上司の勧めで、管理職のスキルとしての、「コーチング」の本を読んだ。他にも、「目標管理のためのコーチング」の通信教育講座を終了した。自分を伸ばすスキルアップばかり考えていて、管理職になってからは、他人のスキルアップを考えるなんて、あまり考えていなかった。
以下、巻末のまとめを見つつ、コーチングの知識として、少しずつでも習得したい。
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書名:カウンセラーのコーチング術
出版:PHP研究所
著者:市毛恵子
定価:本体1,300円(税別)
発行:2002年10月15日
ISBN4-569-62348-4
第1章 リスニングのスキル
[1]どういうスタンスが必要か
◆部下の状態は自分に要因があるというスタンスに立ってみる
◆あなたという「刺激」に部下は「反応」している
[2]聞くことの効用
◆話をしっかり聴かれることで相手の中に起こること
@「自分はこの人に受け止められている」安心感が生まれる
Aしっかり聴かれた体験は、「自分の話には価値がある」という自信になる
Bその自信が「自分には存在価値がある」という自己肯定感につながる
C自分が何かを感じているのか、思っているのかがはっきりする
D新しいアイデアがひらめいたり、ばらばらだったイメージが統合されてゆく
Eカタルシス効果(内面の浄化作用)があり、気持ちが軽くなる
F話を聞いてもらった人は、相手の話を聞くことができる
◆「自分の話を確かにしっかり聴いてくれている」という安心感が大切
◆安心感があれば、人は話を聴いて欲しい
[3]信頼される聴き方とは
◆「こちらの聞きたいこと」ではなく「相手の言いたいこと」を心をこめて真剣に聞き取る
◆安心できる対話が信頼感を増す
第2章 コミュニケーションがストレス
[1]なぜ、コミュニケーションがストレスになるのか
◆未完了感がストレスの原因
◆あなたのコミュニケーションは完了していますか
@相手の話に反論をしてさえぎることなく、終わりまで聴いているか
A相手の話の途中で、「じゃ、こうしたら」「こうしろよ」とアドバイスや命令はしないか
B「そんなことはいいから」と相手の話をないがしろにしたりしていないか
C質問したら相手が答えるまで、黙って待っているか
D相手が受け取る準備ができてから伝えているか
[2]未完了の症状とは
◆攻撃的になる、内向的になる、強い刺激に依存する
◆攻撃的な人の話ほど聴く必要がある
[3]内向的になっている人にはこちらが「待つ」ことも必要
◆未完了感を減らしていくのは、「自分がちゃんと聴かれている」という完了感
[4]人の話はなぜ聴けないのか
◆時間が無いと思っていないか
聴くことで信頼関係を作る方が実は早い
◆勝ち負けにこだわっていないか
ストレスが高いときほど、批判的になる
◆自分が満杯だと聴けない
黙って終わりまで話を聴いてくれる人はいるか
第3章 相手のシャッターを開けるスキル
[1]完了感をもたらすスキル
◆説得では相手のシャッターは開かない
◆相手の気持ちを繰り返す
[2]相手の「身構え」を解く
◆声の大きさ・速さ、視線、姿勢、共通点などのペーシングでラポールをつくる
@相手が話している時は、作業の手を止めて聴いているか
A相手の方を見て聴いているか
B腕組みや足組みをしないで聴いているか
C相手が伝えたい内容だけでなく、相手の気持ちも受け取っているか
D自分の声の大きさ・速さ・トーン、表情や身振りにも意識を向けているか
E相手が話したことの内容だけでなく、その時に相手の表情、声まではっきりと思い出せるか
[3]つながりをつくる
◆「この上司と仕事をしている」という一体感がやる気を引き出す
◆部下の話や約束を覚えているか
[4]一緒にいる
◆「心ここにあらず」はばれている
◆体も心も全部で一緒にいる
第4章 相手の話を引き出すスキル
[1]沈黙はチャンス
◆沈黙が話題を深める
◆沈黙の間、自分から口を開いたり、資料や外に気をそらさずにいられるか
[2]促しの接続詞の効用
◆Butではなく、Andの接続詞を使う
◆意見を本当に伝えたい時には、相手が全部話して吐き切った時に伝える
[3]明確にするための質問詞
◆Whyを使うと、言い訳、陳謝になりやすい
