱいのクロージングだった。
posted by わて at 21:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テレビドラマ「タイヨウのうた」を見て

沢尻エリカ主演のテレビドラマ「タイヨウのうた」を見た。

DVD x 5枚セットで、ツタヤで旧作 1週間 100円だったので、

 金曜日に2枚借り、金曜に2枚(200分)見て、
 土曜日に3枚借り、土曜に1枚半(150分)見て、日曜日に1枚半(150分)見た。

とっても感動した。
涙をたくさんもらった。

お涙チョウダイドラマとわかっていたが、
その中で、切ない想い、届かない思い、熱い友情、純愛。
死への覚悟。それを乗り越える
強い力。

普段の生活でも感じているが、「逆境を持っている人は、強い。」

根性で、テレビドラマ500分を、3晩で見てしまうパワーがあったが、
(娯楽なので)この程度は、大したことは無いだろう。

このテレビドラマで得たものは多い。
しかし、前回までのように、DVDを見直しながら、
台詞ピックアップするのは難しそうなので、
引用は、思い出す限りだけにする。
そのため、台詞の一言一句に間違いがあるので、
この点は許していただきたい。

次の記事より、書き進めてゆく。
posted by わて at 00:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月12日

邦画「天使の卵」を見て

沢尻エリカ出演の「天使の卵」を見た。

予告編を見て、そしてYouTubeでメイキングを見て予習をした。


春妃(小西)を想う歩太(市原隼人)が、彼女を「ドキッ」と思わせみる台詞、


  「そんなに他の人のことを、考えなくていいの。
   人には、自分が幸せになることだけを、
   考えればいい時があると思うわ。」

  「・・・」 

  「私、変なこと言ってる?」

  「先生が初めてです。そんなこと言ってくれたの。」

美大を受けることの、世の中の風当たりが強いのか、
浪人している立場が弱くて、強くなれないのか、
人生の岐路に立った時、想っている人から励まされ、
さほど嬉しかったのだろう。いい言葉だ。
やる気を出してもらおうとする、軽い気持ちだっただろうが、
想いを抱いている人からの言葉は、口にした本人の想像以上に
影響力を持っている。


その後、春妃は歩太のことを「友達」といったり、
「弟」と言ったり。知らず知らずのうちに、心が歩太に近づいている。


ところで、一つ納得いかないシーンがある。
川辺で、クリスマスプレゼントのフライングで、セーターを編み、
朝に完成、早速着せてくれた夏姫に、歩太は抱き合い、キスをする。

しかし、歩太は「好きな人がいるんだ・・・」と急展開で、
セーターを返す・・・。

  「好きでもない人と、キスできるんだ。」

そうだ、そうだ!これは納得できない。
付き合っている彼女だからキスするところはいいけど、
この台詞を言う直前にキスをするのは、ダメだ!
僕は怒っている!
よりによって、沢尻エリカを相手に! (これは僕の妬みか。)

次の台詞も切ない。

  「このセーターが似合うのは、一人だけなんだから・・・。」

セーターを編むのは、編んでいる時間中、着てもらう人のことを
ずっと、ずっと考えているに違いない。それなのに・・・。
うちの嫁はんも、そうだった・・・に違いない。
沢尻エリカを相手に、こんな台詞を言わせたらあかんで。
(また、これは僕の妬みか・・・。)



次に、傷の手当をしているところから。
(特に、ラブシーンの直前なので、感情の高まりが出てる。
DVDなら見直せるので、じっくり心情の動きを観察できた。)

   「怒ってる?」

   「夏姫に会わせる顔が無い」

   「何で、夏姫が出てくるんですか!
    おれが先生を好きになっただけで、
    先生の方は、夏妃にやましいことなんか・・・」

   「わかってしまったの。
    夏姫がどうして・・・歩太くんを好きになったのか。」


何がわかったか?
一言で言うと「歩太の魅力」か?春妃に対する「一途な気持ち」か?

ここで、YouTubeに掲載していた、
富樫監督の台詞がヒントになった。

  「どんなにけんかしても、最終的に腹を割って話をしたら、
   こいつは友達になったやつのことをを裏切らないんだなぁ、
   みたいな、信用できるような気がするんですよ。」

つまり春妃は、歩太が自分のことを心から想ってくれていることを
察してからは、その感謝の気持ちが、少しずつ愛情に変わっていった。
春妃は、徐々に、歩太に惹かれていくことを、
感じ始めたのだと想う。


次に、姉妹の絆を感じた内容。

  「五堂が死んで、後を追おうとして必死で引き止めたのは、
   小学生の夏姫だった。」

医者なのに、歩太の父を救えず、五堂を救えず、自分は夏姫に救われた。
ここは、僕も、そんな夏姫のことを思う「姉」の気持ちが少しわかってきた。
そして、皮肉にも、命の恩人である夏姫の「彼氏」を
奪ってしまうことになってしまう・・・。

ここの、歯がゆい想いと、迷い。
多くの視聴者の共感を得ることだろう。


些細なシーンだが、
偽卵(ぎらん)をずっと持っていたり。
歩太が書いたデッサンを病院でずっと持っていたり。

春妃が、少しずつ、知らぬうちに、歩太に近づいていくシーンが、
とても繊細に描写していた。

年上の女性でも、年下の彼をとてもロマンチックに想える、
そんな姿を描いているところが、美しく感じた。


  「私の絵を一度も描こうとしなかった歩太君は、
   お姉ちゃんの中にある、
   光と影を描き止めようとしたのではないでしょうか。」

夏姫が、自分の4年前に持っている性格では、とっても明るくて元気な
女の子でいた。それが、歩太君に気に入っていると思っていた。
つまり「光」だけ。
しかし、姉に惹かれていったことを思い返してみると、「光」と「影」の両面があるところは、自分に持っていない魅力だな、
感じたんだと思う。つまり、鉛筆書きのようなデッサンのように。


次のシーンは疑問。

歩太が泊まった、春妃のマンション。朝。
そこに、夏姫が玄関を開けて立っていた。

このシーンは、なぜ夏姫が玄関口に居たのか?
なぜこのタイミングなのか?あまり結びつかなかった。
なぜだろう?

推測だが・・・
   彼氏の歩太の行動がおかしい。
   少しは疑っていたが、信じたくない。
   だから、姉のマンションに行くような、怖いことはしたくない。
   でも、行ってしまった。
てな感じだろうか?

そして、捨て台詞・・・

  「うそつき。一生恨んでやるから!」

つまり、
  「好きな人がいるんだ」

  「誰?」

  「夏姫の知らない人」

この時の歩太の言葉をずっと信じていた。
薄々感じてた、いや実は知っていたのだが、認めたくは無かった。
まさか、自分の「姉」に惹かれてしまっていることが
とても悔しいのだろう。

可愛そう・・・沢尻エリカ、じゃないや、夏姫。


  「2人が幸せになることだけを考えよう。な。
   春妃が俺にそう言ったんだよ。」

  「ごめんなさい・・・。」

春妃に一途な歩太。それにまっすぐに答えられない春妃。

そして、鎮痛剤の副作用で生命に関わる病気に。
僕の嫁はんの推測だが、これは自殺だという。
んー。

そう言えば、偽卵と、赤ちゃんのための毛糸で編んだ、小さな靴下。
まっすぐに愛してくる歩太。そして愛したいのに、答えられない春妃。
なるほど、つじつまが合っているなぁ・・・。
またもや、自分が考えもしないことを、先に当てられてしまった。


何があっても守ろうとしていた歩太は、春妃を守れなかった。
自分が原因で、自殺させてしまったと、4年後の今でも後悔している。


そして、庭に赤い紅葉が広がる、静かなお寺で。

  「歩太君は、お姉ちゃんのことわかっていない。」

  「歩太君は、私のこともわかっていない。」

  「お姉ちゃん、一番幸せなときに死んじゃったみたい。
   天使みたいだったよ。

  「歩太君。描いて。あなたが、私の希望なんだから。」

  「もう二度と会えない、だからもう一度会いたい。
   その思いをかなえてくれたのは、
   4年ぶりに絵筆を握った歩太君でした。」

油絵が完成。

  「歩太君の絵の中で、お姉ちゃんが微笑んでいました。」

  「この絵が生まれて、4年間凍りついたようだった歩太君と私も、
   再び暖かい光の中を、歩き続けたのです。」


つまり、春妃がいない、この世で、歩太が落ち着くところは、
4年後の年月を経て、社会人(高校の国語の先生)として成長し、
光と影の両方を持つようになった、現在の夏姫なのではないか。


エンディングで、画廊で立ち尽くす2人(歩太と夏姫)。
完成した絵「天使の卵」が飾られていました。

(恐らく、美大に合格してから、展覧会か、個展などに出品した
形だと推測します。)



この映画は、夏姫(沢尻エリカ)の語り口調で、
ナレーションが夏妃で進行している。
夏姫がストーリーを描きながら、4年前を回想したり、
4年後(今)のシーンに戻ったり。

すべての登場人物の微妙な心情を、ふとした行動や言動で美しく、
丁寧に描いているのが、とてもよかった。

古都京都の独特な街並み。
そして、歩太を探す、走り続ける夏姫の姿。

嫁はんは、「少し、赤い紅葉は演出としてわざとらしい。
お父さんが自殺したシーンを思わせている。」などと言っている。

何も感じなかったが、何かを暗示するものなのだろう。
「死」か?「死と向き合うところ」か?
思いつかないのでよそう。


沢尻エリカファンとしては、小西真奈美が主演だが、じっくり
両方の魅力を、合わせて感じ取ることのできる映画だった。
posted by わて at 23:19| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月08日

邦画「有頂天ホテル」を見て

つぎに見た映画は、「有頂天ホテル」。
豪華キャストで、三谷幸喜の自信作。

ほとんどのキャストがいい味を出していて、僕が思うには、松たか子(はな)がキーとなって、いい台詞を綴っている。

  「自分に正直に生きるのが一番。
   言いたいやつには、言わせておけばいいのよ。」

また、役所広司が、元妻からの忠告。

  「嘘つくことなんてなかったのに。
   本当のあなたで、何がいけないの?
   だって、頑張っているんでしょ?
   自分のやってきたことに、もっと誇りを持ってて欲しかった。」


さらに、松たか子(はな、武藤田の元愛人)の、本映画で最も長い台詞。
クライマックスとなる部分。

  武藤田「俺は腹を決めた。全部話す。」

  はな「へー。辞めればっ。
     無理することないって。」

  武「止めるのか?」

    は「そうよ。」

  武「普通逆じゃないか?」

   は「だって、あなた本気じゃないから。
     本当は逃げたいと思っているから。
     あたしは、あなたを良く知っている。
     本当は、会見なんかやりたくないの。
     でも、逃げ回るのもいや。
     かっこ悪いし。
     あなたは、腹を括った振りをしているだけ。
     そりゃー、悪い人の名前を挙げれば、あなたはヒーローだわ。
     だけど、二度と政治の世界に戻れないのよ。」

  武「百も承知だよ。」

   は「うそ。腹の底では、次の選挙で返り咲けると思っているんじゃない?
     そんなに世の中甘くないわ、だってあなたお金もらってるんだもの。
     誰も同情なんかしやしない。
     政治家辞めて、何ができるの?
     本気でこの国を変えようとしてたよね。
     だったら、かっこ悪くても良いじゃない。
     生き残る道を選びなさい。
     どんなに後ろ指差されても、我慢するの。
     悪徳政治家なんだからしょうがないじゃん。
     その代わり、これからの生き方で見返してやるの。
     言いたいやつには、言わせておくの。
     そして、あなたは自分の思う通りに生きるの。

     あたしも、これからそうするから。」


政治家、武藤田が逃げ出せた、最後の台詞。

   「俺が次に来た時には、お帰りなさい、と言ってくれるのか?」

   「もちろんです。」

   「じゃ。」

   「言ってらっしゃいませ。」

   「帰りは、遅くなる・・・。」

役所広司が、ホテルマンとして、
お客様のわがままを聞き入れるばかりだったが、
(別れた元妻から言われた忠告を守り)、
一転して、ホテルのためを考えた、重要な決定を下したあたりは、
元妻の言葉の重みを、大切にしたのだろう。


そして、最後の大どんでん返しは、それまでのストーリーを
総まとめにするように、登場人物のてんまつを変えてゆく。

一回しか見なかったけれど、この映画は

 「素直」

 「自分に正直に生きて欲しい。
  そうすれば、後悔しない。
  」

がいいたいんだと思う。そのメッセージを伝えるキーとなっているのが、松たか子(はな)で、社長、社長の愛人、政治家へ影響を与える役割を果たしているところが、光っていた。

面白い・・・。
その一方で、難しく考えてしまった。
つまり、ドタバタ映画の中に、しっかりとした統一メッセージを込めていたストーリー(by 脚本)、そしてその監督を兼任した三谷幸喜の才能に、拍手したい。

次は、どんな映画にしようかな・・・
posted by わて at 00:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月05日

上司の言葉

今日、会社で、上司がとても良いことを言った。


  「近所の人に、お菓子もらったら嬉しいわな、そら。
   でもな、"雨降ってきたで、洗濯物取入れや" とか言われてみ、
   ほんまは、そっちの方があったかい気持ちになるやろ。
   よう考えてみ、世の中、お金やて言うけど、そうやないで。」