◆Why以外の4W1Hを使って、相手の問題を明確にする
[4]苦手なモードに耐えられるか
◆一般化、正論では話は引き出せない
◆苦手なモードの話でも聴いていられるか
第5章 活性化のスキル
[1]プレッシャーをかけずに活性化
◆人から強制されたことには強くストレスを感じる
◆対話型のコミュニケーションが活性化をもたらす
[2]相手のリソースを聴く
◆自分の興味にこだわらずに、相手のリソースを聴く
◆「リソースの聴くこと」は、相手から元気を引き出していき、聞く側にも気づきがある
[3]強みを引き出す
◆「この人にはどのような力があつの蚊を見ていこう」という姿勢が必要
◆力を見つけるヒントは、本人がそれをすることが
●好きである
●ワクワクしている
●安心している
●いつの間にか自然にしている
[4]アクノリッジメントは正の強化
◆「Iの立場」であなたの気持ちを話すと対等の立場で伝わる
◆誉めようとするだけで、言葉以外の93%(視線、表情、声のトーン)が肯定的なメッセージを合う手に伝えてゆく

[5]どこを伸ばすか
◆伸ばしたいところに焦点を当てるために必要なのは
●今どこに焦点を当てたいのかがはっきりしている
●どこに焦点を当てることが相手にとって今必要なのかがわかっている
●焦点を当てたいほうに返している
◆自分の問題を対話に持ち込んでいないか
[6]フィードバックをもらう
◆フィードバックすることで、部下は責任のある立場に立つ
◆自動的、無意識なコミュニケーションを意識化する
第8章 効果的な伝え方
[1]相手の優位感覚に訴える
◆4つの優位感覚がある
●視覚優位
●聴覚優位
●身体感覚優位
●言語優位
◆自分の優位感覚を知って、表現方法が偏らないように工夫する
[2]優先順位の見分け方
◆相手の優位な感覚を知ることで、その感覚に訴える伝え方ができる
◆相手の優位感覚がわからないときには、いろいろな優位感覚に機能するやり方を試してみる
[3]叱り上手になるために
◆あなたが「正しい」ということを証明するために叱るのではない
◆相手が「今のやり方ではうまくいっていないのだ」と言うことに気づき、「他のやり方でやってみる」というほかの選択肢を見つけ、「自分にはやれる」という自信を持って、次のステップに向かうためにする
[4]叱り上手の6つのステップ
@一対一になる
できれば別室で話すことをお勧めする。
他の人への見せしめのためという意図が働くこともあるかもしれませんが、
本人にとっても他の人にとっても、それが機能することはありません。
ただ恨みを買うだけ。
A感情的になっていないか自分をチェック
Bうまくいっていない点は具体的、限定的に伝える
C他にどういう選択肢や可能性があるのかを聴き出す
D自信をつけること
E振り返りの時間を待つ
[5]スキルを自然に使うには
◆使うことに躊躇する気持ちを押し殺すと、不自然になる
◆スキルについて思ったり感じたりしていることを、正直な言葉を使って話題にしながら練習してゆく
第9章 確実に部下を育てるスキル
[1]何を動力にするのか
◆恐怖、嫉妬、競争心ではなく、夢、喜び、愛を動力にする
◆必要なのは、目的・目標、モデル、サポートシステム
[2]ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいないか
◆目標に対して、全人格的な同意が取れたときに、目標達成のエネルギーが飛躍的に向上する
◆見た目の反応、話の内容、声のトーンは一致しているか
[3]サポートシステムがあると強い
◆自分自身のサポートシステムはあるか
◆人間関係のサポートシステムはあるか
◆日常生活のサポートシステムはあるか
[4]決定権があると動きが違う
◆ストレスはコントロールできる時には影響を受けにくく、コントロールできない時に悪い影響を受けやすい
◆部下に活躍して欲しい時には、多くの場面で決定権を与える
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この本を通して、少しでも「コーチング」に関しての知識がついたかと思う。通信教育では、限られた時間に課題を提出すべきだったので消化不良だったが、他にも少しあたり、掘り下げてゆきたい。