1月から仕事を一緒にしている上司で、たくさんのことを学ばせてもらっている。今日は、この言葉にとっても心を打たれた。

製品を販売する仕事に携わり、どうすればよいのか考えるのが仕事。
でも、それに関わるたくさんの人達に、我々のメッセージを伝えなければならない。

言葉を伝える時は、相手の心を動かせるような配慮が必要だ。

会社に入って16年弱。
がむしゃらに、「作業」的な仕事ばかりをしてきたような気がする。

昨年の4月以来、成長しなくちゃという意識が高まっていた。
最近になって、新しい職場となり、じっくり考える時間を持てるようになった。

成果を上げたい!という欲が強いが、ここは、「話すこと」「書くこと」で、人の心にしっかり届けられるようなメッセージを出せるよう、努めてゆこうと思う。

今まで苦手意識があり、また避けてしまっていた行動だから。
避けてはいけない、今からでも遅くない。
そんな気持ちで。
posted by わて at 21:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月04日

邦画「シュガー&スパイス 風味絶佳」を見て

順番が狂ってしまった。
「未来予想図・・・」より、「クローズド・ノート」より前に観ているのにも関わらず、レンタルDVDの期限が来るので、先に感想を書いてしまった。

さて、「シュガー&スパイス 風味絶佳」は何回も見直してしまったくらい、本当にいい、心ときめく映画だった。
甘い純愛、18歳を演じる柳楽優弥(「志郎」役)の、少しぎこちないが、若いのでそれが精一杯の恋心が、多くの共感を覚える。
そして、DVDレンタルを続けてしまうきっかけとなった、沢尻エリカ(「乃里子」役)の可愛いこと!

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自分が実際に恋心を抱いた大学生時代だった年齢と近く、40際になった今でも、その年齢の時期に彼女(今は妻)に抱いた感情、感覚を、久しぶりに思い出させてくれた。

小さい時の回想で、昔の漫才師が「いやよいやよも、いいのうち」といっていたが、それは男の妄想。


胸が締め付けられる台詞。雨に濡れて、「泊まっていく?」と聞いたら乃里子の返事は「いや。」でも・・・。


   「いやって言うのは、いいってことだよ。
    たった一人にだけ、いやといいは、おんなじ意味になるんだよ。」

特に、ジュエリーショップのショーウィンドゥを見ている時の、乃里子の顔が何とも言えない、幸せそうだった。

   「彼女が幸せそうに笑うのが、嬉しかった。
    その笑顔は、完璧だった。」

20060913_4.jpg

志郎の心の進化が、ナレーションによって、わかったタイミング。

   「彼女が、僕のすべてになった。」


自分から心が離れて行くかもしれないにも関わらず、会いに行くこともせず、ひたすら待ち続けるだけの志郎。今の僕には、そんなことはしない。でも、当時ならやっていたかも。

   「今にも壊れそうなものが、そこにあった時、
    それを、易しく丁寧に扱うことしか、
    僕にはできない。」

   「僕には、信じることしかできなかった。
    信じることしか。

    彼女を信じた。

    彼女を、信じた。

    信じていた。」

この辺から、失恋をしたことのない志郎と、一度過去の恋人を忘れようとした乃里子の方が、元彼を選んだ。いや、クリスマスの晩に、フジちゃんの店に行こうと、流れタクシーを一生懸命拾おうとしたが、無理だった。
そして、そのうち元彼のBMWが止まった。あぁ・・・終った、という瞬間。志郎を応援していたのに、すごく残念。


まとめに入る、フジちゃんの店で、祖母から

   「Sugar & Spice。優しさとタフ。
    優しいだけじゃ、女はダメなんだよ。」

と。映画の題名、キャラメルの印刷、ストーリー展開。
淡い恋物語が、日本の若い男性諸君へ贈った言葉である。


そして、最後の手紙、

  「大好きだったよ、ありがとう。
   たくさんの優しさ、ありがとう。」

そうやんな。出尽くすまでの優しさを与えていたに違いない。
でも、それだけでは・・・ダメなんだよね。
志郎も、「顔も見たくない」と思うような失恋をして、成長をしてゆく。




待てよ、僕は失恋を・・・。
僕は、失恋という感覚を知らない。

なぜなら、最初に "恋した" 彼女で、恋愛というものを知り、
優しさをぶつけて、そしてその人を追いかけて、
心が通って、心が通い合って、そして、そのまま今に至る。

その彼女は、そう、今の妻だ。


"すれ違い"や、"片想われ"は、あったかもしれない。でも記憶にはない。意識も全くない。だから、失恋はしたことがないのだ。

ということは、失恋の疑似体験を、こういう映画でしか得ることができないのだ。

今、DVDレンタルを続けてしまったが、その理由がわかった。
失恋をしていないことが「劣等感」となって、「優しさとタフ」の使い分けができない、障害を持った人間なのかもしれない。
だから、それを克服するために、映画を探している。

最近恋愛映画を追いかけている、立派な理由がやっと見つかったかも。
今、言葉になって、説明できそうだ。

結婚して13年。彼女と付き合って、というか、妻と知り合って20年。
いつも妻にはウワテを行かれ、悔しい思いをすることがたまにある。
それではいけないと、どうすれば鍛錬できるのか考える。
でも、超えることができない。

まだまだ、劣等感と戦うことは、なくならないだろう。
でも、身近なことから前向きに考え、自分を成長させることをやめないでおこう。

しなくても良い失恋をしていないのだから。
それで、たくさんの映画を楽しもう。
ありがとう、中江功監督。
posted by わて at 23:34| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月03日

邦画「クローズド・ノート」を見て

順番が逆になったが、「クローズド・ノート」の感想も書いておきたい。

何たって、沢尻エリカが主演している映画を探し「シュガー&スパイス 風味絶佳」の後に続けて見たかったのだから。

見終わって、シナリオの作りが良い、と感じた。
少し残念なのが、沢尻エリカよりも竹内結子の出番の方が多かったのが悔しい。主演だと思ったのに・・・。まあよしとしよう。

中でも、本映画の見せ所である、伊吹先生(竹内結子)が隆(伊勢谷友介)を想う気持ちと、香恵(沢尻エリカ)が隆(伊勢谷友介)を想う気持ちとが何回も重複する部分(言動、行動、感じ方)は、見事だ。


記憶に残る台詞をいくつか。

伊吹先生が良いことを言った。
合唱コンクールに参加し、賞は取らなかったけど、不登校の子が学校に来るようになったし、クラス一丸となってコーラスをした後のこと。


  「子供達にいっぱい勇気をもらった。
   諦めなければ願いはかなうんだ。
   私もいつかを夢見て、まっすぐ歩いてゆこう。」


まるで、先日見た「未来予想図」と同じだった。偶然だ。
その後、香恵は、隆の下に告白しに行く。
勇気を持って。


もう一つ。

香恵のバイト先の、万年筆屋さんの女店員が言った言葉。
香恵が、「どうしたら万年筆を売れるようになれるのでしょうか?」という質問に対して。


  「大事なのは、ストーリーかな。
   人の心を動かすのは簡単じゃないから。
   例えばねー、恋愛と一緒。
   ストーリーを作らずに、クライマックスを語ったって
   誰の心も動かせないでしょ。」


その通りだ。んー・・・?なんか聞いたことあることに似てるなー・・・。
妻が、僕に掛けてくれた言葉とそっくりだ。


さらに、これは香恵が、隆の自転車の後ろに乗せてもらいながら、隆に話した言葉。実は、告白のつもりが、回りくどい言葉となって、隆に伝えていく、しかしそんな彼は、彼女の気持ちに気付いていない。いや、気付いているけど、それに答えることはできない・・・。


  「出会いって不思議ですよね。
   意識するまでは、いくら会っても出会ってない訳で、
   意識して初めて、出会ったことになるんですものね。」


さらに、本当は隆が想いを寄せている女性の存在を知った香恵は、石畳を登って帰宅する隆に向かって家の窓から叫ぶシーン・・・


  「私、意識してしまったんです。
   そして、石飛(隆)さんに出会ったんです。
   私じゃダメですか?」
   
  「ごめん・・・」

あぁ、可愛そう・・・。



最後に、この映画で頻繁に使われているキーワード。
それは、


   「心の力」


場面のあちこちに出てくる。
これは、伊吹先生の日記の最初の頃、確か写生大会の日に、これから信じていこうと確信した「言葉」。しぐさは、右手握りこぶしを、左の胸つまり心臓部分を軽くトントンと2回叩く。何も言わないけど、「心の力」に頼る時に「信じているからね」とか、「念じていればいつかはかなうよね」とかだと思う。
小学校の先生においては、子供達に掛ける熱心な気持ちが力となって、子供達を良い方向に向けてくれること。
恋愛においても、念じていれば、想いはかなう、とか。

その力が、香恵にも宿って、隆への想いがかなえられていくと信じていた。香恵にも、そしてこの映画を始めてみる人も。

しかし、ある答案用紙の裏に書いた、伊吹先生の後ろ姿のデッサンを見た時は、ドーンデーン返しー!このクライマックスがたまらなく良かった。



最後に、一つ前に観た「シュガー&スパイス 風味絶佳」との類似点。
主役男性の自転車の後ろに、主役女優の沢尻エリカが乗っているところ。

横乗りだから、男性の腰に手を回さざるを得ない。
自転車に乗せてもらいながら、楽しそうに話したり、幸せそうに乗っている時の沢尻エリカの笑顔がなんともいえず、可愛い!
典型的なシーンだけれども、何と連続で観た2つの映画で、偶然の共通点だった。

だらだら書いた。
でも、自分の日記だから許してください。
終わり。
posted by わて at 23:55| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

過去に抱いた夢で、かなえ済みリスト

少し迫力がないのだが「普通に仕事を持ち(「サラリーマンになり」かな)、普通に結婚し家庭を持ち、普通に子供が生まれて、育ててゆく」、こんな夢を抱いていたことがある。

それは、妻と結婚した頃の時だろうか。
不自由な暮らしをしたくない、とかではなくて、最低限度の生活は確保したいという、本能的な欲を満たすために、「普通の・・・普通の・・・」を取り上げていた。欲を出せば、キリが無いから、なんていってたけど、これまでもが、かなえ済みリストに挙がってくる。

 大学生になること、そして卒業すること
 会社に行く(サラリーマンになる)こと
  つまり、安定した給料をもらうこと
 音楽のある、仕事に就くこと
 そして、その仕事に誇りを持てるようになること
 結婚すること
 家族を持つこと
 子供を持つこと
 子供と一緒に遊ぶこと
 子供を学校に行かせること
 家を持つこと (マンションを買うこと)
 車を買うこと (特に新車)
 必要な家電製品を揃えること
 

普通かなぁ?
平均くらいかなぁ?
まあ、今やっている作業は、相対的ではなく、自分の欲(または過去に抱いた夢)と、実行済みの事実の比較だから、他人は考えないでおこう。


さて、満たされていないことは・・・。
かなえていないことは・・・。
これが意外に難しい。
でも、もっと今の能力が高ければ、いや今からでも延ばしてゆきたいことがある。

 ・落ち着いた行動ができるようになりたい
 ・時間の使い方が、もっとうまくなりたい
 ・野生の「勘」を磨きたい
 ・言葉の使い方が、うまくなりたい。(これは前回にも書いた)
 ・知識欲が旺盛なので、もっと知りたい、学びたい
 ・本を読むスピードを上げたい
 ・物事の理解度を、もっと深めたい
 ・両親・兄・親戚と、じっくり話して、自分の起源となるものに焦点を当て、(間接的に)自分自身を知ることを深めたい。
 ・友人・会社の人たちとの関わりを深めてゆきたい


どうだろう。
忙しさばかりに追いかけられている時は、どうしようもなかった。
しかし、今年の1月からは配属部署が替わり、早く帰ることができるようになってきた。考えを深める時間ができてきた。

欲しいものはないのか?
もっとお金を溜めなくてもよいのか?
他に買いたいものは?
最低限に欲しいものは?ぜいたく品を欲しくならないのか?
満たされていないところはないのか?
家族への投資は十分できているのだろうか?

多過ぎて、整理・整頓がつかないので、他の、適する言葉を捜すことにする。
posted by わて at 21:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月02日

邦画「未来予想図 〜アイシテルのサイン〜」を見た

DVDレンタルで邦画「未来予想図 〜アイシテルのサイン〜」を見た。

公開前の予告編を見た時、「ああ、学生の時はドリカム好きやったなぁ」とか、「カラオケでよう歌ったわ」とか思っていた。今でもドリカムは大好き。そして、映画館で見れなくても、そのうち見たい映画の一つであった。

もう一つ見たい理由がある。恋愛映画を勧めてもらい「シュガー&スパイス 風味絶佳」を見た後、沢尻エリカ出演の映画を続けて見たくなった。そして「クローズド・ノート」を見た。さらに同系統の恋愛映画に染まりたくて、「クローズド・ノート」の延長線上の作品を探した。

だから沢尻エリカへに期待することを「未来予想図・・・」に求めてしまった。しかし、松下奈緒はその期待に答えるものではなかった。ストーリーは普通だし、映画特有の深さを感じなかった。

でも、文句ばかりではない。いいところを思い出しつつ、2回目を見ながら確認していった。
ロケ地のスペインのガウディによる「サグラダ・ファミリア」は素敵だった。これは誰もがそう思うだろう。

そして、心に残る、いい台詞がいくつかあったのでピックアップする。


病気だった主人公(彼女)のお母さん役である、松坂慶子の手紙に書かれていた言葉。

 「大事なことって、ちゃんと伝えるチャンスは少ない」

これは、自分の家族の中でも言えるし、実家の父母、実の兄へに対しても言える。僕は、ことば数が少なくて、妻に誤解を与えることが多い。
そして、適する言葉がすぐに思いつかないため、思いつきで出てきた一つ目の、適さない言葉を言ってしまって、誤解を与えたまま会話を進めてしまったりすることが良くある。

もちろん、日々の仕事の中でも、大事なことを伝えきれていなくて、後で悔しい思いをしたことは、何回もある。

言葉の重みと、最初のひと言目が、大事であるってこと。



もう一つ。
主人公(彼女)が勤めている出版社の上司(編集長)から、彼女に掛けた言葉。取材の仕事に行き詰っていて、どうしても抜け出せない状態の時。

 「自分の(好きな、やりたい、書きたい、好きな人の)ことも見えていないのに、(取材の)他の人を見ようったって、無理な話だよ」


ここで、自分のことに振り返ってみる。
自分がしたいことを、人にうまく伝えられなかったり、整理できていなかったりするにもかかわらず、製品が売れるための仕組み作りとして、「買いたい」「欲しい」と思わせるためのセールスやマーケティングのことを仕事として一人前であるといえるのか?

こんな矛盾を考えながら、自分の無知に気付く。
何とかせねば。


まず、映画「未来予想図・・・」を見るきっかけはなんだったのだろう。夢に向かって、ずっと思い描けていれば、きっと、夢はかない続ける。そう元気付けるのが、この映画のメッセージのはずなのだが・・・。


何が自分の夢だろう。

何が?

かなわない夢はあるのか?

今まで追いかけてきたものはなんだろう。

少しずつ、この映画を「見たかった」「見るべきだ」と思った理由を確かめてゆく。


次に、DVDならではの、予告編の台詞およびテロップより。


 「不器用かもしれない。それでも、自分に素直になれば、
  未来はきっと輝く。未来予想図。アイシテルのサイン。
  ほら、思ったとおりに、かなえられてく・・・」


さらに、ドリカムのインタビューが入っていて、中村正人が伝えてくれた言葉。

 「夢を持つってことが、どれだけ人生に大切なことか、ってことが(映画を見れば)わかってもらえるね。」

そう。

夢を持たなければ、成長しないんだ。
40歳になって、昔は夢だったことが、どんどんかなっていって・・・。
そして今、夢を追いかけていくことにサボり始めてしまっていて・・・。

欲を出さずにいて・・・欲を持たないようにしてしまって、そうするとたくさん夢をかなえ終わってしまったような気がして、そんなはずはないのに、空虚感が見え隠れする。


いや、今に満足することなく、前向きに。

以前の通り、「欲の整理」をして、ある夢に向かって、一つでも多くの夢をかなえること目的として。

少し、このブログを書き始めた時のことを思い出してきた。

かつて書いたことのある「欲の整理」。

夢を追いかけたいのであれば、その夢が何か知るために、自分自身が考えていることを言葉で表現するために、このブログを始めた。

ブログを始めて1年になるが、当時から夢を見ることが少なくなってきたからだ、と気付いてきた。

良かった。

このブログを続けて良かった。

そうだ、誰も見ていないのだから、思い切って、ここに夢を語ってゆこう。
posted by わて at 00:14| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月11日

「売れる営業」の科学

■「やる気」に直結する5要素

「やる気」を起こさせるアプローチは、部下のタイプにより変わる

1)獲得
 契約など何かを獲得したいという意識

2)成長
 自己成長などによりやる気になる意識

3)評価
 上司や顧客から評価されたいという意識

4)征服
 大きな会社や案件を落としたいという意識

5)責任
 立場に付随した責任でやる気になる意識

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■困った会議の5タイプ

1)報告会
 決定事項を延々聞かされる

2)独演会
 上司の講演を拝聴するだけ

3)尋問会
 売れないことを責められる

4)恫喝会
 単に気合を入れるだけ

5)慰め会
 愚痴を言い合って終わる

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会議の本来の目的は3つ

1)インプット
 「最新情報」「成功事例」「競合情報」の学びの場

2)アウトプット
 誰がいつまでに、どのような手法で実行するかを決める場

3)アドバイス
 部員に案件ベースではなく、営業の手法を伝授する場
posted by わて at 00:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月04日

映像作品撮影後

同書の引用より。

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編集については、全部撮り終った時点で考えればよいとばかり、現場で手当たり次第にカメラを回し、そのことがドキュメンタリーの特徴だと思い込んでいるのである。
しかし、こうした無計画性は、作品の軸がいつもぐらつき、とかくおいしい場面、興味本位の場面だけを羅列する結果に堕してしまいがちだ。要するに、目先の誘惑に打ち勝てなくなって、腰の坐らない作品を作り上げてしまうのである。

構成台本を書く時、スタッフとの打合せの時、そして撮影現場での取材中、演出者に常に作品の全体像を意識しながら、いくつかの編集構想を練り上げておかなくてはいけないのだ。この方針は、いざ実際の編集に寄りかかっても、ほとんど変更しないくらいの確固たる信念を貫きながら、段取りを決めておくことが必要なのである。
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撮り溜めた、多くのビデオテープ、未整理の撮影素材を見ると、そこには多くの金脈があるようだ。つまり、これをお金に捻出するためのノウハウさえあれば、フル活用できる、利用したい人が必ず居る、閲覧して共感してもらえる瞬間がある、と思って止まない。

忙しさにかまけて、後回しにして、それらをお蔵入りさせてきた。
仕事とプライベートとを分け隔てなくできるならば、十分な時間を費やして、映像作品を仕上げたい、こう思う訳である。

続けてしまったが、この話題は、今回でオシマイとする。


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posted by わて at 22:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映像作品撮影前の準備

同書の引用より。

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知り得た事柄をどこまで導入し、どれを捨て去るかが、作品のよしあしを決定付けるのだ。
作品を、時間無制限に制作することは、不可能である。そこで、ある時間内に、どれだけのことを描き込むのかが、重要なこととなる。

作品の基本姿勢は、いかに知り、以下に知ったことを上手に捨てるかが、重要なのである。
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撮影している時は、必死になって最終作品のイメージを持ってみようと試みる。しかし、そう簡単に問屋は卸さない。考えられるアイデアのすべてを投入して撮り、そして捨てなければならないようだ。
現場を踏んでみて、痛感する。
posted by わて at 22:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月28日

映像作品制作開始前の準備

同書の引用より。

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一般的にプロの場合の制作準備は、ネタ(素材、題材)決めから始まり、事前の調査、取材、そしてロケハン(ロケーションハンティング−−−撮影場所の実地調査)を行い、それらを踏まえて、進行構成台本の作成が進められているのである。

台本ができあがると制作に携わるすべてのスタッフ、時にはプロデューサーも加わるが、通常は、カメラマン、照明マン、音声マン、などの技術者と、AD(アシスタント・ディレクター)、他に今流行のリポーターや、時には台本を書いた放送作家が参加、こうした人々を前に、担当ディレクター(演出者)が、台本を見ながら、順次、その狙いや主旨、具体的な撮影の段取り説明を行う打合せが終れば、準備完了というわけだだ。

※ネタ:
一般には、手品などの仕掛けという意味で使われるが、映像作品においては、素材(登場人物と、その成り立ち、そして作品に描かれる出来事やその情景)を指してネタと言っている。ドキュメンタリーの場合の完成度は8割近く支配されるといって間違いあるまい。

※ロケハン:
撮影のために必要な、選び出されたいくつかの場所を実施調査し、撮影プランを立てること。

※スタッフ:
映像制作にかかわる各部門担当者を総称する言葉。ドキュメンタリーの場合は、やや劇映画のスタッフと異なるが、主にプロデューサー、演出家、脚本家(または構成作家とも呼ぶ)、カメラマン、照明、録音、編集、そして作曲家(または選曲者の場合もある)が中心的スタッフである。他にドキュメンタリーには、ナレーター(語り手)や、リポーター(現場報告者)がスタッフに加わることが多い。
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プロのすることは、専業者が多い。一方、アマはマルチプレイヤーが多い。いや、アマは(自費だから)予算の関係で、他人を雇わないことがほとんどである。引用にあるように、それぞれの担当者を雇っていたら、お金が足りない。そして、いつまで経っても撮影に踏み込めない。そうでなく、全部の仕事を兼任して、他人に頼らず、仕事は我流で完成させるのが、アマである。

プロでもないのに、仕事で撮影を仕切る場合があった。その準備の時、悩む。カメラマンは他人(業者)に任せ、ライトマンも・・・。いや、これも他人に任せることは出来ない。それなら、カメラマンにライトマンを兼ねてもらう。

自分がディレクターになり、恐る恐る進行させ、「撮り忘れが無いはず」という気持ちでどんどん進め、時間内に撮影を終える。その後、後悔しまくり。事前に得コンテ程度は書いておけばよかった、などと思い、今度はしっかり準備しよう・・・と思うわけである。
posted by わて at 21:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テレビ放送作品のプロ

同書の引用より。

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テレビ放送作品の制作を職業とする”プロ”について触れておこう。

ある題材・テーマをじっくり探り、研究し、自分の中に、あるいはスタッフ一人一人の中で、良い酒を醸成させるように、今だ!という気運が盛り上がった時にこそ、制作活動を開始する。これが、プロ・アマを問わず作品制作の理想の”手順”であることは、誰もがうなずく正論であろう。

プロは与えられた時間と、様々な制約の中で、いかに自分の実力を発揮できるか、−−−つまり、どんな素材や狙いでも、どのように料理したら面白く、少しでも多くの人に興味と感動を覚えさせられるか、−−−に全神経を集中させるのである。

要するに、プロであろうとアマチュアであろうと、どれほど自分自身を含めたスタッフが、惚れ込める部分を探し出せるかが、作品の出来・不出来を根本的に左右すると言うことなのだ。

ズバリ言えば、「撮りたいもの、本当に撮りたいものを撮る」−−−この一言に尽きるわけである。
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プロは仕事で、締切が決まっている。
アマは、ホビーなので、納得いくまで作りこむことことに時間を費やすことができる。コンテストに応募するなどの場合は別として、そのプレッシャーの強さは雲泥の差があって、それでもプロは放送作品としての質を維持することが求められているのである。

自分が「見せたい」ことが本当に感動してもらえるものなのか、共感してもらえるものなのか。ある程度自信を持たなければ、制作活動は全く進まない。

仕事では、半分プロで、半分アマで、映像制作する立場にあり、何を勉強したら、どんな書物を読めば、いい作品を作ることができるかわからないため、実は内面ではとても迷っている。プロとして稼いでいる人には申し訳ないが、今のところ、自分の直感に頼ってしまっているところである。
posted by わて at 20:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

映画監督

最近読んだ本で、感じた事。

そのまま引用するかもしれないので、書名を書いておく。
ところで、書名を書きさえすれば、ブログで引用するのは著作権侵害とはならないんだっけ?

まあ、いちおう・・・

東京書店
「ドキュメンタリービデオの創り方」
遠藤敦史 著
定価:本体1400円+税
ISBN4-88574-810-0

さて、映画などの映像作品に触れる時、「いいシナリオだなー」とか、「感動させるのが上手いなー」とか、感じることがある。さらに、「自分も作品を作れないかなー」とか「どうしたらいいシナリオができるかなー」とも考える。創作意欲が沸いてくる。そんな中、やっとノウハウ本らしき本を探しているうちに、本書に出会った。

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まずビデオカメラを通して撮られた映像そのものは、現実そのままの姿ではなく、あくまでも電気的な作用を通した、現実に似せた虚構的なものであることを認識する事が必要である。
その論旨で考えるならば、ドキュメンタリーといえども、決して現実のありのままを撮っていると思ってはならないのだ。とかく、ドキュメンタリーを撮っていると、そこに表出してくる映像は、”現実そのもの”であると、錯覚しがちなのである。
とにかく、この錯覚を捨て去る事から、ドキュメンタリー作品の制作に着手しなければ、その作品は現実の現象にただ振り回されているだけの、真のリアリティーを発揮しないものになってしまうのである。
そこで作品演出上の誇張や、デフォルメが必要であり、さらに作られた虚構性を、いかに作品の現実感を倍加させる形で組み込まなければならないかが、重要な鍵となるのだ。
これは、絵画・写真、そして詩・小説・戯曲・ルポルタージュなど、あらゆる表現手段においても共通する基本的概念である事を忘れてはならないと思う。(以上、第1章「映像と基本」より)
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仕事でもプライベートで、カメラを向けて撮影することがしばしばある。現実に「起きた物事」をいかに「伝えたい事」に集中したい、とまず思う。それも短時間で、かつ分かりやすく。
この作品を見るだろう人の視点で、どこで面白いと思ってもらえるか、どこに感動してもらえるかを、常に考えながらカメラを向けることで、自ずから、シナリオが出てくるのではないか、そう思いながら撮影をする。そして、頭の中の「絵コンテ」の完成度に妥協する。そして深く反省してしまう。それらを繰り返している。

人生(生き方)もそうかもしれない。あらかじめ素晴らしいシナリオを考えておいて、それに沿って行動を起こせば成功するはずだ!自然と成功するように導かれるのだ、と思っていた。小さい頃は、何でも成功してきたように思っていた。しかし、大人になってからは出たとこ勝負で、そう簡単にいいシナリオはできてこないし、その通りにはいかない。現実とシナリオとのギャップに悔やみ「もっと先を読める映画監督にならないと!」と自分に鞭を打ち、訓練しようと試みる。予測をする精度が悪くなったのか、それとも高望みなのか?能力が低くなったのか?

今までのやり方を改善したいが、ふと「いいシナリオを書きたい」という欲を再び思い返す。「そうだ、いいシナリオ作りはどうすればよいのか?」と、いいキーワードがないかを探したいために、本書を読み進んだ。

posted by わて at 00:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月30日

ソフトボール

昨日、ソフトボールの試合があった。
町内の青年会メンバー、いわゆる「祭り仲間」で構成するメンバー。

会社からの帰宅が遅い日が多く、平日の練習試合になかなか出れなかったが、昨日は「絶対行ってやる!」という気持ちで帰宅した。

晩ご飯を食べ、ユニホームに着替え、いざ出陣。
自転車に乗り、少し風が吹くと肌寒い。
もう秋も終わり、冬か・・・。

夏の間は、ほとんど出席できずで、悔しかった。
でも、以下の理由、いや目的で、2年前から始めた。

 ・遅くまで会社で仕事をしないために・・・
  思い切って「私用があるので」という理由があれば、
  会社から脱出する動機が沸くから・・・
 ・地域の人と交流する事で、子ども達の親とのネットワークを
  作っておき、日頃の関係作りと、いざと言う時のために。
 ・運動不足

目的が達成できているか?

No.

残念だが、時間を捻出することができていない。

いろいろ思いながら、紅白戦開始。守備はレフト。打席は7番。

結果は、3打数1安打。
守備はと言うと、エラー3回。これが痛い!
チームの勝敗や、試合の流れまで変えてしまったかもしれない。

リフレッシュのためにやっているソフトなのに、
これではメンバーに謝ってばっかりで、
ストレスが溜まる?!・・・

あんまりスッキリしない、リフレッシュでした。

もう少し、頻度を上げて参加していたら、えらーばっかりしなくて済むのに。

反省しながら、口惜しさをかみ締めながら、寒い道を自転車をこいで帰宅しました。

来週も、がんばろう。
posted by わて at 23:38| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月03日

好きな仕事をする、ということ

今日、妻と話していたら、「鰻のおにぎり」作りに打ち込んでいる人のテレビ番組を見たと言う話を聞いた。
お客様の支持を得るため、または会社内の審議でGOサインをもらうため、一生懸命、そればかりに専念している姿。
番組を見なくても、なんとなく妻の話から伝わってくるものがあった。

何かに打ち込んでいる人は、すばらしい。輝いている、と思う。

何かに打ち込んでいるものを持とうと思い、社会人になってからは、仕事に打ち込むようになった。いや、どちらかと言うと、販売している製品や、そのお客様のことを考えることに打ち込むようになってきた。

自分で自分のことを「すばらしい」と思う人になろう、なんて気は無いが、得意なこと、好きなことができれば、と思って会社を選んだ限り、いいお給料をもらいたいから、というのは二の次になっていた。

自分に専念させてくれるテーマが常にあること、そんな職場を、与え続ける状況となっている。チャンスがなければ、こんな仕事はしなかったと思う。常に、今がチャンスかな、と思いながら、自分に鞭打って日夜頑張って・・・しまう。

そして、夜遅くなり、ああ・・・また遅なってもうた・・・。
posted by わて at 23:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月29日

自然観察教室

昨日、娘が通っている小学校が企画する「自然観察教室」に参加した。

こんなことはめったにないと、娘たちは手帳、鉛筆、消しゴム、ルーペ、水筒、タオル、(と教科書通りのアイテム)を持って、出かけた。

樹木のことなら何でも知っている(とにじみ出ていた)自然観察の先生を招き、近くの公園を散策し、木のことをいろいろ教えてもらった。

木の名前は聞いたことはあるが、それを一つ一つ教えてもらうなんて、(この歳では恥ずかしいので)小学生に付き添うくらいでないと、得られない内容だった。


■ひらどつつじ
特長は、赤い花が咲く。葉っぱが小さい。
谷川の水しぶきが上がるような所に生える。渓流植物と言う。

■琉球つつじ
白、ピンク、薄い紫の花が咲く。

■みつばつつじ
垣根に使われる。
うまく刈り取ると、次の年に花が咲く。七月くらい。
刈り取りが遅すぎると、つぼみまで切り取ってしまうので、咲かなくなる。

■唐ねずみもち
「もち」というのは、とりもち(接着剤)のもち。食べる餅ではない。
唐は中国のこと。つまり外国製。安いので輸入品が使われる。

■へでら・つた
つるがある。

■いちょう
何千年も生きる。
メス・・・銀杏がなる。オス・・・銀杏がならない。
黒い木の表面の中には、白い細い筋がある。
動物の通り道。むささびや、台湾リスが通るため、色がはげる。

オスとメスを見分けるのに、葉っぱでわかると言うのはうそ。
真ん中で割れているのは、ズボンのようで男。
割れていないのは、スカートのようで女。
そんなことはない。
木の下の方につく葉は割れていて、上の方は割れていない。
同じ木に、両方ついている。だから、葉では判断できない。

■そめいよしの (桜)
葉っぱの面の付け根に、たんこぶのようなものが2,3個あるのが「桜」の種類だと思ってよい。

■しだ
丸い葉っぱ。岩にくっついて生えている。

■ふじ
複葉、羽状、13枚で1枚の葉っぱ。
ふじは、右巻き。先端から見て時計回り。
あさがおは、左巻き。先端から見て反時計回り。

■あせび
毒がある。食べてはだめ。

■冬づた
上に向かって生えている。

■赤しで
種類によって、筋の数が違う。

■ろうばい
ろうばいの実がなっている。

■みつばつつじ (再掲載)
種類が多い。蜜が甘い。

■白葉かえで
枝の出方が交互。太陽に当たりやすくなるため。
もみじとは、紅葉のこと。「かえで」が植物の名前。

■びようやなぎ
垣根にある。

■ゆずりは
上に葉が出て、上を優先してから下の枝が出る。譲っているので「譲り葉」という。

■楷(かい)の木
中国の人の名前。

■つわぶき
食べられる。

■さわしば(沢芝)
花が集まっている。


小学生相手に、易しい言葉で解説していただいたのが、印象に残った。
posted by わて at 22:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月08日

私利私欲ばかりではないが、無欲なのも困る。

「目標」設定が難しいので、欲の整理からやってみる。

前回同様、

 ●「いい父」であることを維持する

 ●「いい夫」であることを維持する



身近な習慣から、

 ●小さい頃、余りにも本を読まなかったので、今から少しずつ、興味を示すものからでよいので、読み始める。

  ・・・劣等感からくる、知識欲かなあ。


 ●地域の人達と、一緒に何かをする喜びを得ること。


  ・・・これは、娘達がいるから、「・・ちゃんのお父さん」という地位を確立するためだと思う。祭りや町内のソフトボールなど。最低限かな。少し前には、近くの学生さんと一緒に議論をぶつけ合うような、そんなサークルがあったらいいのにな、と考えていた。起業精神があった頃だと思う。今は、そんな気はない。どちらかと言うと、今の会社の立場の延長線上で、自分は何で一番貢献できるか、ということを考えている。



 ●会社で、より多くの社員といい関係を築く

  ・・・友達は多いほど幸せだと思うけど、会社は仕事と関係なければ、あまり友達っぽく振る舞えないなぁ。でも、同期の連中だけは少し違う。出世競争みたいなものはない社風だが、お互い励ましあっている気がする。自分以外は、そう思っていないかもしれないが、少なくとも自分ではそう思っている。一生のうちで、大切な財産かもしれない。


 ●田舎で細々生活するより、都会に出てあくせくする、変化のある生活(仕事)がしたい。

  ・・・転職や転勤ではないが、刺激を求めているということか。マンネリはイヤだ、という普通の考え。



 ●チームで協業して、会社の業績に貢献したい

  ・・・これは、模範解答的だが、人事への提出書類に書いた覚えがある。行間は何かなぁ?出世か?給料アップか?多くの部下を持つという支配欲か?今では、こんな考えは古いかもしれない。



 ●仕事を楽しくしたい。楽しく仕事がしたい。楽しい人と仕事がしたい。仕事していたら、メンバーが楽しい人になっていくようなチームを作りたい。

  ・・・これは、行間は何かなぁ?ムラ意識かなぁ?こんなことを考えるんだったら、今の部署で一人ずつ、共感を覚えるような言葉をかけれられるような先輩社員にならんとあかんねやろなぁ。


 今日は、これくらいで。
posted by わて at 22:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

目的、目標

今、なぜ会社に行っているのか?と考えると、お金を稼いで家族を養っていくことかなぁ。しょっぱなから、普通・・・。

少し、自分が何をしたいか、自分は何を目指しているのか、少しずつ書いてゆきたい。

言葉にできるものから・・・


 ●いい家族を持って、いい父であり、いい夫でありたい。


数年前、妻と話している中で、「普通に家族を持って、普通に子供を授かって、普通に養っていくことができることは、とても難しいことなんだと思う。」という話をした。社会に出て、ある程度の生活レベルに慣れてくると、難しいことをこなしてゆけるようになる。そして、それを普通と感じるようになる。そして、高い目標を持つことが、新たな幸せを求めることになる。
このように思っていたが、本当に実現してきた。

つまり、

 ●幸せな家族を持ち、子供と一緒にいる時に幸せを感じ、それを妻と共有・共感する。


という夢が、本当に叶ってしまった。

妻が長女の妊娠のときからもう8年以上になる。
妻に任せてしまっている育児や家事をできる範囲で手伝い、家族のためのことで忙しく通り過ぎてゆく月日であった。今は、次女も(甘えてくるが)大変な世話をしなくても良いくらい手が離れた。そして、夜にはこんなブログをかけるくらいの時間を持てるようになった。

最近、目指すものを失ってしまっているかもしれない。
高い目標を持てなくなったのかもしれない。


少しずつ、少しずつ、これからの方向を定めてゆきたい。
posted by わて at 22:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月31日

帰宅

今日は、会社から早く帰ってきた。

ラジオを聞いたり、先輩から教えてもらったところ、今日は「愛妻の日」らしい。何をしてあげるかを思いつくまでもないが、とりあえず「早く帰ろう」と思った。

休日には、たわいない話をして、子供たちが遊ぶのをみるのが通常だ。しかし、平日は帰宅が遅いので、そういう訳にもいかない。

スーパーでアイスを買った。よく見ると、店はバレンタインの店舗デコレーションが始まっている。「これはいいタイミングで設定したな。」と思い、帰宅した。

妻は、「愛妻の日」というのを知らないらしい。
そして、先日思いついた通り、テレビを見た。

たわいない話をしたが、「会社の愚痴」でも言おうかなと、話し始めた。あまり愚痴は出なかったけど、最近イロイロ話すので、妻は社内の事を分かってくれている。今までは「こんなこそこそ文句言うようじゃいかんな!」なんて思ったけど、妻のような"味方"には、"味方"になってもらおうと思い、話した。

明日への活力になれば良いな。

妻と、アイスを食べながら、話をしたという、たわいもない日でした。
posted by わて at 23:10| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月26日

休日

休日(土日)は、何をするか決めていない。
というか、家族の都合に合わせている。
正確に言うと、自分以外の家族の都合。

子供と遊ぶのも良し、読書にふけるのも良し。
また、持って帰ってきた会社の仕事をするのも良し。
しかし、充実感を感じるのは何かなぁ?

お金を使って、何か新しい刺激を求めることか?
例えば、コンサートとか、演劇、映画、講演、博物館/科学館/美術館など。
何も考えず、休息を取って月曜から金曜までの仕事に備えるだけでは面白くない。

趣味をするか?
ん?
趣味?
そう言えば、人に伝えることができるような「趣味」と言えるのが難しい。いや、今のところ「ある」と言えない。

よし、趣味を探そう、いや趣味と言えるものを続けてみよう。

今までやったことのあるものから:
 ・バスケットボール
 ・ソフトボール
 ・街の探索
 ・本屋、レコード屋めぐり、楽器屋も好き
 ・ピアノが上達したい
 ・読書
 ・昔から溜まったオーディオカセットテープ、ビデオカセットテープを、CD/DVDにする
 ・歌もうまくなりたいなぁ
 ・パソコン (これって趣味?)これは却下。
  そう言えば、仕事で仕方なく使うのは仕方ないが、「パソコンがすき」、な訳ではない。どちらかというと、便利に使いこなすことが好き。
 ・組み立てパソコン (最近はやってないなぁ)

・・・

おっと、趣味ではなく、やりたいことリストになってしまった。

これからは、目的、目標を作って、それの過程を趣味にしようかな。
次からは、今の生活の延長線上で、自分の目標を、文字にしてゆこう。
posted by わて at 23:02| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何と!今日からプログ始めました

最近考えていることを書こうとすると、あまり出てこない。
会社の仕事の中で、日常生活で、あまり刺激がないのかなと思い、妻に相談したら、いろいろ教えてもらった。

「変わったことをしたら?」

●テレビを見る。
わては、テレビを見ない。
理由は、見たくない番組でも、画面を見始めると固まってしまい、やりたいことも忘れてしまい、後で後悔するから。
恐らく、性格的には「テレビが好き」なのだが、その「映っているのに操られて、それを娯楽として時間を浪費する」という、この行為がいやなようだ。

●本を読む。
図書館が近いので、通っている。
何とはなしに借りているが、最近読書欲が強い。
達成感かな。それとも、知識欲かな?
それとも、小さい頃からぜんぜん本を読まなかったので、そこから来る劣等感や、「焦り」みたいなものかも。
妻に言わせると「ノウハウ本」ばっかりとのこと。何とはなしに選んでいるが、そんな傾向があるらしい。

●映画を見る。
テレビの画面でなく、大きな画面で、どきどきしたい。感動したい。いい映画に遭遇したい。一緒に見た人と、共感したい。そんなところかなぁ。

●野球(ソフトボール)
これは、既に始めていること。春〜夏〜秋だけのもの。町内会チーム。実は=(イコール)夏祭りチーム。でも、今は冬なのでお休み。

●買い物をする
お金が掛かることは、この際避けようか。

●子供と遊ぶ
これは、毎週末の日課。将棋、オセロ、トランプ、かるた、ウノ、積み木、レゴ、読書。最近求められるのは、体を使った遊び。どんどん大きく、重くなってくる娘達を感じ取り、自分の体力が衰えてゆくのを感じる、今日このごろ。
posted by わて at 00:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする